東海大菅生 vs 聖カタリナ学園 センバツ2021
センバツ2021 東海大菅生 vs 聖カタリナ学園の試合の見どころ・結果を特集する。
◆3月24日(水) 1回戦 [第5日目]
09:00 聖カタリナ学園 3-4 東海大菅生 [見所]
聖カタリナ|000|000|102|=3
東海大菅生|012|000|01x|=4
✍️試合結果コメント
東海大菅生が、最終回に粘る聖カタリナ学園に4-3で勝利。東海大菅生は、大会5日目での第1号となる鈴木悠平(1年)のソロ本塁打で先制、3回には千田光一郎(2年)が大会2号となる2ランで試合を優位に進めた。投手陣は、背番号11の鈴木泰成(1年)、背番号14の松永大輝(2年)、背番号9の千田光一郎(2年)の3投手が継投し、粘るカタリナを振り切った。
一方の聖カタリナ学園は、創部5年目で初の甲子園。最終回には1点差に迫る粘をみせた。注目の好投手・エース櫻井頼之介(2年)は、2本塁打を打たれるも6安打に抑える好投。奪三振は7、129球の熱投だった。9回表、1点差で2死満塁のチャンスで、4番・川口翔大(2年)に回るも、後一本が出なかった。
試合のみどころ
優勝候補の東海大菅生に、初出場の聖カタリナ学園が挑む構図だ。
試合のキーマンになりそうなのが、聖カタリナ学園のエース櫻井頼之介(2年)だ。小柄で細身な体格ながら、最速145キロのストレートを持つ大会注目の好投手で、秋は8試合55回を投げて、防御率1.15と安定感がある。東海大菅生打線を最小失点におさえ、接戦に持ち込みたい。
一方の東海大菅生は、左腕・本田峻也(2年)に安定感があり、チーム防御率は1.64(9位)。攻撃面では、平均得点11.6点(1位)、打率.389(2位)、平均盗塁6.6個(合計53盗塁=いずれも1位)と、機動力を絡めた攻撃力は全国トップクラスだ。
聖カタリナ学園の越智良平監督は、早稲田大学では和田毅(SB)と同期。4年時には主将を務めて、東京六大学野球リーグで春秋連覇を達成。石川県の小松高校野球部の監督を務めたことがあり、東海大菅生のエース本田峻也(2年・石川出身)の兄が当時部員として在籍していた縁があるという。
◆主なポイント(注目選手など)
・東海大菅生でバッテリーを組むエース本田峻也(2年)と捕手の福原聖矢(1年・沖縄出身)は、共にU15日本代表を経験している。秋は、福原聖矢が一人で15盗塁を記録するなど、走攻守で抜群の野球センスを持つ。また、打撃面では、秋は控え背番号ながらチーム最多15打点を記録した小山凌暉(1年)などに注目したい。
・聖カタリナ学園は、エース櫻井頼之介(2年)が大黒柱だ。身長170センチ、58キロと細身で小柄ながら、最速145キロのストレートと90キロ台の変化球を織り交ぜ、得点を許さない。秋は8試合に登板し55回を投げて、被安打35、奪三振51、与死四球20、失点8、防御率1.15を記録。4番の川口翔大(2年)は、打率.440、8打点、本塁打1本を記録し、チーム三冠王と攻撃のキーマンだ。
東海大菅生のチーム成績・特徴
◆東海大菅生(ベンチ入りメンバー)
打撃力・足・投手力で秀でる優勝候補の一角。秋公式戦では1試合平均得点11.6点(1位)、打率.389(2位)を記録するなど高い攻撃力を誇る。左腕エース・本田峻也(2年)を中心に投手力も高く、防御率1.64(9位)、1試合平均失点1.3点(5位)と最小失点に抑え込む。特筆すべきは盗塁数で、決勝・日大三戦でも6盗塁を記録するなど、1試合平均6.6個(合計53盗塁)は全出場校中1位と機動力も高い。スポーツ6紙ともにA評価。インステップからエグる投球が魅力の左腕・本田峻也(2年・石川出身)と捕手の福原聖矢(1年・沖縄出身)は、共にU15日本代表を経験。福原は中2時で出場したU15W杯ではベストナインに選出。秋公式戦では、福原一人で15盗塁を記録するなど、走攻守で抜群のセンスを持つ。打撃面では、秋は控え背番号ながらチーム最多15打点を記録した小山凌暉(1年)などに注目したい。
【回数】6年ぶり4回目(夏の甲子園=3回)
【成績】東京大会=優勝
【勝敗】8戦8勝0敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .389 / 2位 (.332)
【防御率】1.64 / 9位 (2.19)
【失点数】10点 / 4位 (22.3点)
→平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】93点 / 3位 (67.4点)
→平均 11.6点 / 1位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
→平均 0.5本 / 10位 (0.4本)
【盗塁数】53個 / 1位 (15.9個)
→平均 6.6個 / 1位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
→平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】69人(5人) (3位)
【生徒数】1351人 (8位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)
聖カタリナ学園のチーム成績・特徴
◆聖カタリナ学園(ベンチ入りメンバー)
頼りになるエース櫻井頼之介(2年・よりのすけ)は、注目の好投手。秋は8試合55回を投げて、防御率1.15と安定感がある。スローガンは「打ち勝つ野球」だ。軸となる4番の川口翔大(2年)は、打率.440、8打点、本塁打1本を記録し、チーム三冠王。チーム成績は、打率.302(26位)、平均得点6.4点(24位)、防御率1.17(5位)、平均失点1.4点(8位)、平均失策数0.5個(6位)を記録。越智良平監督がチームを率いる。済美を強豪に育てた故・上甲正典氏の宇和島東時代の教え子で、3度甲子園に出場。進んだ早大では、和田毅(SB)と同期で、4年時には主将を務め52年ぶりの春秋連覇を達成。スポーツ6紙の評価はBが4つ、Cが2つ。赤いユニホームを身にまとい、初の甲子園で”赤い旋風”を巻き起こす。
【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】愛媛大会=優勝、四国大会=準優勝
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .302 / 26位 (.332)
【防御率】1.17 / 5位 (2.19)
【失点数】11点 / 5位 (22.3点)
→平均 1.4点 / 8位 (2.4点)
【得点数】51点 / 24位 (67.4点)
→平均 6.4点 / 24位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
→平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】6個 / 28位 (15.9個)
→平均 0.8個 / 28位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
→平均 0.5個 / 6位 (0.8個)
【部員数】40人(0人) (22位)
【生徒数】1032人 (14位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)