【見所•結果】センバツ2023年⚡️全試合分の戦評レポート

センバツ2023年 スコア速報

センバツ2023年 スコア速報・戦評レポート
第95回記念選抜高校野球大会 テキスト速報

[総括] センバツ2023年トピック

🔳第95回記念センバツ2023年は、決勝で山梨学院が7-3で報徳学園に勝ち、山梨県勢として春夏通じて初優勝第95回記念大会は、例年より4校多い「36校」が出場。山梨学院が初優勝したことで、春夏甲子園で優勝したことがないのは計12県に(青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、滋賀、鳥取、島根、宮崎)。合計本塁打は12本。総入場者数は37万4100人(最多は決勝で30000人)。期間中の雨天順延は2日間で、これに伴って決勝前日の休養日が取り消された。


🔳声出し応援が、2019年夏以来3年半ぶりに解禁。観客のマスク着用も個人判断に変更。これまで行われてきたPCR検査はなし(大会前/大会中)。引き続き開幕前の甲子園練習は実施なし。今大会からタイブレークは延長10回(継続打順で無死一•二塁)からに変更。春夏甲子園で、史上初めて21世紀枠・城東(徳島)の女子マネージャー永野悠菜さん(3年)がシートノックでノッカーを務めた。


🔳第95回記念大会の出場枠:北海道=1、東北=3(+1)関東東京=7(+1)[関東5(+1)•東京1•比較1]、東海=3(+1)北信越=2、近畿=6、中国四国=6(+1)[中国2•四国3(+1)•比較1]、九州=4、21世紀枠=3[東1•西1•地域限定なし1]、明治神宮大会枠(近畿)=1。(例年より枠がプラス)



4月1日(土) 決勝戦

12:30 報徳学園 3-7 山梨学院 [レポート]
報徳学園|000|200|010|=3
山梨学院|000|070|00x|=7
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⭐️試合経過⭐️山梨学院が7-3で報徳学園に勝利し、山梨県勢として春夏通じて初優勝!背番号1林謙吾(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打6・四死球2・奪三振3・失点3・計118球で完投。開幕試合からの全6試合をほぼ一人で投げ抜き(計696球)、チームを春の日本一に導いた。攻撃陣は計7安打。2点を先制されて迎えた5回裏、四球と8番林謙吾(2年)の2塁打で走者を出すと、まず9番伊藤光輝(2年)の2点安打で同点とし、その後2番星野泰輝(2年)の安打で1点を奪って、3-2と逆転。さらに3番岳原陵河(2年)の2塁打で2点、5番佐仲大輝(2年)の2ラン本塁打(大会第12号)で2点を追加し(一挙7得点)、7-2と突き放した。一方、21年ぶり3回目の優勝を目指した報徳学園は、背番号11間木歩(1年)が4回1/3を、背番号10今朝丸裕喜(1年)が1回2/3を、最後は背番号18星山豪汰(1年)が登板。ここまで劇的な逆転劇を演じてきた攻撃陣は、計6安打。4回表にボークから1点、6番西村大和(1年)の安打で1点を奪って2点を先制するも、その後は得点が奪えなかった。今大会は新型コロナによる出場辞退はなし。マスク着用は個人判断とされ、甲子園球場に観客や応援団の声が再び響き渡る大会となった。※観客:30000人(今大会最多)




3月31日(金) 準決勝

11:00 山梨学院 6-1 広陵    [レポート]
山梨学院 |010|000|005|=6
広陵   |100|000|000|=1
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⭐️試合経過⭐️山梨学院が6-1で広陵に勝利。山梨県勢として春夏通じて初の決勝進出。背番号1林謙吾(2年)が9回を被安打10・四死球2・奪三振5・失点1・計142球で完投。再三走者を出しながらも抜群の制球力で相手打線を失点1に抑え込んだ。攻撃陣は計13安打。1-1で迎えた9回表、2番星野泰輝(2年)がヒットで出塁し犠打で送ると、4番髙橋海翔(2年)の安打で2-1と勝ち越しに成功。さらに、5番佐仲大輝(2年)の3塁打で1点、6番進藤天(2年)の2塁打で1点、9番伊藤光輝(2年)の安打で1点、1番徳弘太陽(2年)の2塁打で1点を奪い、一挙5得点を挙げて試合を決めた。打者では、4番髙橋海翔(2年)が4打数3安打1打点、6番進藤天(2年)は3打数3安打2打点(2塁打2本)とこの日も活躍が光った。敗れた広陵は、背番号1髙尾響(1年)が8回1/3を被安打10・四死球(無死四球)・奪三振6・失点5・計147球と力投し、9回表途中からは背番号10倉重聡(2年)が登板。攻撃陣は計10安打を放つも残塁10つ。得点は1回裏に4番小林隼翔(2年)の犠牲フライで奪った1点にとどまった。※観客数:14000人


13:30 大阪桐蔭 5-7 報徳学園  [レポート]
大阪桐蔭 |005|000|000|=5
報徳学園 |002|000|32x|=7
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⭐️試合経過⭐️報徳学園が7-5で大阪桐蔭に勝利。地元兵庫•3塁側アルプスからの大アゲアゲホイホイに後押しされ、5点差をひっくり返して決勝進出を決めた。攻撃陣は計12安打。5点を奪われた直後の3回裏に、9番間木歩(1年)の安打で1点、2番山増達也(2年)の犠牲フライで1点を奪い、3点差。7回裏には、7番林純司(2年)の2塁打で2点を奪い、5-4と1点差。直後、大阪桐蔭の前田悠伍(2年)がマウンドにあがるも、ここで代打•宮本青空(2年)が同点タイムリーを放ち、5-5の同点。8回裏には、四球で出た走者を4番石野蓮授(2年)が2塁打で返して1点を勝ち越し、さらに6番西村大和(2年)の安打で1点を追加し、7-5と突き放した。投手陣は、背番号1盛田智矢(2年)が2回2/3を、背番号11間木歩(1年)が4回1/3を投げ、最後は背番号10今朝丸裕喜(1年)が好救援した。打者では7番林純司(2年)が4打数3安打2打点と活躍したほか、捕手の堀柊那主将(2年)は力強い声掛けと好送球で3投手を好リードした。敗れた大阪桐蔭は、背番号10南恒誠(2年)が7回途中までを投げ、その後は背番号1前田悠伍(2年)が登板。攻撃陣は計8安打。3回表に3番徳丸快晴(1年)の安打で1点、押出死球で1点、6番長澤元(2年)の安打で1点、7番村本勇海(2年)の安打で1点を奪い、序盤5点をリードするも最後は逆転を許した。※観客数:20000人




3月29日(水) 準々決勝

08:30 作新学院 3-12 山梨学院  [レポート]
作新学院 |000|101|010|=3
山梨学院 |017|200|02x|=12
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⭐️試合経過⭐️山梨学院が12-3で作新学院に勝利。背番号1林謙吾(2年)が8回を被安打6・四死球0(無死四球)・奪三振2・失点3・計96球と好投し、最終回は背番号10中田有飛(2年)が救援した。攻撃陣は計14安打。まず、2回裏に8番林謙吾(2年)の2塁打で1点を先制。続く3回裏には、4番髙橋海翔(2年)の安打で1点、内野ゴロから1点、押出で3点(押出死球1つ、押出四球2つ)、3番岳原陵河(2年)の安打で2点を奪って、この回一挙7得点。その後、4回裏には7番大森燦(2年)の3塁打で1点、8番林謙吾(2年)の安打で1点を追加し、8回裏には4番髙橋海翔(2年)の安打で1点、6番進藤天(2年)の犠牲フライで1点を追加し、計12得点。打者では、4番髙橋海翔(2年)と6番進藤天(2年)が共に4打数3安打2打点と活躍が光った。敗れた作新学院は、背番号1川又楓(2年)が2回2/3を投げて与四死球8つ。その後は、背番号18市川春之介(2年)・背番号11福冨竜世(2年)・背番号6磯圭太(2年)が登板した。攻撃陣は計7安打。4回表に4番齋藤綾介(2年)の安打で1点、6回表に1番髙森風我(2年)のソロ本塁打(大会第9号)で1点、8回表に1番髙森風我(2年)の安打で1点を奪うも、序盤の大量失点が響いた。 ※観客数:4000人


11:00 専大松戸 2-9 広陵    [レポート]
専大松戸 |010|001|000|=2
広陵   |060|200|10x|=9
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⭐️試合経過⭐️広陵が9-2で専大松戸に勝利。広陵は、登録選手18人中17人が出場し、4強入り。先発した背番号10倉重聡(2年)が6回2/3を投げて被安打5・四死球2・奪三振5・失点2・計113球と好投し、その後は背番号14岡山勇斗(2年)が2回1/3を投げて被安打1・無死四球・無失点と好救援。攻撃陣は計13安打。1点を先制されて迎えた2回裏、相手失策から1点、7番濱本遥大(1年)の安打で2点、1死満塁から2番谷本颯太(2年)の安打で2点、3番真鍋慧(2年)の2塁打で1点を奪い、一挙6点で逆転に成功。その後は、4回裏に3番真鍋慧(2年)の2塁打で1点、4番小林隼翔(2年)の安打で1点。終盤の7回裏には、4番小林隼翔(2年)の安打で1点を追加し、計9得点。打者では、3番真鍋慧(2年)が4打数3安打2打点(2塁打2本)、4番小林隼翔(2年)が5打数3安打2打点と活躍が光った。敗れた専大松戸は、背番号1平野大地(2年)が1回1/3を6失点、その後は背番号11渡邉翼(2年)が5回を3失点、最後は背番号10青野流果(2年)が登板。攻撃陣は計6安打。2回表に8番平野大地(2年)の安打で1点、6回表に4番吉田慶剛(2年)のソロ本塁打(大会第10号)で奪った1点の計2得点にとどまった。※観客数:15000人


13:30 東海大菅生 1-6 大阪桐蔭  [レポート]
東海大菅生|000|100|000|=1
大阪桐蔭 |004|011|00x|=6
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⭐️試合経過⭐️大阪桐蔭が6-1で東海大菅生に勝利。背番号1前田悠伍(2年)が9回を被安打7・四死球0(無死四球)・奪三振11・失点1・計134球で完投。攻撃陣は計10安打。まず、3回裏に無死満塁のチャンスを作ると、4番南川幸輝(2年)の安打で2点、6番長澤元(2年)の犠牲フライで1点、7番村本勇海(2年)の安打で1点を奪い、4点を先制。その後、5回裏には5番佐藤夢樹(2年)のソロ本塁打(大会第11号)で1点、6回裏には2番山田太成(2年)の安打で1点を奪って、計6得点。敗れた東海大菅生は、背番号11末吉陽輝(2年)が2回を無失点、背番号14島袋俐輝(2年)が0回を2失点、その後は背番号1日當直喜(2年)が6回を被安打5・四死球0(無死四球)・奪三振7・失点2・計78球と好投。攻撃陣は計7安打を放つも、4回表に6番門間丈(2年)の犠牲フライで奪った1点にとどまった。前の試合でミスが目立った守備陣は、この試合での失策は0。セカンド大舛凌央(2年)らバックが再三の好守備で今度はエースを支えた。※観客数:17000人


16:00 仙台育英 4-5x 報徳学園(10) [レポート]
仙台育英 |000|001|002|1 =4
報徳学園 |210|000|000|2 =5x
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⭐️試合経過⭐️報徳学園が仙台育英に5x-4(延長10回TB)で勝利。1点を勝ち越されて迎えた10回裏、報徳学園は犠打に失策が絡んで1点を返してまず同点。さらに、2死満塁から2番山増達也(2年)がレフト前にタイムリーを放ち決着。投手陣は、背番号11間木歩(1年)が6回を1失点と好投し、7回表は背番号1盛田智矢(2年)が登板。8回表途中からは背番号10今朝丸裕喜(1年)がマウンドを託され、残る3回を強気のピッチングで被安打2・四死球2・奪三振4・失点3と力投。攻撃陣は計11安打。まず1回裏に2死満塁から6番西村大和(1年)の安打で2点を先制すると、2回裏には内野ゴロから1点を奪って3点をリード。終盤に猛追されて逆転を許すも、最後は2試合連続(東邦戦に続き)で延長10回TBの死闘をサヨナラ劇で制した。敗れた仙台育英は、背番号11仁田陽翔(2年)が1回を、背番号1高橋煌稀(2年)が4回を、背番号10湯田統真(2年)が2回を登板。その後は、背番号18田中優飛(2年)がマウンドを託され、最後はサヨナラ打を浴びるも、”4本目の矢”としての存在感を大きく示す好投を魅せた。攻撃陣は計8安打。2点を追う9回表に、2死から四球で走者を出すと代打•永田一心(2年)のセンターフライに失策が絡んで1点を奪い、さらに4番齊藤陽(2年)のタイムリーで土壇場に3-3の同点に追いつく粘りを発揮。延長10回表には、7番濱田大輔(1年)の安打で1点を勝ち越すも、最後は競り負けた。※観客数:10000人



3月28日(火) 3回戦

08:30 能代松陽  0-1 大阪桐蔭  [レポート]
能代松陽 |000|000|000|=0
大阪桐蔭 |000|000|10x|=1
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⭐️試合経過⭐️大阪桐蔭が1-0で能代松陽に勝利。攻撃陣はわずか計2安打に抑えられるも、7回裏に4番南川幸輝(2年)が3塁打で出塁し、その後1死3塁から6番村本勇海(2年)が2ストライクからスリーバントスクイズを決めて1点を奪い、これが決勝点。投手陣は、背番号10南恒誠(2年)が7回1/3を投げて被安打3・四死球2・奪三振8・計87球と好投し、その後8回表1死2塁のピンチから背番号1前田悠伍(2年)が登板して試合を締めた。敗れた能代松陽は、背番号1森岡大智(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打2・四死球4・奪三振5・失点1・計99球と好投し、強力打線を5回終了時点まで無安打に抑えるなど圧巻のピッチングを繰り広げた。攻撃陣は計4安打。7回表には、3番虻川颯汰(2年)が安打、4番齋藤舜介(2年)が四球で出塁して1死2・3塁のチャンスを作るも、得点が奪えず競り負けた。※観客数:10000人


11:00 沖縄尚学 0-1 東海大菅生  [レポート]
沖縄尚学 |000|000|000|=0
東海大菅生|000|100|00x|=1
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⭐️試合経過⭐️東海大菅生が1-0で沖縄尚学に勝利。背番号1日當直喜(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打6・四死球3・奪三振7・失点0・計119球を力投。守備陣が失策3を記録し、ピンチを背負う場面も粘り強いピッチングで沖縄尚学の強力打線を完封した。攻撃陣は計6安打。4回裏に2番大舛凌央(2年)と3番酒井駿輔(2年)が安打で出塁すると、5番新井瑛喜(2年)の犠牲フライで1点を奪って、これが決勝点。守備陣はドタバタする場面があったものの、レフト酒井駿輔(2年)の本塁好返球などでエースを支えた。敗れた沖縄尚学は、背番号10儀部皓太朗(2年)が4回を被安打5・四死球0・奪三振2・失点1、その後は背番号1東恩納蒼(2年)が4回を被安打1・四死球1・奪三振3・失点0と共に好投。攻撃陣は計6安打を放ち、5回表には無死満塁のチャンスを作るなど、再三得点機会を作るも、ミスなどもあり得点が奪えなかった。※観客数:15000人


13:30 東邦 4-5x 報徳学園(10)[レポート]
東邦   |000|100|300|00=4
報徳学園 |011|200|000|10=5x
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⭐️試合経過⭐️報徳学園が東邦に5x-4(延長10回TBサヨナラ)で勝利。10回表を無失点で切り抜けると、10回裏に1死満塁(相手満塁策)から6番西村大和(1年・背番号12)がライト前へサヨナラ打を放って決着。攻撃陣は計15安打。まず、2回表に1番岩本聖冬生(2年)の安打で1点を先制すると、3回裏には5番辻田剛暉(2年)の犠牲フライで1点を追加。その後、4回裏には8番林純司(2年)のソロ本塁打(大会第7号)で1点、3番堀柊那(2年)の安打で1点を追加し、一時は4-1とリード。5回以降はヒット4本に抑えられて終盤同点に追いつかれるも、最後は地元•兵庫の3塁側アルプスからの大声援を受けて、大接戦を制した。投手陣は、背番号10今朝丸裕喜(1年)が6回2/3を4失点と力投し、その後は背番号11間木歩(1年)が1回1/3を、最後は背番号1盛田智矢(2年)が10回表のピンチを抑えるなど好救援した。敗れた東邦は、背番号1宮國凌空(2年)が5回を投げて11安打を浴びながらも4失点と力投し、その後は背番号9岡本昇磨(2年)が4回1/3を被安打4と好投。攻撃陣は計8安打。まず、4回表に5番岡本昇磨(2年)の安打で1点を返すと、7回表には7番南出玲丘人(2年)の安打で1点、内野ゴロから1点、1番中村騎士(2年)の安打で1点を奪って同点に追いつくも、最後は競り負けた。守備陣は、9回裏には”あわやサヨナラ打”となる当たりをセンター上田耕晟(2年)が本塁への好返球で阻止するなど、バックが再三の好守を魅せた。※観客数:16000人


16:00 仙台育英 6-1 龍谷大平安  [レポート]
仙台育英 |100|100|220|=6
龍谷大平安|000|000|001|=1
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が6-1で龍谷大平安に勝利。投手陣は、背番号10湯田統真(2年)が7回を被安打3・四死球0・奪三振7・失点0・計94球と好投し、その後は背番号18田中優飛(2年)が1回を、最終回は背番号17佐々木広太郎(1年)が救援。攻撃陣は計12安打、5盗塁を決めたほか、セーフィティーバントを含めて果敢な機動力で相手を揺さぶった。まず1回表に内野ゴロから1点を先制すると、4回表には6番湯浅桜翼(1年)の安打で1点、7回表には内野ゴロと失策から2点、8回表には9番濱田大輔(1年)の安打で2点を奪い、計6得点。中でも、秋公式戦で盗塁10個(出場1位)を決めた2番橋本航河(2年)は、この試合で3盗塁を決めるなど存分に持ち味を発揮した。敗れた龍谷大平安は、背番号1桒江駿成(2年)が7回1/3を登板し、その後は背番号11岩井聖(2年)と背番号10伊禮徳風(2年)が継投。攻撃陣は計6安打にとどまるも、9回裏には3番山口翔梧(2年)がソロ本塁打(大会第8号)を放ち、最後は意地をみせた。※観客数:14000人




3月27日(月) 3回戦

09:00      1-7 山梨学院  [レポート]
光   |010|000|000|=1
山梨学院|010|022|20x|=7
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⭐️試合経過⭐️山梨学院が7-1で光に勝利。背番号1林謙吾(2年)が7回2/3を被安打5・四死球1・奪三振9・失点1・計102球を好投し、その後は背番号10中田有飛(2年)が好救援。攻撃陣は計8安打。まず、2回裏に5番佐仲大輝(2年)が3塁打で出塁すると、内野ゴロから1点を返して同点。その後、5回裏には、6番進藤天(2年)が2塁打で出塁し、8番林謙吾(2年)が安打で返して2-1と勝ち越しに成功し、さらに1番徳弘太陽(2年)の犠牲フライで3-1。6回裏には、4番髙橋海翔(2年)の3塁打で1点、5番佐仲大輝(2年)のスクイズで1点。7回裏には、1番徳弘太陽(2年)の2塁打で1点、相手失策から1点を追加し、7-1とした。敗れた光は、背番号1升田早人(2年)が7回2/3を被安打8・四死球1・奪三振4・失点7・計112球を力投し、その後は背番号10松中怜或(2年)が継投。攻撃陣は計6安打。得点は、2回表に4番藤井啓輔(2年)が2塁打、5番岡本一颯(2年)がヒットで出塁し、内野ゴロから奪った1点にとどまった。※観客数:9000人


11:30 高知    4-6 専大松戸  [レポート]
高知  |201|000|010|=4
専大松戸|040|000|02x|=6
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⭐️試合経過⭐️専大松戸が6-4で高知に勝利。背番号1平野大地(2年)が9回を被安打7・四死球3・奪三振9・失点4・計134球で完投。攻撃陣は計9安打。2点を追う2回裏、6番広川陽大(2年)の2ラン本塁打(大会第6号)で同点に追いつくと、その後に内野悪送球の間に1点、1番大森准弥(2年)の安打で1点を奪い、4-2と逆転。同点に追いつかれた直後の8回裏には、安打と四球で走者を出すと、5番太田遥斗(2年)の安打で1点、6番広川陽大(2年)の安打で1点を奪い、6-4とした。打者では、6番広川陽大(2年)は2ランを含む3打数2安打3打点と活躍が光った。敗れた高知は、背番号11西村真人(2年)・背番号18平悠真(1年)・背番号17辻井翔大(1年)・背番号16 谷口隼斗(1年)の4投手が継投。攻撃陣は計7安打。1回表に相手失策から1点、5番門野結大(2年)の2塁打で1点を奪い、2点を先制。その後、3回表に内野ゴロから1点、8回表には2死から2塁打で出塁した3番髙塚涼丞(2年)を4番山平統己(2年)が2塁打で返して、4-4の同点に追いつくも、最後は競り負けた。 ※観客数:17000人


14:00 海星    2-3 広陵    [レポート]
海星  |020|000|000|=2
広陵  |000|011|10x|=3
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⭐️試合経過⭐️広陵が3-2で海星に勝利。背番号1髙尾響(1年)が9回を一人で投げ抜き、被安打6・四死球4・奪三振10・失点2・計155球で完投。中盤の6回以降は、相手打線にヒットを与えず、チームに流れを呼び込んだ。攻撃陣は計9安打。2点を追う5回裏に、3塁打で出塁した7番中尾湊(2年)を8番髙尾響(1年)が犠牲フライで返してまず1点。続く6回裏には、3塁打で出塁した1番田上夏衣(2年)を2番谷本颯太(2年)が犠牲フライで返して2-2の同点。最後、7回裏に7番中尾湊(2年)と9番松下水音(2年)がヒットで出塁して1死1・2塁のチャンスを作ると、1番田上夏衣(2年)の強烈な打球に失策が絡んで1点を奪い、3-2とした。敗れた海星は、背番号1吉田翔(2年)が6回2/3を被安打8・四死球1・奪三振3・失点3と力投し、その後は背番号10髙野颯波(2年)が登板。攻撃陣は計6安打を放ち、2回表に相手失策で1点、9番吉田翔(2年)の安打で1点を奪って2点を先制するも、その後は得点が奪えなかった。※観客数:13000人




3月25日(土) 2•3回戦

09:00 沖縄尚学  3-1 クラーク  [レポート]
沖縄尚学|002|001|000|=3
クラーク|000|000|010|=1
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⭐️試合経過⭐️沖縄尚学が3-1でクラークに勝利。背番号1東恩納蒼(2年)が9回を被安打8・四死球3・奪三振8・失点1・計122球と好投し、初戦・大垣日大戦に続いて2試合連続で完投勝利。攻撃陣は計8安打。3回表にヒットと四球から走者を出すと、3番玉那覇世生(2年)の2塁打で2点を先制。その後、6回表にはヒットと死球で走者を出すと、9番佐野春斗主将(2年)の安打で1点を追加して、計3得点。敗れたクラークは、背番号1新岡歩輝(2年)が多彩な変化球と投球フォームでボールを低めに集め、9回を被安打8・四死球4・奪三振3・失点3・計131球と好投。攻撃陣は計8安打を記録し、8回裏に1死満塁のチャンスから内野ゴロで1点を奪うも、その後は追加点を奪えず。打者では、2番山田陽紫(1年)が4打数3安打、6番鈴木凰介(1年・背番号17)が4打数3安打1打点と活躍が光った。※観客数:10000人


11:30 東邦    6-3 高松商業  [レポート]
東邦  |000|211|011|=6
高松商業|010|000|200|=3
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⭐️試合経過⭐️東邦が6-3で高松商業に勝利。攻撃陣は計12安打(うち7本が長打)。1点を追う4回表、3番眞邉麗生(2年)の2塁打で1点、4番石川瑛貴(2年)の2塁打で1点を奪い、2-1と逆転。5回表には9番山北一颯(2年)の安打で1点、6回表には5番岡本昇磨(2年)のソロ本塁打(大会第3号)で1点を奪い、4-1。その後、1点差に詰め寄られた8回表に5番岡本昇磨(2年)の安打で1点、9回表に1番中村騎士(2年)の安打で1点を奪い、6-3と突き放した。投手陣は、背番号10山北一颯(2年)が6回を1失点、背番号9岡本昇磨(2年)が残る3回を2失点と力投し、バックは再三の好守備で盛り立てた。打者では、4番石川瑛貴(2年)が4打数3安打1打点(2塁打3本)と勢いを生み出す活躍をみせた。敗れた高松商業は、背番号1大室亮満(2年)が9回を被安打12・四死球1・奪三振5・失点6・計131球を力投。攻撃陣は計9安打を放ち、2回表には8番大室亮満(2年)が安打で1点、7回裏には相手失策から2点を奪うも、最後競り負けた。※観客数:19000人


14:00 作新学院  9-8 英明    [レポート]
作新学院|010|000|242|=9
英明  |100|003|040|=8
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⭐️試合経過⭐️作新学院が9-8で英明に勝利。ベンチ入りメンバー18人全員が出場する総力戦で壮絶な試合を制した。8回裏に逆転3ランを浴びて1点差を追う9回表、5番武藤匠海(2年)が再逆転弾となる2ラン本塁打(大会第5号)を放ち、9-8とした。投手陣は計6回の継投を行い、背番号1川又楓(2年)→背番号6磯圭太(2年)→背番号18市川春之介(2年)→背番号6磯圭太(2年)→背番号10小川哲平(1年)が登板し、最後は背番号11福冨竜世(2年)が粘る相手打線を振り切った。攻撃陣は計12安打。2回表に8番草野晃伸(2年)の安打で1-1の同点とし、3点を追う7回表には9番塙綸ノ亮(2年)と1番髙森風我(2年)の連続タイムリーで2点を返して、1点差。続く8回表に、6番東海林智(2年)の2点タイムリーで5-4と逆転に成功し、さらに代打•宮本隼希(2年)の安打で1点、9番塙綸ノ亮(2年)の安打で1点を追加し、7-4とリード。直後の8回裏に逆転3ランを浴びて1点を勝ち越されるも、9回表に5番武藤匠海(2年)が劇的な再逆転2ランを放って決着をつけた。敗れた英明は、智辯和歌山戦で負傷しながら好投を見せた背番号8寿賀弘都(2年)が7回を被安打7・四死球3・奪三振6と好投し、自らのバットでは先制2塁打を含む5打数3安打1打点と活躍。エース下村健太郎(2年)は、8回表途中から登板して4点を奪われて逆転を許すなど、悔しさが残るマウンドとなった。攻撃陣は、相手を上回る計13安打。同点で迎えた6回裏には、7番尾中亮太(2年)の2塁打で1点、8番清家準(1年)の安打で1点、9番髙松宏季(2年)のスクイズで1点を奪い、4-1と勝ち越し。3点を追いかける8回裏には、1番鈴木昊(1年)の安打で1点を奪うと、3番百々愛輝(1年)が逆転3ラン本塁打(大会第4号)放ち、8-7と逆転。直後の9回表には、この回から救援した背番号9百々愛輝(1年)が再逆転2ランを浴びるも、9回裏には5番中浦浩志朗(2年)がヒットで出塁するなどして2死1・3塁の一打逆転サヨナラの場面を作るなど粘りを発揮。英明は、初戦の智辯和歌山戦に続き、作新学院戦でも白熱した好ゲームを繰り広げ、多くの高校野球ファンを魅了した。※観客数:16000人



3月24日(金) 2回戦 

09:00 報徳学園  7-2 健大高崎  [レポート]
報徳学園|030|200|020|=7
健大高崎|100|000|100|=2
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⭐️試合経過⭐️報徳学園が7-2で健大高崎に勝利。攻撃陣は計11安打。まず2回表にヒット2本と四球から2死満塁のチャンスを作ると、その後に3者連続押出四球から3点。4回表には、3番堀柊那(2年)の安打で1点、4番石野蓮授(2年)の2塁打で1点を追加。8回表には、4番石野蓮授(2年)の2ラン本塁打(大会第2号)で7-2とした。投手陣は、背番号1盛田智矢(2年)が8回を被安打6・四死球4・奪三振5・失点2・計121球と好投し、最終回は背番号11間木歩(1年)が救援した。打者では、秋公式戦で5本塁打(選手1位)を記録した4番石野蓮授(2年)が5打数3安打3打点(2ラン含む)と活躍が光った。敗れた健大高崎は、背番号1小玉湧斗(2年)が7回を投げて被安打8・四死球7(押出3つ)・奪三振5・失点5、その後は背番号10加藤達哉(2年)が2回を投げて2失点。攻撃陣は計6安打、盗塁0個。得点は、1回裏に4番箱山遥人(1年)の安打で1点、7回裏に代打•團之原樹(2年)の犠牲フライで奪った1点の計2得点にとどまった。※観客数:8000人


11:30 氷見    1-4 山梨学院  [レポート]
氷見  |100|000|000|=1
山梨学院|020|100|01x|=4
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⭐️試合経過⭐️山梨学院が4-1で氷見(21世紀枠)に勝利。背番号1林謙吾(2年)が9回を被安打7・四死球0(無死四球)・奪三振5・失点1・計119球と好投し、これで初戦・東北戦に続いて2試合連続で完投勝利。攻撃陣は計6安打。2回裏に4番岳原陵河(2年)が3塁打で出塁すると、5番進藤天(2年)の安打で1点、7番大森燦(2年)の安打で1点を奪い、2-1と逆転。その後、4回裏には相手失策から1点、8回裏には6番佐仲大輝(2年)のスクイズで1点を追加し、4-1とした。キャプテン進藤天(2年)は、ショートで再三の好守備を見せ、打っては4打数3安打1打点(2塁打2本)と活躍が光った。敗れた氷見は、背番号1青野拓海(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打6・四死球4・奪三振1・失点4・計112球。攻撃陣は相手を上回る計7本を記録。得点は、1回表に2死から相手失策と4番大澤祥吾(2年)の安打でチャンスを作り、5番橋本瑛信(2年)の安打で奪った1点にとどまった。※観客数:9000人


14:00 履正社   2-3 高知    [レポート]
履正社 |001|000|010|=2
高知  |010|000|02x|=3
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⭐️試合経過⭐️高知が3-2で履正社に勝利。攻撃陣は、わずか計2安打にとどまるも、終盤の好機を確実にものにした。まず2回裏に相手ミスと2つの四球から無死満塁のチャンスを作ると、相手バッテリーミスから1点を先制。その後、1点を勝ち越されて迎えた8回裏、代打•井上聡太(2年)がチーム初安打を記録すると、このあと2つの四球から2死満塁のチャンスで、3番髙塚涼丞(2年)が2点タイムリーを放って、3-2と逆転に成功。投手陣は、背番号11西村真人(2年)が2回を、背番号18平悠真(1年)が2回を投げ、その後は背番号17辻井翔大(1年)が5回を被安打4・四死球2・奪三振2・失点1と好投し、最後粘る相手打線を振り切った。敗れた履正社は、背番号1福田幸之介(2年)が7回1/3を投げて被安打1・四死球6・奪三振4と好投し、7回裏終了時点まで相手打線をノーヒットに抑える好投。8回裏の1死1・2塁のピンチの場面から背番号11増田壮(2年)が登板し、その後に逆転打を浴びた。攻撃陣は相手を上回る計8安打を記録。3回表に2番森澤拓海(2年)の安打で1点、8回表には4番坂根葉矢斗(2年)の犠牲フライで1点を奪い、一時は2-1と勝ち越すも最後は競り負けた。※観客数:8000人




3月22日(水) 2回戦 

09:00     2-0 彦根総合  [レポート]
光   |000|000|011|=2
彦根総合|000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️光が2-0で彦根総合に勝利(センバツ初出場・初勝利)。背番号1升田早人(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打3・四死球1・奪三振11・失点0・計99球と圧巻のピッチングを繰り広げて完封勝利。守備陣も失策1でエースを盛り立てた。攻撃陣は計10安打。チャンスを再三作るも無得点で迎えた8回表、2番林大遥(2年)と4番藤井啓輔(2年)の安打で2死1・2塁とし、ここで5番岡本一颯(2年)の安打で1点を先制。9回表には相手失策から1点を追加し、2-0とした。打者では、4番藤井啓輔(2年)が3打数3安打と活躍が光った。敗れた彦根総合は、背番号10勝田新一朗(2年)が6回1/3を被安打7・四死球1・奪三振7・失点0と気迫溢れる好投を見せ、その後は背番号1野下陽祐(2年)が登板。攻撃陣は計3安打で無得点。打者では、6番友利瑞煕(1年・背番号16)が同校初となる聖地初安打を放つなど2安打を放つ活躍を見せた。※観客数:7000人


11:30 常葉大菊川 0-3 専大松戸  [レポート]
常葉大菊川|000|000|000|=0
専大松戸 |300|000|00x|=3
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⭐️試合経過⭐️専大松戸が3-0で常葉大菊川に勝利。背番号1平野大地(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打7・四死球1・奪三振6・失点0・計132球で完封。攻撃陣は、計4安打で3得点。初回に3者連続四死球から1死満塁のチャンスをもらうと、5番太田遥斗(2年)の安打で2点、押出四球で1点を追加し、この3点を最後まで守り切った。敗れた常葉大菊川は、背番号1久保綾哉(1年)が9回を被安打4・四死球6・奪三振0・失点3・計120球と力投。初回こそ制球を乱すも、その後は3回から7回まで無安打に抑えるなど好投を見せた。攻撃陣は、計7安打を放つも好機で一本が出ず無得点に終わった。なお、この試合の同時刻で開催されたWBCでは侍ジャパンがアメリカに3-2で勝利し優勝を果たした。※観客数:9000人


14:00 城東   2-5 東海大菅生  [レポート]
城東   |110|000|000|=2
東海大菅生|103|000|01x|=5
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⭐️試合経過⭐️東海大菅生が5-2で城東(21世紀枠)に勝利。監督の交代劇などの困難を乗り越え、登録18人中15人が出場する全員野球で初戦突破。投手陣は4人が継投し、背番号18宮本恭佑(1年)が2回2失点、背番号14島袋俐輝(2年)が4回を、背番号11末吉陽輝(2年)が1回を、背番号1日當直喜(2年)が残る2回を登板。攻撃陣は計8安打。1回裏に相手ミスから1点を奪って同点とすると、再び1点を勝ち越されて迎えた3回裏には、3番酒井駿輔(2年)の3塁打で2点(逆転)、6番門間丈(2年)の犠牲フライで1点を奪って、4-2。終盤の8回裏には、相手ミスから1点を追加し、5-2とした。敗れた部員13人の城東は、試合前には永野悠菜さん(2年)が女子マネとしては甲子園で史上初のシートノックを実施。投手陣は、背番号1清重登揮(2年)が2回4失点と力投し、その後、秋背番号1を背負ったカリカリボーズがトレードマークの背番号7岡一成(1年)が残る6回を被安打4・四死球2・奪三振1・失点1と好投。序盤優位に立った攻撃陣は、計7安打。”1試合あたりの盗塁数が出場校1位”の機動力を発揮し、1回表に2番吉田優(2年)が盗塁を決め、そのあと内野ゴロの間に歴史的な聖地初得点を記録。2回表には、9番長谷鴻志郎(1年)が”バントゲーム”で鍛え上げられた技を見せ、スリーバントスクイズで1点を追加。この試合、ノックで鍛え上げられたショート吉田優(2年)とセカンド長谷鴻志郎(1年)らは再三の好守備をみせ、センター加統蒼眞(2年)は好返球で甲子園球場を大きく沸かせた。永野さんをマネに誘ったキャプテン森本凱斗捕手(2年)は好リードと好送球でチームを引っ張り、最終回の打席では目に光るものがあった。最後、9回表2死1塁で代打に立った背番号11阿部立城(1年)は見事なライト前安打を放つなど、最後まで粘りを見せた。万雷の拍手が贈られた21世紀枠の城東、ここ聖地で確かな歴史と印象を刻みこんだ。※観客数:9000人



3月21日(火) 2回戦

09:00 石橋   0-3 能代松陽   [レポート]
石橋  |000|000|000|=0
能代松陽|100|000|02x|=3
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⭐️試合経過⭐️能代松陽が3-0で石橋に勝利。背番号1森岡大智(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打2・四死球0(無死四球)・奪三振12・失点0・計117球で完封。攻撃陣は計10安打。初回に4番齋藤舜介(2年)の犠牲フライで1点を先制すると、8回裏にはWスチールからチャンスを広げ、その後に相手失策から2点を追加し、3-0とした。打者では2番淡路建司(2年)が4打数3安打1盗塁と好機を生みだした。敗れた21世紀枠の石橋は、背番号6入江祥太(1年)が7回を被安打9・四死球1・奪三振3・失点3・計104球と力投をみせ、その後は背番号1藤巻翔汰(2年)が登板。8回裏からは昨年4月に右膝を手術した横松誠也主将(2年)が聖地で公式戦初となるマスク。攻撃陣は計2安打。3回表に7番亀井将広(2年)が歴史的な聖地初安打を放ち、8回表には6番原佑太(1年)がチーム2本目の安打を記録した。※観客数:10000人


11:30 長崎日大 3-4 龍谷大平安   [レポート]
長崎日大 |001|000|200|=3
龍谷大平安|010|000|30x|=4
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⭐️試合経過⭐️龍谷大平安が4-3で長崎日大に勝利。攻撃陣は計11安打。2点を勝ち越されて迎えた直後の7回裏、2死から7番松浦玄士(2年)が安打、代打•背番号17石丸晟智(2年)が安打で出塁すると、相手バッテリーミスからまず1点。さらに、代打•背番号15松井駿汰(2年)の2塁打で1点を奪って3-3の同点とし、続く1番白石力翔(2年)の安打で1点を奪い、4-3と逆転。投手陣は、背番号1桒江駿成(2年)が7回を被安打7・四死球0(無死四球)・奪三振7・失点3と好投し、残る2回を直前変更でベンチ入りした背番号11岩井聖(2年)が最速147キロをマークするなど好救援した。敗れた長崎日大は、背番号1廣田樹大(2年)が6回1/3を投げて4失点、残るイニングを背番号10西尾海純(1年)が登板。攻撃陣は計7安打。得点は、3回表に1番平尾大和(2年)で1点、7回表にはWスチールから1点、8番廣田樹大(2年)の安打で1点を奪い、終盤に一時勝ち越すも最後は競り負けた。このゲーム裏では、WBC侍ジャパンが村上のサヨナラ打でメキシコに6x-5で勝利し決勝進出を決めた。※観客数:16000人


14:00 慶應義塾 1-2x 仙台育英(10)[レポート]
慶應義塾|000|000|001|0 =1
仙台育英|000|010|000|1 =2x
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が慶應義塾に2x-1(延長10回TB)で勝利。同点で迎えた延長10回裏、申告敬遠から2死満塁のチャンスを作ると、1番山田脩也主将(2年)がレフトへサヨナラ打を放ち決着。投手陣は、3投手が継投。まず、背番号11仁田陽翔(2年)が先発。2回表に1死満塁から背番号1高橋煌稀(2年)が登板し後続を断つなど、6回2/3を投げて被安打4・四死球0・奪三振5・失点0・計88球と好投。その後、9回表途中から背番号10湯田統真(2年)が登板して9回表に同点に追いつかれるも、10回表を無失点に抑えるなど好投。攻撃陣は計8安打を放ち、5回裏に4番齊藤陽(2年)、6番尾形樹人(2年)がヒットで出塁し、8番高橋煌稀(2年)の安打で1点を先制。その後は同点とされるも、最後は大会初となる延長10回タイブレークの激戦を制した。敗れた慶應義塾は、背番号10小宅雅己(1年)が8回を被安打6・四死球0・奪三振7・失点1と好投し、その後は背番号1松井喜一(2年)が登板。攻撃陣は計6安打。9回表には、この回先頭の6番延末藍太(2年)がヒットで出塁し犠打で送ると、代打の切り札・安達英輝(2年)が期待に応えるタイムリーを放ち、土壇場で1-1の同点。10回表には、2死満塁のチャンスで5番清原勝児(1年)に打席が回るも、ここは空振り三振で得点が奪えず。声出し応援が解禁された甲子園、両チームは雨の中で白熱した大接戦を繰り広げた。※観客数:24000人



3月20日(月) 2回戦

09:00 海星   5-1       [レポート]
海星  |110|020|010|=5
社   |000|100|000|=1
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⭐️試合経過⭐️海星が5-1で社に勝利。背番号1吉田翔(2年)が7回を被安打4・四死球4・奪三振5・失点1・計134球と好投し、残る2回を背番号10髙野颯波(2年)が好救援した。攻撃陣は計9安打を放ち、巧みな機動力と好走塁を再三見せ、好機を確実に得点につなげた。1回表、オートレーサーの父を持つ1番田中朔太郎(1年)が安打で出塁し犠打で送ると、3番永田晃庄(1年)の犠飛で1点を先制。2回表には、5番平尾幸志郎(2年)が安打&盗塁でチャンスを作ると、7番角野夢才志(2年)の安打で1点を追加。5回表には4番田川一心(2年)の3塁打で2点を加えると、8回表には先頭から2者が安打で出塁すると、代打•江口煌雅(1年)がスリーバント犠打を決めて、そのあと内野ゴロの間に1点を追加し(好走塁)、5-1。敗れた社は、背番号1高橋大和(2年)が8回を被安打9・四死球2・奪三振5・失点5、最終回は背番号9年綱皓(2年)に継投。攻撃陣は計5安打。得点は、4回裏に2死から7番尾崎寛介(1年)が安打で出塁して盗塁(送球を巧みにかわす)を決め、そのあと8番隈翼(2年)の安打で奪った1点にとどまった。※観客数:12000人


11:30 広陵   5-0 二松学舎   [レポート]
広陵  |100|030|010|=5
二松学舎|000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️広陵が5-0で二松学舎に勝利。背番号1髙尾響(1年)が8回を被安打5・四死球4・奪三振5・失点0・計113球と好投し、走者を背負う場面ではギアチェンジ。余力を残しながらのピッチングで、自身最終回となる8回裏には最速146kmをマーク。その後、9回裏は左のエース背番号10倉重聡(2年)が試合を締めた。攻撃陣は計12安打。初回に四球で2者を出すと、内野ゴロ併殺崩れの間に1点を先制。その後、5回表には、1番田上夏衣(2年)が2塁打で出塁すると、3番真鍋慧(2年)の安打で1点、4番小林隼翔(2年)の2塁打で1点、5番只石貫太(1年)の2塁打で1点を追加し、4-0。8回表には、内野ゴロから1点を奪い、5-0とした。大会注目のボンズ真鍋慧(2年)は、4打数3安打1打点(+四球)の活躍を見せた。敗れた二松学舎は、背番号1重川創思(1年)が5回4失点と力投し、その後は背番号10大内啓輔(1年)が4回を被安打4・四死球0・奪三振1・失点1と好投。攻撃陣はわずか計5安打に抑えられて得点が奪えなかった。※観客数:16000人


14:00 敦賀気比 1-3 大阪桐蔭   [レポート]
敦賀気比|000|100|000|=1
大阪桐蔭|002|000|10x|=3
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⭐️試合経過⭐️大阪桐蔭が3-1で敦賀気比に勝利。背番号1前田悠伍(2年)が9回を被安打8・四死球2・奪三振14・失点1・計134球で完投。走者を背負う場面もバックの好守に支えられながら、尻上がりに調子を上げ、粘り勝ち。攻撃陣は計7安打。3回裏に失策から走者を出すと、2番村本勇海(2年)の3塁打で1点、3番徳丸快晴(1年)の安打で1点を奪い、序盤に2点を先制。7回裏には、8番小川大地(2年)が3塁打で出塁し、1番山田太成(2年)が2塁打で返して3-1とした。敗れた敦賀気比は、昨夏の聖地を経験した背番号18竹下海斗(1年)が6回を被安打5・四死球3・奪三振1・失点2と好投し、その後は背番号1辻晶太(2年)と背番号10桶谷司(2年)が継投。守備陣は、ライト友田泰成(2年)やセカンド西口友翔(1年)らが再三の好守で支え、大接戦に持ち込んだ。攻撃陣は、相手を上回る8安打を記録。得点は、4回裏に6番友田泰成(2年)の2塁打で奪った1点にとどまった。※観客数:20000人




3月19日(日) 1•2回戦 

09:00 東邦   6-3 鳥取城北   [レポート]
東邦・・|010|300|110|=6
鳥取城北|000|003|000|=3
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⭐️試合経過⭐️東邦が6-3で鳥取城北に勝利。攻撃陣は計12安打を放ち、機動力と犠打を絡めて相手を揺さぶった。まず、2回表に8番藤江壮太(1年)の安打で1点を先制すると、4回表にはヒット3本(バント2本)から無死満塁とし、7番南出玲丘人(2年)の安打で2点、9番宮國凌空(2年)のスクイズで1点を奪い、4-0。その後は1点差に迫られるも、7回表に3番眞邉麗生(2年)の安打で1点、8回表に牽制悪送球から1点を奪い、6-3と突き放した。投手陣は、番号1宮國凌空(2年)が6回を被安打4・四死球6(押出2つ)・失点3と粘投し、その後は背番号10山北一颯(2年)と背番号9岡本昇磨(2年)が救援。敗れた鳥取城北は、先発の背番号1新庄空(2年)が8回6失点、最終回は背番号10村山龍成(2年)、背番号18吉田晟(2年)が継投。攻撃陣は計4安打(残塁11つ)。6回裏には、2死満塁から押出四球から2点、1番原田颯太(2年)の内野安打に失策が絡み1点を追加するも、その後は得点が奪えなかった。※観客数:12000人


11:30 大分商業 6-8 作新学院   [レポート]
大分商業|000|101|202|=6
作新学院|040|001|30x|=8
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⭐️試合経過⭐️作新学院が8-6で大分商業に勝利。作新学院は18人中17人が出場した総力戦でシーソーゲームを制した。攻撃陣は計11安打。まず、2回裏に7番上野飛馬(2年)の安打で2点、2番東海林智(2年)の安打で2点を奪い、一挙4点を先制。その後に追い上げられるも、6回裏には代打•細谷季登(2年)の安打で1点、7回裏には4番齋藤綾介(2年)の安打で1点、6番塙綸ノ亮(2年)の犠飛で1点、7番上野飛馬(2年)の安打で1点を奪い、突き放した。投手陣は、背番号1川又楓(2年)・背番号18市川春之介(2年)・背番号11福冨竜世(2年)が継投し、最後は背番号6磯圭太(2年)が粘る相手打線を振り切った。打者では、直前の登録変更でベンチ入りした背番号15上野飛馬(2年)が先制打を含む4打数2安打3打点と活躍が光った。敗れた大分商業は、背番号1児玉迅(2年)が5回4失点、背番号10飯田凜琥(2年)が2回4失点、その後は背番号18松木翔和(2年)が登板。攻撃陣は計9安打を放ち、9回表には4番羽田野颯未(2年)の安打で1点、5番江口飛勇(2年)の安打で1点を奪い、最後2点差に迫るも及ばず。打者では、5番江口飛勇(2年)が5打数3安打2打点と活躍が光った。※観客数:18000人


14:00 英明  3-2 智辯和歌山   [レポート]
英明・・ |000|001|020|=3
智辯和歌山|000|001|010|=2
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⭐️試合経過⭐️英明が3-2で智辯和歌山に勝利。英明は、3投手の継投リレーで屈指の強力打線を誇る智辯和歌山を抑え込み、センバツ初勝利。先発した背番号1下村健太郎(2年)が6回を被安打8・四死球3・奪三振0・失点1と好投。その後、7回裏からは背番号8寿賀弘都(2年)が登板し、8回裏に1点を奪われ、その後に捕手送球が利き腕に直撃するアクシデントに見舞われるも、治療後に再びマウンドに上がって1死満塁のピンチを抑え込んで追加点を許さず。1点差で迎えた9回裏には、3人目の背番号9百々愛輝(1年)が2死3塁のピンチを背負うも、得点を許さなかった。攻撃陣は計9安打。6回表に4番寿賀弘都(2年)の安打で1点を先制。その後、同点で迎えた8回表にヒット2本から2死1・2塁のチャンスを作ると、5番中浦浩志朗(2年)が2点タイムリーを放ち、これが決勝点に。敗れた智辯和歌山は、背番号11吉川泰地(2年)が5回2/3を投げて1失点、その後は背番号1清水風太(2年)が3回1/3を投げて2失点。攻撃陣は、相手を上回る計11安打を放つも(残塁13つ)、6回裏に9番杉本颯太(2年)の安打で1点、8回裏に8番清水風太(2年)の安打で奪った1点の計2得点にとどまった。※観客数:23000人



3月18日(土) 1回戦

10:30 開会式 ※選手宣誓:高松商業 横井亮太主将
⭐️選手宣誓⭐️『宣誓。たった1回の体験を私たち高校球児が追いかけはじめてから、ここまでの、この舞台に立つまでに、沢山の支えや応援がありました。制約がかかる中で、多くの方々が努力をして私たちが全力で野球をできる環境を作ってくださいました。そして、この春、甲子園に声を出しての応援が戻ってきます。野球ができること、それを応援してもらえることは当たり前ではなく大変ありがたいことだと感じています。様々な制限があった生活も徐々に終わりを迎えつつあります。一方で、戦争、紛争、そして災害。私たちが野球に打ち込んでこられたように、全ての若者が希望を持ち夢を追いかけられる平和な世の中となるよう、願わずにはいられません。そして、私たち高校球児が仲間を信じ、”一枚岩”となって全身全霊でプレーし、勇気や感動を届けることで、支えてくださる全ての方に恩返しをしたいと思います。この聖地・甲子園で全高校球児が一球に魂を込め、正々堂々戦い抜くことを誓います。高松商業 横井亮太主将』※観客数:8000人


12:00 東北   1-3 山梨学院   [レポート]
東北・・|000|000|100|=1
山梨学院|000|020|10x|=3
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⭐️試合経過⭐️関東王者の山梨学院が3-1で東北に勝利。引き締まった投手戦を制した。背番号1林謙吾(2年)が9回を被安打5・四死球1・奪三振6・失点1・計119球で完投。序盤4回までを被安打0・四死球0と抜群の立ち上がりを見せ、流れを作った。攻撃陣は計10安打。中盤の5回裏、5番進藤天主将(2年)の安打で1点、6番佐仲大輝(2年)の2塁打で1点を先制。1点差に迫られた直後の7回裏には、安打2本と犠打で1死2・3塁とし、女房役の6番佐仲大輝(2年)が今度は犠牲フライを放ち、3-1と突き放した。敗れた東北は、背番号1ハッブス大起(2年)が再三ピンチを背負うも4回2/3を失点2、その後は背番号10秋本羚冴(2年)が3回1/3を失点1と共に好投。攻撃陣は計5安打。7回表にヒット2本からチャンスを作ると、7番伊達一也(2年)のサード強襲安打で奪った1点にとどまった。※観客数:11000人


14:30 高知   4-1 北陸     [レポート]
高知|020|001|010|=4
北陸|100|000|000|=1
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⭐️試合経過⭐️高知が4-1で北陸に勝利。先発した背番号17辻井翔大(1年)が7回1/3を投げて被安打6・四死球3・奪三振5・失点1・計108球と好投し、自らのバットでは2回表に逆転となる2点3塁打を放つなど投打で活躍をみせた。8回裏には、1死1・2塁のピンチから登板した背番号18平悠真(1年)が好救援。攻撃陣は計8安打を放ち、6回表には秋県大会で右手首骨折を負った6番門野結大(2年)の安打で1点、8回表には5番高木心寧(2年)の安打で1点を追加し、4-1と突き放した。敗れた北陸は、背番号1友廣陸(2年)が6回を被安打5・四死球2・奪三振6・失点3と力投し、その後は背番号12川上将大(2年)・背番号18竹田海士(1年)・背番号11中川空(2年)が継投。攻撃陣は計8安打を放つも1点止まり。打者では、4投手を好リードした捕手の5番平田海智(2年)が先制打を含む4打数3安打1打点と活躍した。※観客数:15000人


17:00 大垣日大 3-4 沖縄尚学   [レポート]
大垣日大|000|102|000|=3
沖縄尚学|004|000|00x|=4
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⭐️試合経過⭐️沖縄尚学が4-3で大垣日大に勝利。背番号1東恩納蒼(2年)が9回を被安打7・四死球0・奪三振4・失点3・計119球で完投。攻撃陣は計10安打。3回裏に、ヒット3本から2死満塁のチャンスを作ると、4番仲田侑仁(3年)が大会第1号となる満塁ホームランを放ってこれが決勝点に。この試合で4番仲田侑仁(3年)は4打数3安打4打点(満塁弾)と躍動した。敗れた大垣日大は、背番号1山田渓太(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打10を浴びたものの、計103球を投げて与死四球0・奪三振9と好投が光った。攻撃陣は計7安打。4回表と6回表にいずれもヒットからチャンスを広げて、相手失策から計3点。打者では、阪口監督の孫・3番髙橋慎(2年)が4打数3安打と気を吐いた。※観客数:7500人



[出場校] 全36出場校 紹介ページ

【センバツ2023年 全36出場校一覧 特集ページ】
・北海道 :優勝:クラーク
・東北  :優勝:仙台育英、準V:東北
・東北  :4強:能代松陽
・関東  :優勝:山梨学院、準V:専大松戸
    : 4強:健大高崎慶應義塾
    : 8強:作新学院
・東京  :優勝:東海大菅生、準V:二松学舎
・北信越 :優勝:北陸、準V:敦賀気比
・東海  :優勝:東邦、準V:常葉大菊川
東海   :4強:大垣日大
・近畿  :優勝:大阪桐蔭、準V:報徳学園
関西   :4強:智辯和歌山龍谷大平安
関西   :8強:履正社彦根総合
・中国  :優勝:広陵、準V:
中 国  :4強:鳥取城北
・四国  :優勝:英明、準V:高松商業
・四国  :4強:高知
・九州  :優勝:沖縄尚学、準V:長崎日大
・九州  :4強:海星大分商業
・㉑世紀枠:氷見(富山) 城東(徳島) 石橋(栃木)

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