【興南】春夏連覇の左腕・島袋洋奨の現在/2020年 興南高校の事務職員で勤務
沖縄・興南のエースとして、2010年の甲子園春夏連覇を達成した元プロ・島袋洋奨氏が、2020年4月から興南学園の事務職員として勤務する。勤務しながら教員免許の取得を目指し、野球部指導の道へ進む。
学生野球資格回復研修などを受けて認定されれば、球児指導が可能となる。島袋氏は、2020年度中の資格回復を目指す。
島袋氏は、興南3年だった2010年にエースとして甲子園春夏連覇を達成。その後、中央大学へ進学するも、3年からは制球難に悩まされた。
2014年のドラフト会議でソフトバンクから5位指名を受け、プロ野球選手として活躍。2019年シーズンオフに戦力外通告を受け、会社員として勤務。その後も去就が注目されていた。
母校・興南に勤めるきっかけとなったのは2020年1月のこと。
我喜屋優 野球部監督から掛けられた言葉だったという「お前の意思を聞かせてほしい」。島袋氏は、「指導者としての道を歩む気持ちはあるのか、という意味だったと思う」と振り返る。
2020年1月には第一子となる長女が誕生。今後、母校・興南で島袋が新たな道を歩み出す。