東海大甲府 vs 東海大相模 センバツ2021
センバツ2021「東海大甲府 vs 東海大相模」の試合の見どころ・結果を特集する。
◆3月20日(土) 1回戦 [第2日目]
14:20 東海大相模 3-1 東海大甲府(延長11回) [見所]
東海大相|000|000|100|020=3
東海大甲|000|000|010|000=1
◆試合結果コメント
東海大相模が東海大甲府に延長11回の末、3-1で勝利。秋季関東大会・準々決勝でのサヨナラ負けのリベンジを果たした。東海大相模は、直前の最終メンバー変更でベンチ入りした背番号18・石川永稀(2年)が好投。8回104球を投げ、被安打6の1失点と試合を作った。さらに、9回からはエース左腕・石田隼都(2年)が、気迫あふれる投球で相手打線を抑えた。延長11回表には、キャプテンの大塚瑠晏(2年)が勝ち越しとなるタイムリー2塁打、さらに4番・柴田疾(2年)のタイムリーで合計2点を挙げ、3-1と勝負を決めた。
一方の東海大甲府は、エース左腕・若山恵斗(2年)が延長11回を1人で投げ抜き、合計123球の熱投。気合十分で、甲子園球場全体の視線を集めた。バックも再三の好守備で盛り立てた。8回裏には、関東大会の東海大相模戦でサヨナラ打を放った久井竣也(2年)が1-1とする同点打を放つなど、勝負強さをみせた。
試合のみどころ
“東海大学系列同士”の一戦は、”秋季関東大会の準々決勝”と同一カードに。勝てばセンバツ当確となる秋季関東大会・準々決勝では、東海大甲府が土壇場9回裏に2点を奪い、2x-1(9回逆転サヨナラ)で東海大相模を撃破。東海大相模とすれば、リベンジマッチとなる。手の内を知り尽くす同士のガチンコ対決が予想される。
◆試合のみどころポイント
・東海大甲府の左腕・若山恵斗(2年)は、大会屈指の好投手。関東大会は、細田学園戦と東海大相模戦の2試合を一人で投げ、わずか合計2失点と好投。村中秀人監督は、巨人・原辰徳監督と東海大相模・東海大学の同期で、東海大相模の元監督でもある。
・東海大相模は、夏の甲子園交流試合でも話題となった高速テンポ投法の左腕・石田隼都(2年)に注目が集まる。攻撃面では、4番の柴田疾(2年)に注目だ。秋の公式戦は、打率.471、本塁打4本(出場選手中=1位)、打点15(出場選手中=7位)を記録。チームは、打率.344(12位)、1試合平均得点7.9点(12位)、防御率1.19(6位)と総合力も高く、上位進出を狙う。
・東海大系列高校がセンバツに3校出場するのは初。(今回=東海大甲府、東海大相模、東海大菅生)
東海大甲府のチーム成績・特徴
◆東海大甲府(ベンチ入りメンバー)
左腕・若山恵斗(2年)は緩急自在の注目投手。関東大会では、細田学園戦と東海大相模戦の2試合を一人で投げ、わずか合計2失点。細田学園戦では「牽制球で3回刺す」などセンスが光る。チーム防御率は2.51(24位)、1試合平均失点は2.9点(22位)。打撃面は、夏の独自大会で優勝するも甲子園出場が叶わなかった3年生が打撃投手などで支援。山梨大会5試合で毎試合2桁安打を記録するなど、チーム打率は.333(15位)、1試合平均得点6.6点(21位)。大一番の東海大相模戦では9回裏に2点を挙げてサヨナラ勝利し、センバツ切符。
【回数】5年ぶり6回目(夏の甲子園=13回)
【成績】山梨大会=優勝、関東大会=4強
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=5、C=1(スポーツ紙6紙)
【打率】 .333 / 15位 (.332)
【防御率】2.51 / 24位 (2.19)
【失点数】23点 / 17位 (22.3点)
→平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】53点 / 22位 (67.4点)
→平均 6.6点 / 21位 (7.3点)
【本塁打】3本 / 18位 (3.5本)
→平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
→平均 2.1個 / 11位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
→平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】64人(3人) (5位)
【生徒数】817人 (17位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)
東海大相模のチーム成績・特徴
◆東海大相模(ベンチ入りメンバー)
高速テンポ投球の左腕・石田隼都(2年)に注目だ。甲子園交流試合・大阪桐蔭戦では、極めて早い投球テンポで、左右の打者を翻弄するピッチングが話題に。関東大会では、準々決勝で東海大甲府に9回裏に2点を奪われ逆転サヨナラ負けで8強入り。攻撃面では、4番の柴田疾(2年)に注目したい。秋は打率.471、本塁打4本(出場選手中=1位)、打点15(出場選手中=7位)を記録。このほか、リードオフマンの大塚瑠晏主将(2年・るあん)や、15打点を記録した副主将・門馬功(2年=門馬監督の息子)など好打者も揃う。秋のチーム成績は、打率.344(12位)、1試合平均得点7.9点(12位)、防御率1.19(6位)、1試合平均失点1.2点(4位)、1試合平均失策数は0.4個(2位)と高い総合力を誇り、関東・東京地区の6校目として選出。スポーツ6紙の評価はA=3、B=3。上位進出をうかがう。
【回数】2年連続12回目(夏の甲子園=11回)
【成績】神奈川大会=優勝、関東大会=8強
【勝敗】9戦8勝1敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .344 / 12位 (.332)
【防御率】1.19 / 6位 (2.19)
【失点数】11点 / 5位 (22.3点)
→平均 1.2点 / 4位 (2.4点)
【得点数】71点 / 16位 (67.4点)
→平均 7.9点 / 12位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
→平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】16個 / 17位 (15.9個)
→平均 1.8個 / 14位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
→平均 0.4個 / 2位 (0.8個)
【部員数】55人(1人) (13位)
【生徒数】1831人 (4位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)