【結果一覧】センバツ2021年⚡️東海大相模が優勝

センバツ高校野球 2021年

センバツは、2021年3月19日(金)〜4月1日(木)の日程で開催。試合結果一覧は、以下の通り。

決勝は、東海大相模が3x-2(9回サヨナラ)で明豊に勝利し、優勝。優勝は10年ぶり3回目。決勝がサヨナラとなったのは2016年に智辯学園が延長11回の末に2-1で高松商業を破って以来、5年ぶり13度目。

新型コロナウィルス感染拡大防止を目的に、一般観客は上限1万人(チケットは全席指定・前売り券のみ)で開催。また、ブラスバンドは禁止され、事前に録音された音源がアルプスや内野席のスピーカーを通じて流された。


◆明治神宮大会枠(1枠)は、21世紀枠を通常の3枠から「4枠」に。※明治神宮大会が中止されたための措置

◆開会式では全校入場行進は行わず、初日に出場6校が参加。残る26校は、行進模様がスクリーンに投影。行進曲は前回同様にFoorinの「パプリカ」。選手宣誓は初日の6校の主将がくじを引いて決めた。甲子園練習や公募始球式はなし。※夏の甲子園2021年では、全出場校による入場行進

4月1日(木) 決勝戦  [第11日目]

12:30 明豊 2-3x 東海大相模  [見所]
 明豊・・・|100|100|000|=2
 東海大相模|100|010|001|=3x
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東海大相模が3x-2(9回サヨナラ)で明豊に勝利し、優勝。優勝は10年ぶり3回目。決勝がサヨナラとなったのは2016年に智辯学園が延長11回の末に2-1で高松商業を破って以来、5年ぶり13度目。試合は、初回に両チームが1点ずつを取り合う展開に。1回表、明豊は4番・黒木日向(2年)のタイムリーで1点を先制。東海大相模は、すかさずスクイズで同点に追いつく。明豊は4回表、2番・阿南心雄(2年)の犠牲フライで1点を勝ち越す。しかし東海大相模は、5回裏に2番手でマウンドにあがった9番・求航太郎(1年)のタイムリーで同点とする。試合は9回裏、東海大相模が1死満塁のチャンスを作ると、3番・小島大河(2年)がサヨナラ打を放ち、3x-2で勝利した。東海大相模は、石川永稀(2年)・求航太郎(1年)が継投。6回裏の2死1・2塁のピンチからエース石田隼都(2年)が救援。石田は大会を通じて無失点を記録。一方の明豊は背番号10の太田虎次朗(2年)が7回2失点の好投。エース京本眞(2年)は9回裏にピンチを招き、サヨナラ打を浴びた。



3月31日(水) 準決勝  [第10日目]

11:00 東海大相模 2-0 天理   [見所]
 東海大相模|100|000|001|=2
 天理・・・|000|000|000|=0
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東海大相模が2-0で天理に勝利し、決勝進出。エース石田隼都(2年)が、天理打線をヒット3本・死四球0で完封。奪った三振は15つと、圧巻のピッチングを見せた。チームは1回表、2番・綛田小瑛(2年)が単打の当たりも、セカンドへ一気に進塁。4番・柴田疾(2年)がヒットで返し1点。最終回にも相手バッテリーの悪送球で1点を奪った。一方の天理は、エース達孝太(2年)は登板せず。先発した背番号17の左腕・仲川一平(2年)が8回を7安打1失点と好投するも、打線が押さえ込まれた。


13:40 明豊 5-4 中京大中京   [見所]
 明豊・・・|000|500|000|=5
 中京大中京|000|012|001|=4
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明豊が中京大中京に5-4で勝利し、春夏通じて初の決勝進出。4回表、7番・塘原俊平(2年)の犠牲フライで先制すると、太田虎次朗(2年)のタイムリーで1点、9番・簑原英明(2年)の2塁打で2点を追加。さらに1番の阿南心雄(2年)のタイムリーで1点を奪い、大量5点を奪った。投げては、先発の背番号10・太田虎次朗(2年)が5回2/3を投げて、3失点も好投。残るイニングを背番号1・京本眞(2年)が粘る相手打線を抑え込んだ。4試合連続無失策と堅守も光った。一方の中京大中京は、先発の柴田青(2年)が3回2/3を投げて5失点。その後は、1週間500球の球数制限でこの試合は「121球」が上限となっていたエース畔柳亨丞(2年)へ継投。7回からは背番号17・大江嶺(1年)が投げた。攻撃は、今大会チームトップ打点の加藤優翔(2年)が6回裏に2点タイムリーを放ち、2点差。9回裏は、無死1・3塁のチャンスを作るも1点止まりだった。



3月29日(月) 準々決勝  [第9日目]

08:30 仙台育英 3-10 天理 [見所]
 仙台育英|002|000|010|=3
 天理・・|200|422|00x|=10
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天理が仙台育英に10-3で勝利。エース達孝太(2年)は、8回を8安打・8四死球・6奪三振・3失点。計164球の粘りの投球をみせた。初回、3番・内藤大翔(1年)のタイムリーなどで2点を先制。4回には女房役・政所蒼太(2年)が勝ち越し打、5回には杉下海生(2年)が2点打、6回には4番・瀬千皓(2年)が2点打と、仙台育英の3投手を打ち崩した。一方の仙台育英は、失策3が響いた。左腕・古川翼(1年)が先発し2失点。2回からエース伊藤樹(2年)が登板するも8失点を喫した。その後は、右腕・松田隆之介(2年)に継投。中盤に大量失点し、最後まで流れを引き寄せられなかった。


11:10 東海大相模 8-0 福岡大大濠 [見所]
 東海大相模|241|000|010|=8
 福岡大大濠|000|000|000|=0
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東海大相模が8-0で福岡大大濠に勝利。エース石田隼都(2年)が先発し、被安打3・四球1・奪三振14で完封(116球)。初回に3番・小島大河(2年)と5番・百瀬和真(1年)のタイムリーで2点を先制すると、2回表には1番・門馬功(2年=門馬監督の息子)の2ラン本塁打など、序盤から試合の主導権を握った。一方の福岡大大濠は、プチトルネード投法の馬場拓海(1年)が先発し、1回1/3を投げて4失点。その後、エース毛利海大(2年)に継投するも4失点。中盤以降は相手打線を抑え込むも、打線がヒット3本と沈黙した。


13:50 明豊 6-4 智辯学園 [見所]
 明豊・・|102|020|010|=6
 智辯学園|000|012|010|=4
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明豊が6-4で智辯学園に勝利。初回、明豊は1番・幸修也(2年)の先頭打者ホームランで1点を先制。3回には2番・阿南心雄(2年)と4番の黒木日向(2年)のタイムリーで2点を追加。さらに5回には4番の黒木日向(2年)が2点タイムリーを放ち、5-0と序盤で主導権を握った。一方の智辯学園は、6回裏に押出四球と内野ゴロで2点を奪い、5-3。さらに2死満塁とし長打が出れば一打逆転の場面。ここで、4番・山下陽輔(2年)の放ったレフトオーバーの打球を明豊・阿南心雄(2年)がスーパーキャッチし、得点を許さなかった。明豊は、背番号1・京本眞(2年)、背番号10・太田虎次朗(2年)、背番号11・財原光優(2年)が3回ずつを継投し、粘る相手打線を押さえ込んだ。智辯学園は、背番号1・西村王雅(2年)が先発し5失点。6回からは背番号10・小畠一心(2年)に継投。攻撃は16残塁を記録し、あと一本が出ずに敗れた。


16:30 中京大中京 6-0 東海大菅生 [見所]
 中京大中京|310|020|000|=6
 東海大菅生|000|000|000|=0
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中京大中京が6-0で東海大菅生に勝利。エース畔柳亨丞(2年)は被安打2、四球5、奪三振7で完封。最終回まで馬力が残るスタミナで、9回裏もストレートで相手を押し続けた。攻撃では合計5安打も、序盤に四球や失策から4点を奪い、試合の主導権を握った。一方の東海大菅生は、肩の違和感を抱えていたエース本田峻也(2年)が今大会初先発。初回に1・2番に対して連続四球を出し、その後に送りバント処理を誤って2失点と、立ち上がりで苦しんだ。打線は、最後まで畔柳亨丞(2年)を捉えることができず2安打と沈黙した。



3月27日(土) 2回戦  [第8日目]

09:00 広島新庄 2-5 智辯学園  [見所]
 広島新庄|010|000|010|=2
 智辯学園|003|101|00x|=5
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智辯学園が広島新庄に5-2で逆転勝利し、準々決勝へ進出。右のエース小畠一心(2年)が6安打・2四球・失点2で完投(123球)。甲子園マウンドで自信につなげる好投をみせた。試合は、序盤に1点を先制されるも、3回裏には頼りになる主将・山下陽輔(2年)のタイムリーなどで3点を奪い逆転。一方の広島新庄は、左右のダブルエース花田侑樹(2年)と秋山恭平(2年)が継投。初戦の上田西戦に続き、両投手ともに好投をするも、相手投手の前に打線がつながらず、攻めきれなかった。


11:40 京都国際 4-5x 東海大菅生  [見所]
 京都国際|000|040|000|=4
 東海大菅生|011|000|003|=5x
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東海大菅生が京都国際に5x-4(9回サヨナラ)で勝利し、準々決勝へ進出。2点差で迎えた9回裏にまず1点を返すと、2死満塁から代打の背番号18・多井耶雲(1年)がサヨナラ打を放ち、劇的なサヨナラ勝利。最終メンバー変更で入った1年生が大仕事をやり遂げた。投手陣は、背番号11・鈴木泰成(1年)、背番号14・松永大輝(2年)が継投。最終回はエース本田峻也(2年)がマウンドにあがった。京都国際は、2点を先制されるも5回表に中川勇斗(2年)が2死満塁から走者一掃の2塁打を放ち逆転するなど、中盤以降は主導権を握った。左腕の森下瑠大(1年)は、9回を1人で投げ抜くも、最後はサヨナラ打を浴びた。京都国際は初出場。柴田戦・東海大菅生戦では、いずれも好ゲームを展開し、その強さを発揮した。


14:20 中京大中京 15-5 常総学院 [見所]
 中京大中京|012|501|024|=15
 常総学院|000|010|040|=5
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中京大中京が15-5で常総学院に勝利し、準々決勝へ進出。序盤・終盤と攻撃の手を緩めることなく、17安打15得点で大勝した。エース畔柳亨丞(2年)は、7回110球を投げて7安打・5四死球・7奪三振、失点1(押出四球)。最速は149キロを記録。1回戦・専大松戸戦を含めた2試合で計241球。残るイニングは松田新叶(2年)と柴田青(2年)が登板した。攻撃面では、2番・杉浦泰文(2年)が4打数4安打、6番・加藤優翔(2年)が5打数4安打4打点と活躍した。一方の常総学院は、中盤・終盤に3回の満塁チャンスを作るも攻めきれず、好機をいかせなかった。1回戦では、敦賀気比と延長13回のタイブレークで粘り勝つ野球を展開。エース秋本璃空(2年)と大川慈英(2年)はともに持ち味を出した。制球力・球威ともにあり、今後の成長が期待される両右腕だった。



3月26日(金) 2回戦  [第7日目]

09:00 東海大相模 1-0 鳥取城北 [見所]
 東海大相模|010|000|000|=1
 鳥取城北|000|000|000|=0
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東海大相模が鳥取城北に1-0で勝利し、準々決勝進出。背番号10の求航太郎(1年)が先発し、4回2安打と好投(55球)。5回からはエース石田隼都(2年)が投げ、相手に得点を与えなかった。攻撃は、2回表に失策で出た走者を6番・佐藤優真(2年)がヒットで返し1点。最後までこの1点を守り抜いた。一方の鳥取城北は、沖縄出身の背番号10・山内龍亜(2年)の好投が光った。9回表打者1人に四球を出した場面で交代したが、強力打線をわずかヒット4本に抑えた。9回裏に1死3塁のチャンスを作るも、あと一本が出ず敗れた。


11:40 福岡大大濠 8-4 具志川商業(延長11回) [見所]
 福岡大大濠|110|101|000|04=8
 具志川商業|102|001|000|00=4
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福岡大大濠が具志川商業との延長11回に及ぶシーソーゲームを8-4で制した。点を取り合う接戦は、延長11回表に8番・松尾光気(2年)のソロ本塁打で勝ち越すと、その後もヒット3本で3点を追加し、一挙4得点を奪い試合を決めた。エース毛利海大(2年)が粘り強い投球で、9回2/3(135球)を被安打9・四死球4・奪三振8の4失点と力投。その後、プチトルネード投法の馬場拓海(1年)が試合を締めた。一方、21世紀枠の具志川商業は、先制されるも新川俊介(2年)のソロホームランで同点。その後も、持ち味の機動力を発揮し、一歩も引かないを攻撃を展開した。内外野の堅守も光り、甲子園を沸かせた。


14:20 明豊 2-1 市立和歌山  [見所]
 明豊・・・|000|100|100|=2
 市立和歌山|000|001|000|=1
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明豊が市立和歌山との投手戦を2-1で勝利。背番号10の太田虎次朗(2年)が6回1/3(90球)を投げて、被安打4・四球3・奪三振7・失点1と好投。その後、背番号11の財原光優(2年)が2回2/3(40球)を、ノーヒットに抑えて試合を締めた。秋は失策1、この2試合は失策0と堅守も光った。攻撃では、この日は3番を任された米田友(2年)のソロ本塁打で先制。追いつかれた直後の7回表には、代打・竹下聖人(1年)が勝ち越し打を放ち、少ないチャンスを確実にものにした。一方の市立和歌山は、先発の米田天翼(1年)が一発を浴びるも4回投げて被安打4と好投。6回裏には、捕手・松川虎生(2年)の2塁打で同点に追いついた。しかし、エース小園健太(2年)は、チームが追いついた直後に1失点を喫し、これが決勝点。小園は5回を投げて、被安打3・四球2・奪三振5だった。



3月25日(木) 1・2回戦  [第6日目]

09:00 専大松戸 0-2 中京大中京  [見所]
 専大松戸|000|000|000|=0
 中京大中京|000|002|00x|=2
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中京大中京が専大松戸との投手戦を2-0で制した。エース畔柳亨丞(2年)が被安打6・死四球2・奪三振12を記録し、完封勝利(131球)。打線は、好投手・深沢鳳介(2年)の前に”合計3安打”と抑えられるも、7回裏に7番・櫛田理貴(2年)のランニングツーランホームラン(大会第3号)で先制、これが決勝点となった。一方の専大松戸は、エース深沢鳳介(2年)が好投。右スリークオーターからの制球力は抜群で、相手打線をわずか3安打に抑えた。打線は相手を上回るヒット6本を放つも、得点を奪えなかった。


11:40 神戸国際大付 5-13 仙台育英  [見所]
 神戸国際|000|010|310|=5
 仙台育英|223|104|10x|=13
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仙台育英が13-5で神戸国際大付属に勝利。仙台育英は、背番号10の松田隆之介(2年)が先発し、6回93球を投げて被安打3・四球2・奪三振8と好投。その後、7回は渋谷翔(1年)が、8回からは背番号5の吉野蓮(2年)が登板し、3投手の継投リレーで相手打線を抑えた。攻撃では、14安打で13得点。投打ともに強さが光り、日本一が見えてくる戦いぶりだった。一方の神戸国際大付属は、5投手が登板、登録選18名中17人が出場するも、序盤の失点が大きく響き敗れた。


14:20 天理 4-0 健大高崎 [見所]
 天理・・|110|000|200|=4
 健大高崎|000|000|000|=0
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天理が強力打線を誇る健大高崎に4-0で勝利。エース達孝太(2年)が、被安打2・四球6で完封(合計134球)。捕手・政所蒼太(2年)が盗塁を刺すなど、バックが相手のチャンスを早摘みし、得点を許さなかった。攻撃では、1回表に先頭の内山陽斗主将(2年)からの3連打で先制。2回には捕手・政所蒼太(2年)の安打で2点目。7回表には、4番・瀬千皓(2年)のタイムリー2塁打で2点を追加し、勝負を決めた。一方の健大高崎は、達孝太(2年)の前に2安打と沈黙。投手陣は、野中駿哉、今仲泰一、高松将斗の3投手が継投、11安打を浴びた。序盤でリードを奪われ、試合の流れを最後まで引き寄せられなかった。



3月24日(水) 1回戦  [第5日目]

09:00 聖カタリナ学園 3-4 東海大菅生 [見所]
 聖カタリナ|000|000|102|=3
 東海大菅生|012|000|01x|=4
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東海大菅生が、最終回に粘る聖カタリナ学園に4-3で勝利。東海大菅生は、大会5日目での第1号となる鈴木悠平(1年)のソロ本塁打で先制、3回には千田光一郎(2年)が大会2号となる2ランで試合を優位に進めた。投手陣は、背番号11の鈴木泰成(1年)、背番号14の松永大輝(2年)、背番号9の千田光一郎(2年)の3投手が継投し、粘るカタリナを振り切った。一方の聖カタリナ学園は、創部5年目で初の甲子園。最終回には1点差に迫る粘をみせた。注目の好投手・エース櫻井頼之介(2年)は、2本塁打を打たれるも6安打に抑える好投。奪三振は7、129球の熱投だった。9回表、1点差で2死満塁のチャンスで、4番・川口翔大(2年)に回るも、後一本が出なかった。


11:40 京都国際 5-4 柴田(延長10回) [見所]
 京都国際|000|000|300|2=5
 柴田・・|200|000|100|1=4
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京都国際が柴田との延長10回の大熱戦を5-4で制す。2点をリードされて迎えた7回表、1番・武田侑大(1年)の走者一掃の3塁打で逆転に成功。延長10回表には、3番・中川勇斗(2年)と5番・辻井心(1年)のタイムリーで2点を勝ち越し、試合を決めた。投手陣は、森下瑠大(1年)が先発し、5回を6安打2失点。6回からは、右の平野順大(1年)が登板し、5回を8安打2失点としのいだ。一方の柴田は、エース谷木亮太(2年)が、153球の熱投。被安打6と強力打線を抑えた。初回は、4番・菅野結生(1年)のタイムリーで2点を先制するなど、主導権を握った。放ったヒットは、相手打線の6本を大きく上回る14本。逆転された7回裏には、すぐさま同点。延長10回裏は1点を返し、一打サヨナラの場面も作った。秋の旋風、センバツでも柴田野球をみせた。


14:20 常総学院 9-5 敦賀気比(延長13回TB)[見所]
 常総学院|040|000|010|000|4=9
 敦賀気比|000|000|320|000|0=5
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今大会初のタイブレークとなった激闘(3時間15分)は、常総学院が敦賀気比に9-5(延長13回)で勝利。常総学院は、エース秋本璃空(2年)が7回(112球)を被安打2と好投。死四球を8つ与えるも、3失点に抑えた。8回からは、大川慈英(2年)に継投。同点で迎えた9回裏には、申告敬遠で1死満塁のピンチを背負うも冷静な投球で得点を与えなかった。100球を投げ、被安打4、2失点と好投でし、勝利を呼び込んだ。延長13回表、秋本璃空(2年)の勝ち越し打などで一挙4点を奪い、決着をつけた。対する敦賀気比は、エース竹松明良(2年)が2回に4失点。その後、4回から登板した背番号5・本田克(2年)が、劣勢の流れを変えた。8回裏には5-5の同点打を放つなど、活躍が光った。二桁背番号の選手も再三の好プレーを発揮。登録選手18人中17人が出場するなど、全員野球で総力戦を戦い抜いた。



3月23日(火) 1回戦  [第4日目]

09:00 県立岐阜商業 0-1x 市立和歌山  [見所]
 県立岐阜商|000|000|000|=0
 市立和歌山|000|000|001|=1x
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市立和歌山が県立岐阜商業に1x-0(9回サヨナラ)で勝利。9回裏、1死1・2塁から7番・亀井新生(2年)がタイムリーを放ち、勝負を決めた。エースの小園健太(2年)は、被安打4・与四球6・奪三振8を記録。9回を1人で投げ抜き、130球を投じて完封勝利。一方の県立岐阜商業は、左右のエース野崎慎裕(2年)と松野匠馬(2年)が好投。少ないチャンスをいかそうと、鍛冶舎監督は勝負どころで幾度も代打を送るも、あと一本が出ずに敗れた。


11:40 大阪桐蔭 6-8 智辯学園 [見所]
 大阪桐蔭|000|002|130|=6
 智辯学園|400|003|10x|=8
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智辯学園が終盤に追い上げをみせる大阪桐蔭を振り切り、8-6で勝利。優勝候補同士の激戦を制した。左腕エースの西村王雅(2年)は、8回を投げ被安打9・四球4・失点6と力投。最終回は、右のエース小畠一心(2年)が、ピンチを背負うも試合を締めた。攻撃は、初回に満塁チャンスから6番・植垣洸(2年)が走者一層となるタイムリー2塁打を放つなどし、4点を先制。その後も、制球に苦しむ相手投手陣を攻め、チャンスを確実にものにした。一方の大阪桐蔭は、相手を上回る10安打を放つも6点止まり。エース松浦慶斗(2年)、関戸康介(2年)、竹中勇登(2年)、川井泰志(1年)、別所孝亮(1年)の5投手が登板。合計9死四球を与え、試合の流れを相手に譲った。


14:20 上田西 0-1x 広島新庄(延長12回) [見所]
 上田西|000|000|000|000=0
 広島新庄|000|000|000|001=1x
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広島新庄が上田西との投手戦を1x-0(延長12回サヨナラ)で制した。エース花田侑樹(2年)が先発し、7回1/3(84球)を被安打6・死四球0・奪三振6。続く、秋山恭平(2年)が4回2/3(73球)を被安打2・死四球1・奪三振6と好投した。試合は行き詰まる投手戦となり、迎えた延長12回裏、広島新庄は2死からヒットで走者を出すと、4番・花田侑樹(2年)が外野を抜くタイムリーを放ち、決着をつけた。敗れた上田西は、エース山口謙作(2年)が最後まで一人で投げ抜き、162球の熱投。被安打7・奪三振9・四球はわずか1と好投した。出場校No.1の打率を持つも、相手投手の前に得点を奪えなかった。両チームともに失策0の引き締まったゲームだった。



3月22日(月) 1回戦  [第3日目]

09:00 八戸西 3-8 具志川商業 [見所]
 八戸西|000|000|201|=3
 具志川商|040|101|20x|=8
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具志川商業が21世紀対決を制し、8-3で八戸西に勝利。11安打、盗塁3と持ち前の機動力を交えた攻撃を存分に発揮した。2回裏には、ビッグイニングを作る。6番 比嘉、7番 知名、8番 上原、9番 伊波の連続タイムリーなどで一挙4点を奪い、試合を優位に進めた。エース新川俊介(2年)は7回を4安打と好投、2番手の粟國陸斗が試合をしめた。一方の八戸西は、失策4と守備に乱れが響いた。注目のエース福島蓮(2年)は、5回を投げて6安打・2四球・5失点、奪三振5。攻撃面では、最終回に1点を挙げる粘りを見せ、応援に駆けつけた3塁側アルプスを沸かせた。


11:40 福岡大大濠 2-1 大崎  [見所]
 福大大濠|020|000|000|=2
 大崎・・|000|000|100|=1
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秋季九州大会・決勝との同一カードは、福岡大大濠が2-1で大崎に勝利。福岡大大濠の左腕エース・毛利海大が4安打1失点で完投(合計143球)。奪三振は10個と、その持ち味を発揮した。2回表に、8番・松尾光氣のタイムリーで奪った2点を最後まで守り抜き、九州大会のリベンジを果たした。一方の大崎は、初の甲子園。独自大会優勝も甲子園にたどり着けなかった3年生、日常生活を支援する島民の期待を背負い、挑んだ。エース坂本安司は、9回を1人で投げ、被安打6と力投。バックも再三の好守備で支えるも、攻撃面であと一本が出ず、敗れた。


14:20 東播磨 9-10x 明豊(延長11回)[見所]
 東播磨|301|001|301|00=9
 明豊|302|004|000|01=10x
————————————————-
明豊が21世紀枠の東播磨に延長11回の末、10x-9のサヨナラ勝利。試合は、両チームが持ち味をぶつけ合う大熱戦に。初回に東播磨が足で揺さぶり3点を先制すると、すぐさま明豊が3点を奪い同点。その後も、東播磨が得点すると明豊が追いつくという展開が続いた。明豊が1点をリードして迎えた9回表、東播磨は1死3塁とすると、エース鈴木悠仁(2年)が3塁ゴロを放ち、スタートを切っていた走者が生還し同点に。延長11回裏、明豊はノーアウト満塁のチャンスを作ると、東播磨のバッテリーミスで1点を挙げて、10x-9のサヨナラ。両チーム合計5投手が登板し、計21個の死四球を与える展開に。東播磨が走者を出すと、果敢に明豊バッテリーを揺さぶり、攻め続けた。勝った明豊は、3番の黒木日向(2年)が3打点、4番の米田友(2年)が3打点と活躍。敗れた東播磨は、持ち前の”機動力”で明豊を揺さぶり、3塁側アルプスと甲子園の声援を力に”ヒガハリ野球”を存分に発揮した。



3月20日(土) 1回戦  [第2日目]

09:00 天理 7-1 宮崎商業   [見所]
  天理・・|020|000|410|=7
  宮崎商業|000|000|010|=1
————————————————-
天理が7-1で宮崎商業に勝利し、2回戦へ進出。天理・達孝太は、161球を投じ、6安打・1失点・10奪三振の完投。試合は、天理が先制するも、その後は宮崎商業の投手陣(日高大空、長友稜太)が力投。迎えた7回表に、エース達とバッテリーを組む捕手で9番の政所蒼太(達とは身長30センチ差)が、2点タイムリーを放ち、試合の流れを引きつけた。一方の宮崎商業は、52年ぶりの出場。終盤の8回裏には、中村碧人主将が意地のタイムリー3塁打を放ち1点を返す意地を見せたが敗れた。


11:40 鳥取城北 6-2 三島南  [見所] 
  鳥取城北|000|030|003|=6
  三島南|010|001|000|=2
————————————————-
鳥取城北が、21世紀枠の三島南に6-2で勝利。先制を許した鳥取城北は、5回に相手守備の乱れを突いた好走塁と、3番・畑中未来翔のタイムリーで3点を挙げて、逆転。最終回・相手投手が交代した場面で、ヒットを重ね3点を追加し、勝負を決めた。エース廣田周佑は、9回を完投、8安打を浴びながらも2失点と力投(122球)。一方の三島南は、1年生のエース植松麟之介が好投し、試合を作った。打者では、前田銀治が3塁打を放つなど、存在感を強く示した。三島南は敗れはしたが、果敢に攻め続ける野球を見せた。


14:20 東海大相模 3-1 東海大甲府(延長11回) [見所]
  東海大相|000|000|100|020=3
  東海大甲|000|000|010|000=1
————————————————-
東海大相模が東海大甲府に延長11回の末、3-1で勝利。秋季関東大会・準々決勝でのサヨナラ負けのリベンジを果たした。東海大相模は、直前の最終メンバー変更でベンチ入りした背番号18・石川永稀(2年)が好投。8回104球を投げ、被安打6の1失点と試合を作った。さらに、9回からはエース左腕・石田隼都(2年)が、気迫あふれる投球で相手打線を抑えた。延長11回表には、キャプテンの大塚瑠晏(2年)が勝ち越しとなるタイムリー2塁打、さらに4番・柴田疾(2年)のタイムリーで合計2点を挙げ、3-1と勝負を決めた。一方の東海大甲府は、エース左腕・若山恵斗(2年)が延長11回を1人で投げ抜き、計123球の熱投。気合十分で、甲子園球場全体の視線を集めた。バックも再三の好守備で盛り立てた。8回裏には、関東大会の東海大相模戦でサヨナラ打を放った久井竣也(2年)が1-1とする同点打を放つなど、勝負強さをみせた。



3月19日(金) 1回戦  [第1日目]

09:00 開会式 (宣誓=仙台育英・島貫丞主将)

10:00  北海 2-3x 神戸国際大付(延長10回) [見所]
  北海・・・・|010|010|000|0 =2
  神戸国際大付|000|001|001|1 =3x
————————————————-
神戸国際大付は、2回からエース阪上翔也からマウンドを託された背番号11・楠本晴紀がロングリリーフで好投。7回を投げて被安打6・失点1と同点、逆転の流れを呼び込んだ。1点を追う9回裏、神戸国際大付属は、武本琉聖がスクイズを外されるも3塁ランナーが本塁突入し、同点で延長へ。延長10回裏には、5番・関悠人が1死満塁からタイムリーを放ち、2x-1でサヨナラ勝利。今大会No.1の防御率を持つ北海高校のエース木村大成は、前評判通りの好投を見せるも、1回戦で姿を消した。


12:40 明徳義塾 0-1 仙台育英     [見所]
  明徳義塾|000|000|000|=0
  仙台育英|010|000|00x|=1
————————————————-
仙台育英が、古川翼(1年)と伊藤樹(2年)の継投リレーで、明徳義塾の打線をヒット1本に抑え、1-0で完封。先発の古川翼は3回2/3を投げて被安打1、エース伊藤樹は5回1/3を投げては無安打ピッチングと好投。対する明徳義塾のエース代木大和は、被安打10を浴びながらも、要所をしめ、外野の好守備にも助けられながら9回を投げ切り1失点。仙台育英が序盤2回に挙げた1点を守り切り、名門校同士の対決を制した。


15:20 下関国際 2-6 健大高崎     [見所]
  下関国際|000|000|002|=2
  健大高崎|020|000|04x|=6
————————————————-
健大高崎が6-2で下関国際に勝利。エース髙松将斗(2年)は、9回を1人で投げ抜き、3安打・2死四球・2失点と好投。打撃が注目される中で、投手陣の力を魅せた。健大高崎は、8回裏にプロ注目の4番・小澤周平(2年)があわや本塁打という強烈な打球の2塁打を放つなど、一挙4得点を挙げて試合を決めた。下関国際は、先発の松尾勇汰(1年)、エース古賀康誠(1年)の継投で相手打線を苦しめた。また9回表には2点を挙げる”終盤の粘り”を見せるなど、持ち味を発揮した。



目次





全32出場校ベンチ入りメンバー

センバツ甲子園におけるベンチ入りメンバー(登録選手)は、各チーム特集ページから閲覧可能。

北海道地区:1】出場回数・地区成績
北海(北海道)    10年ぶり13回目[優勝]
 ※補欠校:旭川実業、知内

東北地区:2】出場回数・地区成績
仙台育英(宮城)    2年連続14回目[優勝]
柴田(宮城)      初出場[準優勝]
 ※補欠校:花巻東(岩手)、日大山形(山形)

関東東京地区:6】出場回数・地区成績
健大高崎(群馬)    2年連続5回目[優勝]
常総学院(茨城)    5年ぶり10回目[準優勝]
専大松戸(千葉)    初出場[4強]
東海大甲府(山梨)   5年ぶり6回目[4強]
東海大菅生(東京)   6年ぶり4回目[優勝]
東海大相模(神奈川)  2年連続12回目[8強]
 ※補欠校 関東:國學院栃木(栃木)、鎌倉学園(神奈川)
 ※補欠校 東京:日大三、二松学舎

北信越地区:2】出場回数・地区成績
敦賀気比(福井)     5年ぶり8回目[優勝]
上田西(長野)      初出場[準優勝]
 ※補欠校:星稜 (石川)、関根学園(新潟)

東海地区:2】出場回数・地区成績
中京大中京(愛知)    2年連続32回目[優勝]
県立岐阜商業(岐阜)   2年連続30回目[準優勝]
 ※補欠校:三重(三重)、岐阜第一(岐阜)

近畿地区:6】出場回数・地区成績
智辯学園(奈良)     2年連続14回目[優勝]
大阪桐蔭(大阪)     2年連続12回目[準優勝]
市立和歌山(和歌山)   2年ぶり7回目[4強]
京都国際(京都)     初出場[4強]
神戸国際大付(兵庫)   4年ぶり5回目[8強]
天理(奈良)       2年連続25回目[8強]
 ※補欠校:智辯和歌山(和歌山)、龍谷大平安(京都)

中国四国地区:5】出場回数・地区成績
広島新庄(広島)     2年連続3回目[優勝]
下関国際(山口)     3年ぶり2回目[準優勝]
明徳義塾(高知)     2年連続20回目[優勝]
聖カタリナ(愛媛)    初出場[準優勝]
鳥取城北(鳥取)     2年連続3回目[4強]
 ※補欠校 中国:米子東(鳥取)、桜ケ丘(山口)
 ※補欠校 四国:小松(愛媛)、鳴門(徳島)

九州地区:4】出場回数・地区成績
大崎(長崎)       初出場[優勝]
福大大濠(福岡)     4年ぶり5回目[準優勝]
明豊(大分)       3年連続5回目[4強]
宮崎商業(宮崎)     52年ぶり3回目[4強]
 ※補欠校:神村学園(鹿児島)、延岡学園(宮崎)

21世紀枠:4】出場回数・地区成績
八戸西(青森)      初出場[東北8強]
三島南(静岡)      初出場[静岡4強]
東播磨(兵庫)      初出場[近畿1回戦]
具志川商業(沖縄)    初出場[九州8強]
 ※補欠校:富山北部・水橋(富山)、知内(北海道)
 ※2021年センバツは神宮枠1枠を21世紀枠へ割当



センバツ大会概要とポイント整理

①明治神宮大会枠(1枠)については、21世紀枠を通常の3枠から今大会は「4枠」に増やす。4校は、第85回記念大会(2013年)に並び最多。

②出場枠は、北海道=1、東北=2、関東東京=6(関東4・東京1・比較1)、東海=2、北信越=2、近畿=6、中国四国=5(中国2・四国2・比較1)、九州=4、21世紀枠=4(東1・西1・地域限定なし2)の合計32チーム。

③全32出場校を決める選考委員会は1月29日(金)に実施。午前から委員会を始め、出場校を発表する総会は15時半から。21世紀枠4校を発表後、一般選考28校を発表する。「センバツLIVE」がネット生中継

④組み合わせ抽選会は2月23日(火)午後3時に前倒し、主将のリモート抽選で実施。※当初は3月12日(金)

開会式は全校入場行進は行わず、初日に出場の6校が参加。残る26校は、行進模様がスクリーンに投影される。行進曲は前回同様にFoorinの「パプリカ」。選手宣誓は初日の6校の主将がくじを引いて決める。決勝戦後の閉会式では、メダルをチームの代表者にまとめて渡す。甲子園練習や公募始球式はなし。

⑥司会は、中止となったセンバツ2020で閉会式の司会を務める予定だった長崎日大の宝蔵寺花映さんが、閉会式は長崎・大村高校の山口雄大さんが担当する。開会式の国歌独唱は、西宮高校の柏原雅さんが務める。

⑦有観客で開催。前売券(全席指定)のみで、3月8日(月)10時から発売入場者の上限は1万人。(このうち、アルプス席は学校関係者向けで1校あたり上限1000人)。なお、アルコール飲料は販売なしで、持ち込みも不可。

⑧チケット料金を改定。中央指定席 3900円(前=2500円)、一・三塁指定席 3400円(前=2000円)、外野指定席 700円(前=無料)に変更。感染対策費にあてるなど安定した大会運営を目的とする。 【甲子園ホテル予約】

⑨アルプス席での応援はブラスバンドが禁止(大声の応援も禁止)。出場校の吹奏楽部が録音した音源を攻撃時にスピーカーを通して流すことが可能。1曲2分~2分半程度で、1チーム10曲まで。流す曲は打順ごとに変更するかイニングごとかを指定できる。[各チームの音源など]

大会前に出場32校にPCR検査を行う。感染の場合、補欠校を対象にPCR検査を行い、代替参加できるか検討。大会中は、1回戦終了後に16校を対象に行う。仮に感染の場合は不戦勝となる。また、試合後の土を集める行為は禁止。

⑪今大会から決勝戦でもタイブレークを採用。夏の甲子園や地方大会でも適用する。延長12回を終えて同点の場合、13回から無死一、二塁で継続打順で開始する。



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スポーツ紙 チーム評価(概要)

出場校が決まった翌日のスポーツ紙(6紙)のA/B/C評価について整理する。「6紙全て」で最高評価のAランクとなったのが、仙台育英東海大菅生中京大中京智辯学園大阪桐蔭の5チーム。

また、A評価が1つ以上ついたチームは、北海(北海道)健大高崎(群馬)常総学院(茨城)東海大相模(神奈川)県立岐阜商業(岐阜)敦賀気比(福井)市立和歌山(和歌山)広島新庄(広島) ・明徳義塾(高知)の9チーム。

※6紙=日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、中日スポーツ

【スポーツ6紙の評価】※高校名=チーム紹介
北海(北海道)    A=1、B=5、C=0
仙台育英(宮城)   A=6、B=0、C=0
柴田(宮城)     A=0、B=2、C=4
健大高崎(群馬)   A=5、B=1、C=0
常総学院(茨城)   A=3、B=3、C=0
専大松戸(千葉)   A=0、B=4、C=2
東海大甲府(山梨)  A=0、B=5、C=1
東海大相模(神奈川) A=3、B=3、C=0
東海大菅生(東京)  A=6、B=0、C=0
中京大中京(愛知)  A=6、B=0、C=0
県立岐阜商業(岐阜) A=3、B=3、C=0
敦賀気比(福井)   A=2、B=4、C=0
上田西(長野)    A=0、B=6、C=0
智辯学園(奈良)   A=6、B=0、C=0
大阪桐蔭(大阪)   A=6、B=0、C=0
市立和歌山(和歌山) A=3、B=3、C=0
京都国際(京都)   A=0、B=4、C=2
神戸国際大付(兵庫) A=0、B=5、C=1
天理(奈良)     A=0、B=6、C=0
広島新庄(広島)   A=2、B=4、C=0
下関国際(山口)   A=0、B=6、C=0
鳥取城北(鳥取)   A=0、B=3、C=3
明徳義塾(高知)   A=2、B=4、C=0
聖カタリナ(愛媛)  A=0、B=4、C=2
大崎(長崎)     A=0、B=6、C=0
福大大濠(福岡)   A=0、B=6、C=0
宮崎商業(宮崎)   A=0、B=4、C=2
明豊(大分)     A=0、B=6、C=0
八戸西(青森)    A=0、B=0、C=6
三島南(静岡)    A=0、B=0、C=6
東播磨(兵庫)    A=0、B=1、C=5
具志川商業(沖縄)  A=0、B=0、C=6



スポーツ紙 チーム評価(詳細)

スポーツ紙(各6紙)における出場校の評価を整理する。





チーム攻撃力(打率・得点・本塁打・盗塁)

①攻撃力(得点、打率、本塁打、盗塁)における各項目のランキングTOP10 [数値:秋公式戦データ]

【チーム打率 TOP10】
01位 上田西   .408
02位 健大高崎  .389
02位 東海大菅生 .389
04位 大阪桐蔭  .375
05位 仙台育英  .370
06位 常総学院  .361
07位 北海    .357
08位 中京大中京 .353
09位 八戸西   .352
10位 敦賀気比  .350
==平均:.332====
25位 下関国際  .304
26位 神戸国際大 .302
26位 聖カタリナ .302
28位 具志川商業 .300
29位 東播磨   .296
30位 県立岐阜商 .293
31位 市立和歌山 .281
32位 三島南   .254

【総得点数 TOP10】  【得点数 1試合あたり】
01位 大阪桐蔭  115点  01位 東海大菅生 11.6点
02位 上田西   101点  02位 大阪桐蔭  10.5点
03位 東海大菅生 093点  03位 北海    09.1点
04位 福大大濠  091点  03位 仙台育英  09.1点
05位 中京大中京 090点  03位 明豊    09.1点
06位 健大高崎  089点  06位 健大高崎  08.9点
07位 仙台育英  082点  07位 上田西   08.4点
07位 北海    082点  08位 敦賀気比  08.3点
07位 広島新庄  082点  08位 福大大濠  08.3点
10位 専大松戸  077点  10位 広島新庄  08.2点
==平均:67.4点===   10位 宮崎商業  08.2点
26位 鳥取城北  050点  ==平均:7.3点====
27位 天理    048点  26位 県立岐阜商 05.9点
28位 県立岐阜商 047点  26位 京都国際  05.9点
29位 具志川商業 042点  28位 神戸国際大 05.8点
30位 東播磨   041点  29位 具志川商業 05.3点
31位 三島南   040点  30位 市立和歌山 04.8点
32位 市立和歌山 029点  31位 三島南   04.4点
00位 ◉◉◉◉◉ 000点  32位 東播磨   04.1点




【総本塁打数 TOP10】 【本塁打数 1試合あたり】
01位 健大高崎  15本  01位 健大高崎  1.5本
02位 大阪桐蔭  11本  02位 大阪桐蔭  1.0本
03位 北海    06本  03位 鳥取城北  0.9本
03位 宮崎商業  06本  04位 北海    0.7本
03位 東海大相模 06本 0 4位 東海大相模 0.7本
03位 鳥取城北  06本 0 4位 市立和歌山 0.7本
07位 福大大濠  05本  04位 宮崎商業  0.7本
07位 智辯学園  05本  08位 智辯学園  0.6本
09位 上田西   04本 0 8位 天理    0.6本
09位 東海大菅生 04本  10位 東海大菅生 0.5本
09位 中京大中京 04本  10位 福大大濠  0.5本
09位 仙台育英  04本  ==平均:0.4本===
09位 八戸西   04本  28位 常総学院   0本
09位 大崎    04本  28位 敦賀気比   0本
09位 神戸国際大 04本  28位 明徳義塾   0本
09位 天理    04本  28位 東播磨    0本
09位 市立和歌山 04本  28位 三島南    0本
==平均:3.5本====
28位 明徳義塾  00本
28位 東播磨   00本
28位 常総学院  00本
28位 敦賀気比  00本
28位 三島南   00本

【総盗塁数 TOP10】   【盗塁数 1試合あたり】
01位 東海大菅生 53個  01位 東海大菅生 6.6個 
02位 仙台育英  39個  02位 仙台育英  4.3個
03位 大阪桐蔭  35個0  3位 明豊    3.4個
04位 健大高崎  30個0  4位 大阪桐蔭  3.2個
05位 下関国際  28個0  5位 健大高崎  3.0個
06位 明豊    27個0  6位 下関国際  2.8個
07位 専大松戸  26個0  7位 専大松戸  2.6個
07位 東播磨   26個0  7位 大崎    2.6個
09位 大崎    23個0  7位 東播磨   2.6個
10位 柴田    21個  07位 具志川商業 2.6個
10位 具志川商業 21個  ==平均:2個=====
==平均:15.9個=== 25位 天理    1.3個
25位 常総学院  09個  26位 京都国際  1.0個
25位 天理    09個  27位 常総学院  0.9個
25位 京都国際  09個  28位 市立和歌山 0.8個
28位 北海    06個  28位 聖カタリナ 0.8個
28位 聖カタリナ 06個  30位 北海    0.7個
30位 市立和歌山 05個  31位 県立岐阜商 0.6個
30位 県立岐阜商0 5個  32位 明徳義塾  0.1個
32位 明徳義塾  01個



チーム防御力(失点・防御率・エラー)

②守りの力(失点、防御率、エラー)における各項目のランキングTOP10 [数値:秋公式戦データ]

【防御率 TOP10】
01位 北海    0.53
02位 明徳義塾  0.54
03位 仙台育英  0.94
04位 神戸国際大 1.13
05位 聖カタリナ 1.17
06位 東海大相模 1.19
07位 広島新庄  1.37
08位 専大松戸  1.55
09位 東海大菅生 1.64
10位 東播磨   1.67
==平均:2.19====
25位 具志川商業 2.91
26位 天理    2.95
27位 智辯学園  3.21
28位 三島南   3.23
29位 鳥取城北  3.41
30位 上田西   4.18
31位 八戸西   4.22
32位 柴田    4.47

【総失点数 TOP10】    【失点数 1試合あたり】
01位 北海     04点  01位 北海    0.4点
01位 明徳義塾   04点  02位 明徳義塾  0.5点
03位 仙台育英   09点  03位 仙台育英  1.0点
04位 東海大菅生  10点0  4位 東海大相模 1.2点
05位 聖カタリナ  11点  05位 東海大菅生 1.3点
05位 東海大相模  11点  05位 神戸国際大 1.3点
07位 神戸国際大  13点  05位 広島新庄  1.3点
07位 広島新庄   13点  08位 聖カタリナ 1.4点
07位 市立和歌山  13点  09位 明豊    1.8点
10位 明豊     14点  09位 東播磨   1.8点
==平均:22.3点==== =平均:2.4点====
25位 中京大中京  28点  25位 京都国際  3.0点
25位 具志川商業  28点  26位 智辯学園  3.2点
27位 智辯学園   29点  27位 具志川商業 3.5点
27位 下関国際   29点  28位 鳥取城北  3.7点
29位 八戸西    33点  28位 八戸西   3.7点
30位 三島南    42点  30位 柴田    4.7点
31位 柴田     52点  30位 三島南   4.7点
32位 上田西    60点  32位 上田西   5.0点

【総エラー TOP10】   【エラー数 1試合あたり】
01位 明豊    01個   01位 明豊    0.1個
02位 鳥取城北  03個 0  2位 北海    0.4個
03位 北海    04個   02位 東海大相模 0.4個
03位 東海大相模 04個   02位 鳥取城北  0.4個
03位 明徳義塾  04個 0  2位 大崎高校  0.4個
03位 聖カタリナ 04個   06位 大阪桐蔭  0.5個
03位 大崎高校  04個 0  6位 明徳義塾  0.5個
08位 仙台育英  05個   06位 聖カタリナ 0.5個
08位 市立和歌山 05個   09位 仙台育英  0.6個
08位 天理    05個   09位 東播磨   0.6個
==平均:7.2個===     ==平均:0.8個=====
25位 専大松戸  10個   25位 専大松戸  1.0個
25位 上田西   10個   25位 京都国際  1.0個
25位 福大大濠  10個   25位 宮崎商業  1.0個
25位 具志川商業 10個   28位 健大高崎  1.1個
29位 健大高崎  11個   29位 下関国際  1.2個
30位 下関国際  12個   30位 中京大中京 1.3個
31位 三島南   13個   30位 具志川商業 1.3個
32位 中京大中京 15個   32位 三島南   1.4個



個人ランキング(防御率・奪三振・被安打・与死四球)

①投手のランキングTOP10(防御率・奪三振・被安打・与死四球) [数値:秋公式戦データ]

【防御率 TOP10】防御率(投球回数)
01 木村大成 (北海)      0.34(52回2/3)
02 代木大和 (明徳義塾)    0.58(62回)
03 阪上翔也 (神戸国際大付)  0.65(41回1/3)
04 畔柳亨丞 (中京大中京)   0.72(49回2/3)
05 竹松明良 (敦賀気比)    0.89(40回2/3)
06 鈴木悠仁 (東播磨)     1.02(79回1/3)
07 古賀康誠 (下関国際)    1.15(47回)
07 櫻井頼之介(聖カタリナ学園) 1.15(55回)
09 小園健太 (市和歌山)    1.17(46回)
10 石田隼都 (東海大相模)   1.29(48回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【奪三振率 TOP10】奪三振率・数(投球回数)
01 太田虎次朗(明豊)     13.36  48個(32回1/3)
02 阪上翔也 (神戸国際大付) 12.41  57個(41回1/3)
03 木村大成 (北海)     12.30  72個(52回2/3)
04 達孝太  (天理)     11.77  68個(52回)
05 毛利海大 (福岡大大濠)  11.57  63個(49回)
06 畔柳亨丞 (中京大中京)  10.87  60個(49回2/3)
07 石田隼都 (東海大相模)  10.17  55個(48回2/3)
08 小園健太 (市和歌山)   09.78  50個(46回)
09 竹松明良 (敦賀気比)   09.30  42個(40回2/3)
10 秋本璃空 (常総学院)  9.22  56個(54回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【被安打率 TOP10】被安打率・数(投球回数)
01 阪上翔也 (神戸国際大付)  4.14  19本(41回1/3)
02 本田峻也 (東海大菅生)   4.45  16本(32回1/3)
03 木村大成 (北海)      4.61  27本(52回2/3)
04 畔柳亨丞 (中京大中京)   4.89  27本(49回2/3)
05 毛利海大 (福岡大大濠)   4.96  27本(49回)
06 馬場拓海 (福岡大大濠)   4.99  17本(30回2/3)
07 櫻井頼之介(聖カタリナ学園) 5.73  35本(55回)
08 竹松明良 (敦賀気比)    5.75  26本(40回2/3)
09 平野順大 (京都国際)    5.79  21本(32回2/3)
10 達孝太  (天理)      5.88  34本(52回)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【与四死球率 TOP10】与死四球率・数(投球回数)
01 若山恵斗 (東海大甲府)  1.20 6個(45回)
02 代木大和 (明徳義塾)   1.45 10個(62回)
03 松浦慶斗 (大阪桐蔭)   1.50 8個(48回)
04 阪上翔也 (神戸国際大付) 1.52 7個(41回1/3)
05 達孝太  (天理)     1.56 9個(52回)
06 木村大成 (北海)     1.71 10個(52回2/3)
07 坂本安司 (大崎)     1.98 13個(59回)
08 畔柳亨丞 (中京大中京)  1.99 11個(49回2/3)
09 小園健太 (市和歌山)   2.15 11個(46回)
10 秋本璃空 (常総学院)   2.30 14個(54回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均



個人ランキング(打率・打点・本塁打・盗塁)

①打者のランキングTOP10(打率・打点・本塁打・盗塁数) [数値:秋公式戦データ]

【打率 TOP10】打率(打数/安打)
01 櫻井歩夢  (健大高崎)   .639  36打数 23安打
02 柳澤樹   (上田西)    .596  52打数 31安打
03 木下凌佑  (東海大甲府)  .560  25打数 14安打
04 宮下朝陽  (北海)     .559  34打数 19安打
05 太田和煌翔 (常総学院)   .550  20打数 11安打
06 大津綾也  (北海)     .545  22打数 12安打
06 堀町沖永  (東海大菅生)  .545  22打数 12安打
06 内山陽斗  (天理)     .545  22打数 12安打
09 廣田大和  (八戸西)    .543  35打数 19安打
10 山下陽輔  (智辯学園)   .536 28打数 15安打
※条件:打率の対象選手=打数が公式戦×2以上の選手

【打点 TOP10】打点(試合数)
01 池田陵真 (大阪桐蔭)   19打点 11試合
02 宮下朝陽 (北海)     17打点 9試合
02 櫻井歩夢 (健大高崎)   17打点 10試合
02 小澤周平 (健大高崎)   17打点 10試合
02 柳澤樹  (上田西)    17打点 12試合
06 藤原夏暉 (大阪桐蔭)   16打点 10試合
07 小山凌暉 (東海大菅生)  15打点 8試合
07 門馬功  (東海大相模)  15打点 9試合
07 柴田疾  (東海大相模)  15打点 9試合
07 辻一汰  (中京大中京)  15打点 12試合
07 桑垣秀野 (中京大中京)  15打点 12試合
07 大島正樹 (敦賀気比)   15打点 9試合
07 西川侑志 (神戸国際大付) 15打点 10試合
07 川上陸斗 (福岡大大濠)  15打点 11試合

【本塁打数(3本以上)】本塁打数(試合数)
01 柴田疾   (東海大相模) 4本 9試合
0宮下隼輔  (大阪桐蔭)  4本 11試合
03 宮下朝陽  (北海)    3本 9試合
03 村上太生輔 (柴田)    3本 11試合
03 小澤周平  (健大高崎)  3本 10試合
03 池田陵真  (大阪桐蔭)  3本 11試合
03 中村碧人  (宮崎商業)  3本 9試合

【盗塁数 TOP10】盗塁数(試合数)
01 福原聖矢  (東海大菅生) 13個 8試合
02 野間翔一郎 (大阪桐蔭)  12個 11試合
03 浅野洸司  (仙台育英)  08個 9試合
04 堀町沖永  (東海大菅生) 07個 8試合
04 橋本唯塔  (東海大菅生) 07個 8試合
04 岩田一真  (東海大菅生) 07個 6試合
07 我妻秀飛  (柴田)    06個 11試合
07 山田聖和  (東海大菅生)0 6個 6試合
07 千田光一郎 (東海大菅生)0 6個 8試合
07 繁永晟   (大阪桐蔭)  06個 11試合



①北海・柴田・仙台育英

 —データ凡例————————–
 ※→平均=1試合あたりの平均値
 ※ (カッコ内)=全32出場校の平均値

【第1回】北海高校(特集ページ)
防御率・失点数(1試合あたり共に)は、出場32チーム中でNo.1の好成績を持つ。打撃面でも、打率・得点・1試合あたりの得点数は、トップ10にランクイン。失策も少なく総合力の高いチームで、上位進出が狙える優勝候補の一角だ。最速145キロの左腕・木村大成(2年)は、大会屈指の好投手。秋は札幌地区予選から全道大会までの9試合中7試合に先発し、防御率は0.34。全道大会では準決勝・決勝を完封、地区予選から合計72奪三振を記録した。攻撃面では、1年夏から4番の宮下朝陽主将(2年)が鍵を握る。秋は、打率.559・3本塁打・17打点を記録し、出場32校の打者でもトップレベルの成績を残した。また、江口聡一郎(2年)に注目したい。秋は「人生初本塁打」を準々決勝・札幌日大戦(10-0 7回コールド)で放ち、決勝・旭川実業戦(1-0)でもソロ本塁打を放つなど、ラッキーボーイ的な活躍を見せた。

【回数】10年ぶり13回目(夏の甲子園=38回)
【成績】北海道大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=1、B=5、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .357 / 7位 (.332)
【防御率】0.53 / 1位 (2.19)
【失点数】4点 / 1位 (22.3点)
 →平均 0.4点 / 1位 (2.4点)
【得点数】82点 / 7位 (67.4点)
 →平均 9.1点 / 3位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
 →平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】6個 / 28位 (15.9個)
 →平均 0.7個 / 30位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
 →平均 0.4個 / 2位 (0.8個)
【部員数】59人(0人) (9位)
【生徒数】1279人 (9位)

【第2回】仙台育英(特集ページ)
投打の総合力の高さは、全国屈指。打率.370(5位)、防御率0.94(3位)、1試合あたりの得点は9.1点(3位)、失点は1点(3位)と攻撃・投手等の全ての成績項目で上位。また、平均盗塁は4.3個(2位)、失策は0.6個(9位)と走攻守に優れる。スポーツ6紙の評価はいずれも「A」と優勝候補本命の1校。注目は、最速147キロのエース・伊藤樹(2年)。古川翼(1年)、松田隆之介(2年)ら最速140キロ超で安定感のある投手陣が揃う。打撃面では、4番・吉野蓮(2年)と5番・秋山俊(2年)は東北大会決勝で満塁本塁打を記録。8番・八巻真也(2年)はソロ本塁打と3塁打2本を記録。上位から下位まで力がある。

【回数】2年連続14回目(夏の甲子園=28回)
【成績】宮城大会=優勝、東北大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .370 / 5位 (.332)
【防御率】0.94 / 3位 (2.19)
【失点数】9点 / 3位 (22.3点)
 →平均 1点 / 3位 (2.4点)
【得点数】82点 / 7位 (67.4点)
 →平均 9.1点 / 3位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】39個 / 2位 (15.9個)
 →平均 4.3個 / 2位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.6個 / 9位 (0.8個)
【部員数】62人(0人) (7位)
【生徒数】3394人 (1位)

【第3回】柴田高校(特集ページ)
東北大会では、学法石川(福島3位)・八戸学院光星(青森1位)・東日大昌平(福島1位)・日大山形(山形1位)を次々と撃破し、初の決勝進出を果たすなど「柴田旋風」を巻き起こした。チーム成績では、防御率4.47(32位)、1試合平均の失点数は4.7点(30位)とワースト圏内だが、これは東北大会の決勝・仙台育英戦で、絶対的エース谷木亮太(2年)が投球制限を受けて18失点を与えた影響によるもの。エース八木は、全11試合に登板して個人防御率は2.76と安定し、躍進の原動力に。失策数は1試合平均0.7個(11位)と安定。打撃面では、5番・村上太生輔(2年)が本塁打3本を記録(=チーム合計3本)。チームをまとめるキャプテンは、遠藤瑠祐玖主将(るうく)。姉に瑠優雅(るうあ)さん、兄に瑠冴雅(るきあ)さんを持つ。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】宮城大会=3位、東北大会=準優勝
【勝敗】11戦9勝2敗
【評価】A=0、B=2、C=4(スポーツ紙6紙)
【打率】 .317 / 21位 (.332)
【防御率】4.47 / 32位 (2.19)
【失点数】52点 / 31位 (22.3点)
 →平均 4.7点 / 30位 (2.4点)
【得点数】72点 / 15位 (67.4点)
 →平均 6.5点 / 23位 (7.3点)
【本塁打】3本 / 18位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】21個 / 10位 (15.9個)
 →平均 1.9個 / 12位 (2個)
【失策数】8個 / 20位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】33人(1人) (29位)
【生徒数】442人 (28位)



②健大高崎・常総学院

【第4回】健大高崎(特集ページ) 
合計本塁打数は、出場校No.1。秋は合計15本、1試合あたり1.5本を記録。打率.389(2位)、1試合平均得点は8.9点(6位)と、打撃力の高さはトップクラスだ。盗塁は1試合平均3個(5位)と、”機動破壊”も健在だ。関東大会では8本塁打を放つなど、2年生の合計本塁打数は”230本”を超える。小澤周平主将(2年)は、打率.324、本塁打3本(チーム1位)、17打点(チーム1位タイ)を記録し、通算最多37本を誇る。また、3番・櫻井歩夢(2年)は、関東大会を通じて打率.667の好打者だ。チャンスにも強く、関東大会の決勝・常総学院戦では、土壇場9回の同点打を含む6打数5安打2打点と活躍した。盛岡大付からコーチを招き「モリフメソッド」で打撃力向上を図る。守りは、防御率.220(19位)、1試合平均失点は2.7点(20位)だが、攻撃力でカバーできる。スポーツ6紙中5紙がA評価。”打”と”足”で魅せる優勝候補の一角だ。

【回数】2年連続5回目(夏の甲子園=3回)
【成績】群馬大会=優勝、関東大会=優勝
【勝敗】10戦10勝0敗
【評価】A=5、B=1、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .389 / 2位 (.332)
【防御率】2.20 / 19位 (2.19)
【失点数】27点 / 23位 (22.3点)
 →平均 2.7点 / 20位 (2.4点)
【得点数】89点 / 6位 (67.4点)
 →平均 8.9点 / 6位 (7.3点)
【本塁打】15本 / 1位 (3.5本)
 →平均 1.5本 / 1位 (0.4本)
【盗塁数】30個 / 4位 (15.9個)
 →平均 3個 / 5位 (2個)
【失策数】11個 / 29位 (7.2個)
 →平均 1.1個 / 28位 (0.8個)
【部員数】58人(3人) (11位)
【生徒数】1461人 (6位)

【第5回】常総学院(特集ページ) 
上位進出が狙える総合力の高いチーム。秋公式戦は、打率.361(6位)、1試合平均得点7.4点(15位)、防御率1.94(14位)、1試合平均失点2点(11位)を記録。スポーツ6紙は、A=3・B=3。投手陣は、最速145キロの秋本璃空(りく・2年)と、最速146キロの大川慈英(じえい・2年)のダブルエースが軸。また、関東大会では、前橋商業に9-0(7回コ)、木更津総合に9-1、東海大甲府に10-0(6回コ)で大勝するなど、攻撃力も高い。島田監督は元プロ野球選手で、常総学院のエースとして1987年春夏の甲子園に出場し、夏は準優勝。2020年7月から監督を務める。

【回数】5年ぶり10回目(夏の甲子園=16回)
【成績】茨城大会=準優勝、関東大会=準優勝
【勝敗】10戦8勝2敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .361 / 6位 (.332)
【防御率】1.94 / 14位 (2.19)
【失点数】20点 / 14位 (22.3点)
 →平均 2点 / 11位 (2.4点)
【得点数】74点 / 12位 (67.4点)
 →平均 7.4点 / 15位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
 →平均 0.9個 / 27位 (2個)
【失策数】8個 / 20位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】51人(0人) (16位)
【生徒数】1797人 (5位)



③専大松戸・東海大甲府

【第6回】専大松戸(特集ページ)
注目の好投手・右サイドスローの深沢鳳介(2年)を擁する。関東大会では鹿島学園戦と鎌倉学園戦で、2試合連続の「無死四球・完封」を記録。秋は公式戦5勝中4試合で完封、防御率1.44と活躍した。チーム成績は、防御率1.55(8位)、1試合平均2.3失点(16位)と、守り勝つ野球が持ち味。特筆すべきは、千葉大会の準々決勝・千葉学芸戦。延長16回(4時間25分)におよぶ死闘の末、7x-6のサヨナラ勝利。

※延長16回の劇的サヨナラ勝利(4時間25分)
 [準々決勝:千葉学芸 6-7x 専大松戸 (延長16回)]
 千葉学芸|000|010|000|000|311|0|=6
 専大松戸|001|000|000|000|311|1|=7x

【回数】初出場(夏の甲子園=1回)
【成績】千葉大会=3位、関東大会=4強
【勝敗】10戦8勝2敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .333 / 15位 (.332)
【防御率】1.55 / 8位 (2.19)
【失点数】23点 / 17位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】77点 / 10位 (67.4点)
 →平均 7.7点 / 13位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
 →平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】26個 / 7位 (15.9個)
 →平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
 →平均 1個 / 25位 (0.8個)
【部員数】34人(3人) (28位)
【生徒数】1270人 (10位)

【第7回】東海大甲府(特集ページ)
左腕・若山恵斗(2年)は緩急自在の注目投手。関東大会では、細田学園戦と東海大相模戦の2試合を一人で投げ、わずか合計2失点。細田学園戦では「牽制球で3回刺す」などセンスが光る。チーム防御率は2.51(24位)、1試合平均失点は2.9点(22位)。打撃面は、夏の独自大会で優勝するも甲子園出場が叶わなかった3年生が打撃投手などで支援。山梨大会5試合で毎試合2桁安打を記録するなど、チーム打率は.333(15位)、1試合平均得点6.6点(21位)。大一番の東海大相模戦では9回裏に2点を挙げてサヨナラ勝利し、センバツ切符。

【回数】5年ぶり6回目(夏の甲子園=13回)
【成績】山梨大会=優勝、関東大会=4強
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=5、C=1(スポーツ紙6紙)
【打率】 .333 / 15位 (.332)
【防御率】2.51 / 24位 (2.19)
【失点数】23点 / 17位 (22.3点)
 →平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】53点 / 22位 (67.4点)
 →平均 6.6点 / 21位 (7.3点)
【本塁打】3本 / 18位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 2.1個 / 11位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】64人(3人) (5位)
【生徒数】817人 (17位)



④東海大菅生・東海大相模

【第8回】東海大菅生(特集ページ) 
打撃力・足・投手力で秀でる優勝候補の一角秋公式戦では1試合平均得点11.6点(1位)、打率.389(2位)を記録するなど高い攻撃力を誇る。左腕エース・本田峻也(2年)を中心に投手力も高く、防御率1.64(9位)、1試合平均失点1.3点(5位)と最小失点に抑え込む。特筆すべきは盗塁数で、決勝・日大三戦でも6盗塁を記録するなど、1試合平均6.6個(合計53盗塁)は全出場校中1位と機動力も高い。スポーツ6紙ともにA評価。インステップからエグる投球が魅力の左腕・本田峻也(2年・石川出身)と捕手の福原聖矢(1年・沖縄出身)は、共にU15日本代表を経験。福原は中2時で出場したU15W杯ではベストナインに選出。秋公式戦では、福原一人で15盗塁を記録するなど、走攻守で抜群のセンスを持つ。打撃面では、秋は控え背番号ながらチーム最多15打点を記録した小山凌暉(1年)などに注目したい。

【回数】6年ぶり4回目(夏の甲子園=3回)
【成績】東京大会=優勝
【勝敗】8戦8勝0敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .389 / 2位 (.332)
【防御率】1.64 / 9位 (2.19)
【失点数】10点 / 4位 (22.3点)
 →平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】93点 / 3位 (67.4点)
 →平均 11.6点 / 1位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.5本 / 10位 (0.4本)
【盗塁数】53個 / 1位 (15.9個)
 →平均 6.6個 / 1位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】69人(5人) (3位)
【生徒数】1351人 (8位)

【第9回】東海大相模(特集ページ)
高速テンポ投球の左腕・石田隼都(2年)に注目だ。甲子園交流試合・大阪桐蔭戦では、極めて早い投球テンポで、左右の打者を翻弄するピッチングが話題に。関東大会では、準々決勝で東海大甲府に9回裏に2点を奪われ逆転サヨナラ負けで8強入り。攻撃面では、4番の柴田疾(2年)に注目したい。秋は打率.471、本塁打4本(出場選手中=1位)、打点15(出場選手中=7位)を記録。このほか、リードオフマンの大塚瑠晏主将(2年・るあん)や、15打点を記録した副主将・門馬功(2年=門馬監督の息子)など好打者も揃う。秋のチーム成績は、打率.344(12位)、1試合平均得点7.9点(12位)、防御率1.19(6位)、1試合平均失点1.2点(4位)、1試合平均失策数は0.4個(2位)と高い総合力を誇り、関東・東京地区の6校目として選出。スポーツ6紙の評価はA=3、B=3。上位進出をうかがう。

【回数】2年連続12回目(夏の甲子園=11回)
【成績】神奈川大会=優勝、関東大会=8強
【勝敗】9戦8勝1敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .344 / 12位 (.332)
【防御率】1.19 / 6位 (2.19)
【失点数】11点 / 5位 (22.3点)
 →平均 1.2点 / 4位 (2.4点)
【得点数】71点 / 16位 (67.4点)
 →平均 7.9点 / 12位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
 →平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】16個 / 17位 (15.9個)
 →平均 1.8個 / 14位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
 →平均 0.4個 / 2位 (0.8個)
【部員数】55人(1人) (13位)
【生徒数】1831人 (4位)



⑤敦賀気比・上田西

【第10回】敦賀気比(特集ページ) 
攻撃力が高く、北信越大会の準々決勝・準決勝は延長戦を制するなど、粘り強さもある。秋は、打率.350(10位)、1試合あたり得点8.3点(8位)を記録。県大会では、2回戦から決勝戦まで7点差で勝利。北信越大会の決勝は上田西に16-5で大勝した。投手陣は、竹松明良(2年)と上加世田(1年)の二枚看板。1年生の上加世田頼希は、U15日本代表としてアジア選手権に出場し、優勝に貢献した逸材。打撃面は、リードオフマンの東鉄心(てっしん・2年)に注目。関根学園戦では、延長10回サヨナラ打を放つ活躍。また、得点源である4番・大島正樹(2年)は、ダントツ最多の15打点を記録。関根学園戦では土壇場9回裏2死から同点タイムリーを放つなど勝負強さも光る。スポーツ6紙の評価はAが2つ、Bが4つ。投打に役者が揃い、上位進出を狙う。

【回数】5年ぶり8回目(夏の甲子園=9回)
【成績】福井大会=優勝、北信越大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=2、B=4、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .350 / 10位 (.332)
【防御率】2.20 / 19位 (2.19)
【失点数】24点 / 20位 (22.3点)
 →平均 2.7点 / 20位 (2.4点)
【得点数】75点 / 11位 (67.4点)
 →平均 8.3点 / 8位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 1.9個 / 12位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】52人(0人) (14位)
【生徒数】668人 (23位)

【第11回】上田西(特集ページ)
失点数はワースト圏内、攻撃力はトップクラスと両極端な特徴を持つ。両大会の決勝では、佐久長聖と敦賀気比に16失点。これが響き、秋は防御率4.18(30位)、総失点60点(32位)、1試合平均失点も5点(32位)とワースト圏に。一方の攻撃面は好調だ。打率.408(1位)、総得点101点(2位)、1試合平均得点は8.4点(7位)と、打ち勝つ野球が持ち味。北信越大会の準決勝では、絶対王者の星稜に5-4で競り勝ち、選抜当確。左腕エースの山口謙作(2年)が大黒柱で、航空石川戦は3失点、星稜戦は4失点と2試合連続完投。控え投手陣の成長が上位進出の鍵に。攻撃面は、柳澤樹主将(2年)が打率.615、17打点と得点源。5番・飛鳥井洸(2年)は、星稜戦で2打席連続本塁打を放つなど、ラッキーボーイ的な存在。

【回数】初出場(夏の甲子園=2回)
【成績】長野大会=準優勝、北信越大会=準優勝
【勝敗】12戦10勝2敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .408 / 1位 (.332)
【防御率】4.18 / 30位 (2.19)
【失点数】60点 / 32位 (22.3点)
 →平均 5点 / 32位 (2.4点)
【得点数】101点 / 2位 (67.4点)
 →平均 8.4点 / 7位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】20個 / 12位 (15.9個)
 →平均 1.7個 / 15位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】59人(4人) (9位)
【生徒数】888人 (15位)



⑤中京大中京・県立岐阜商業

【第12回】中京大中京(特集ページ)
最速151キロの畔柳亨丞(くろやなぎ きょうすけ 2年)に熱視線が送られる。秋は公式戦10試合に登板し、49回2/3を投げ、被安打27、6失点、防御率0.72、60奪三振を記録。チームは、県大会の6試合中3試合でコールド勝利し、決勝・東邦戦は7-1で勝利。東海大会は、海星・三重を7-0(7回コールド)で圧倒。決勝・県立岐阜商業戦は、6点差を逆転し9回サヨナラで優勝。新チームは、打率.353(8位)、1試合平均得点数7.5点(14位)、防御率1.99(16位)、1試合平均失点2.3点(16位)と高い総合力を持ち、スポーツ6紙は全てA評価。前チームは高橋宏斗(中日ドラ1位)を擁して公式戦無敗、チームは甲子園歴代最多の春夏通算133勝。今大会も優勝候補の一角に。

【回数】2年連続32回目(夏の甲子園=28回)
【成績】愛知大会=優勝、東海大会=優勝
【勝敗】12戦11勝1敗 (8月の地区予選で星城に1敗)
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .353 / 8位 (.332)
【防御率】1.99 / 16位 (2.19)
【失点数】28点 / 25位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】90点 / 5位 (67.4点)
 →平均 7.5点 / 14位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 1.4個 / 22位 (2個)
【失策数】15個 / 32位 (7.2個)
 →平均 1.3個 / 30位 (0.8個)
【部員数】66人(5人) (4位)
【生徒数】1396人 (7位)

【第13回】県立岐阜商業(特集ページ)
これまで鍛治舎監督が「この代で日本一をとる」と語るなど、投打に力のある選手が揃う。秋の公式戦は、打率.293(30位)、平均得点5.9点(26位)、防御率1.82(11位)、平均失点2.1点(13位)を記録。データ面で目立った数字はないが、この冬、鍛治舎監督が「チームの形ができあがってきて、全国でも十分戦えるチームに成長」と評するなど、聖地での仕上がりが非常に楽しみなチーム。スポーツ6紙はA3、B3つ。投手陣は、東海大会で2試合完封した左腕・野崎慎裕(2年)と右腕・松野匠馬(2年)のダブルエースが軸。旧チームから正捕手の高木翔斗(2年)は、主将・4番を任されるドラフト候補で、高校通算17本塁打を誇る。Mr.フルスイング・広部嵩典(2年)は、小柄の筋肉マンで強烈なスイングから一発を放つ力がある。

【回数】2年連続30回目(夏の甲子園=28回)
【成績】岐阜大会=優勝、東海大会=準優勝
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .293 / 30位 (.332)
【防御率】1.82 / 11位 (2.19)
【失点数】17点 / 11位 (22.3点)
 →平均 2.1点 / 13位 (2.4点)
【得点数】47点 / 28位 (67.4点)
 →平均 5.9点 / 26位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
 →平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】5個 / 30位 (15.9個)
 →平均 0.6個 / 31位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】50人(0人) (18位)
【生徒数】1115人 (13位)



⑥智辯学園・大阪桐蔭

【第14回】智辯学園(特集ページ)
激戦区・近畿大会チャンピオン。秋は、打率.344(12位)、平均得点6.7点(19位)、合計本塁打5本(7位)、防御率3.21(27位)、平均失点3.2点(27位)を記録。甲子園交流試合・中京大中京戦で魂の熱投を見せた左腕・西村王雅(2年)と右腕・小畠一心(2年)のダブルエースは、大会注目の二枚看板だ。また、近畿大会では4試合中3試合で2桁安打を記録した攻撃陣にも役者が揃う。全国屈指の強打者・前川右京(2年)は、高校通算本塁打数は32本を誇り、秋は天理・達孝太、大阪桐蔭・関戸康介からも本塁打を放った。また、キャプテンで4番の山下陽輔(2年)は、打率.536を記録し、大阪桐蔭戦ではソロ本塁打を記録するなど結果でもチームを引っ張る。さらに、チームトップの11打点を叩き出した6番・三垣飛馬は、龍谷大平安戦では勝ち越し打、市立和歌山戦と大阪桐蔭戦ではともに先制打を放ち、攻撃の勢いを作るキーマンだ。スポーツ6紙は全てA評価。下級生時代から活躍を魅せてきた選手たちのラストイヤー、センバツで優勝を目指す。

【回数】2年連続14回目(夏の甲子園=19回)
【成績】奈良大会=準優勝、近畿大会=優勝
【勝敗】9戦8勝1敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .344 / 12位 (.332)
【防御率】3.21 / 27位 (2.19)
【失点数】29点 / 27位 (22.3点)
 →平均 3.2点 / 26位 (2.4点)
【得点数】60点 / 19位 (67.4点)
 →平均 6.7点 / 19位 (7.3点)
【本塁打】5本 / 7位 (3.5本)
 →平均 0.6本 / 8位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
 →平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】8個 / 20位 (7.2個)
 →平均 0.9個 / 23位 (0.8個)
【部員数】36人(0人) (26位)
【生徒数】472人 (27位)

【第15回】大阪桐蔭(特集ページ)
優勝候補筆頭格。全国でも頭ひとつ抜けた戦力が揃い、秋成績もトップクラスの総合力を誇る。打率.375(4位)、平均得点10.5点(2位)、防御率2.39(22位)、平均失点2.1点(13位)、総本塁打数11本(2位)、平均本塁打数1本(2位)、平均盗塁数3.2個(4位)、平均失策数0.5個(6位)を記録。スポーツ6紙の評価はオールA。U15でも主将を務めた池田陵真主将(2年)がタレント集団を率いる。筋肉でパンパンの体格から強烈な打球を放ち、秋は打率.515、19打点(いずれもチームトップ)、3本の本塁打を記録。投手陣は、最速150キロを誇る世代No.1 サウスポー松浦慶斗(2年)に注目。勝負どころの試合(局面)でマウンドを任され、西谷監督も絶大な信頼を寄せる。また、最速154キロの伸び上がるようなストレートを持つ関戸康介(2年)にも熱視線が送られる。このほか、宮下隼輔(2年)は、天理戦で勝ち越しの3ラン本塁打を放つなど、チーム1位の4本塁打を記録。花田旭(2年)は京都国際戦で逆転満塁本塁打を放つなど、誰もが一発の力を持つ。さらに、竹中勇登(2年)や川井泰志(1年)など、上位進出には欠かせない控え投手陣も充実する。

【回数】2年連続12回目(夏の甲子園=10回)
【成績】大阪大会=優勝、近畿大会=準優勝
【勝敗】11戦10勝1敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .375 / 4位 (.332)
【防御率】2.39 / 22位 (2.19)
【失点数】23点 / 17位 (22.3点)
 →平均 2.1点 / 13位 (2.4点)
【得点数】115点 / 1位 (67.4点)
 →平均 10.5点 / 2位 (7.3点)
【本塁打】11本 / 2位 (3.5本)
 →平均 1本 / 2位 (0.4本)
【盗塁数】35個 / 3位 (15.9個)
 →平均 3.2個 / 4位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.5個 / 6位 (0.8個)
【部員数】40人(0人) (22位)
【生徒数】1877人 (2位)



⑦市立和歌山・京都国際

【第16回】市立和歌山(特集ページ)
最速152キロを誇る世代No.1右腕の小園健太(2年)に熱視線。秋公式戦は新人戦を含めると、合計11試合に登板し、68回1/3を投げ、被安打44、奪三振80、与死四球13、失点8、防御率は0.79と、圧倒的な成績を残した。攻撃面では、エース小園と中学時代からバッテリーを組み全国制覇を果たした松川虎生捕手(2年)がカギを握る。身長178cm・体重96キロの体格を持ち、高校通算32本塁打を誇る。また、米田天翼(1年)も最速146キロ右腕として注目を集める。秋のチーム成績は、打率.281(31位)、平均得点4.8点(30位)、平均本塁打数0.7本(4位)、防御率1.9(13位)、平均失点2.2点(15位)を記録。攻撃面はやや低調だったが、高い投手力でロースコアの接戦に持ち込み、勝ち上がる。スポーツ6紙の評価はAが3つ、Bが3つ。バッテリーの帽子に刻まれた「最高のバッテリー 勝利」を合言葉に、高校でも日本一を目指す。

【回数】2年ぶり7回目(夏の甲子園=5回)
【成績】和歌山大会=優勝、近畿大会=4強
【勝敗】6戦5勝1敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .281 / 31位 (.332)
【防御率】1.9 / 13位 (2.19)
【失点数】13点 / 7位 (22.3点)
 →平均 2.2点 / 15位 (2.4点)
【得点数】29点 / 32位 (67.4点)
 →平均 4.8点 / 30位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】5個 / 30位 (15.9個)
 →平均 0.8個 / 28位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】40人(0人) (22位)
【生徒数】757人 (19位)

【第17回】京都国際(特集ページ)
投打二刀流の森下瑠大平野順大の1年生コンビがキーマンだ。森下瑠大(1年)は、秋7試合に登板し防御率は2.08。和歌山東戦・神戸国際大戦では、ヒットを浴びながらも完投勝利。打撃面でもチーム1位の打率.458、9打点を記録。森下の活躍が甲子園初出場の原動力となった。また、右腕の平野順大(1年)は、大阪桐蔭打線を5回終了まで1安打に抑えた好投手。打っては、チーム2位の打率.419を記録した。秋のチームの成績は、打率.315(22位)、平均得点5.9点(26位)、防御率2.48(23位)、平均失点3.0点(25位)。スポーツ6紙の評価は、B4つ、C2つ。近年プロ野球選手を続々と輩出する同校が、初の聖地に登場する。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】京都大会=3位、近畿大会=4強
【勝敗】9戦7勝2敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .315 / 22位 (.332)
【防御率】2.48 / 23位 (2.19)
【失点数】27点 / 23位 (22.3点)
 →平均 3点 / 25位 (2.4点)
【得点数】53点 / 22位 (67.4点)
 →平均 5.9点 / 26位 (7.3点)
【本塁打】2本 / 20位 (3.5本)
 →平均 0.2本 / 21位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
 →平均 1個 / 26位 (2個)
【失策数】9個 / 23位 (7.2個)
 →平均 1個 / 25位 (0.8個)
【部員数】40人(0人) (22位)
【生徒数】132人 (31位)



⑦神戸国際大付・天理

【第18回】神戸国際大付属(特集ページ)
最速145キロ、通算20本塁打の二刀流・阪上翔也(2年)に注目。目を見張るのは、奪三振数だ。秋は、5試合41回1/3を投げて、被安打19、奪三振57、与死四球7、失点4、防御率0.65を記録。また、主将・捕手・4番を務める西川侑志がチームを引っ張る。打率.415、15打点、1本塁打と、いずれもチームトップの成績を残した。チームは、打率.302(26位)、平均得点5.8点(28位)、防御率1.13(4位)、平均失点1.3点(5位)を記録。兵庫・近畿大会ともに終盤に粘りを見せ、接戦では日替わりヒーローが活躍した。スポーツ6紙の評価は、Bが5つ、Cが1つ。阪上と西川のバッテリーが上位進出の鍵を握る。

【回数】4年ぶり5回目(夏の甲子園=2回)
【成績】兵庫大会=優勝、近畿大会=8強
【勝敗】10戦9勝1敗
【評価】A=0、B=5、C=1(スポーツ紙6紙)
【打率】.302 / 26位 (.332)
【防御率】1.13 / 4位 (2.19)
【失点数】13点 / 7位 (22.3点)
 →平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】58点 / 21位 (67.4点)
 →平均 5.8点 / 28位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】15個 / 18位 (15.9個)
 →平均 1.5個 / 21位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】71人(5人) (2位)
【生徒数】775人 (18位)

【第19回】天理(特集ページ)
近畿大会の優勝・準優勝校に1勝1敗。ドラフト候補の長身右腕・達孝太(2年)とメガネがトレードマークの好打者・瀬千皓(2年)を中心に総合力が高い。チーム成績は、打率.327(18位)、平均得点6.9点(18位)、合計本塁打4本(9位)、防御率2.95(26位)、平均失点2.9点(22位)を記録。県大会では近畿大会優勝の智辯学園を撃破し、近畿大会・大阪桐蔭戦は大量失点を喫したものの試合内容は好ゲームを演じた。スポーツ6紙はいずれもB評価。最速146キロの大会屈指の右腕・達孝太(2年)は、秋7試合52回を投げ、被安打34、奪三振67、与四球9、15失点、防御率2.60を記録。高い奪三振力がある。打撃陣は瀬のほか、打率.545、打点8、本塁打1本を記録した内山陽斗主将(2年)が軸となる。

【回数】2年連続25回目(夏の甲子園=28回)
【成績】奈良大会=優勝、近畿大会=8強
【勝敗】7戦6勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .327 / 18位 (.332)
【防御率】2.95 / 26位 (2.19)
【失点数】20点 / 14位 (22.3点)
 →平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】48点 / 27位 (67.4点)
 →平均 6.9点 / 18位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.6本 / 8位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
 →平均 1.3個 / 25位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】51人(7人) (16位)
【生徒数】1236人 (11位)



⑧広島新庄・下関国際

【第20回】広島新庄(特集ページ)
エースで4番の花田侑樹(2年)と元U15日本代表左腕の秋山恭平(2年)の継投で、守り勝つ野球が持ち味。投手陣をリードする恐怖の9番打者・北田大翔捕手は、チーム最多10打点を叩き出す。生徒会長を務める平田龍輝(2年)は中国大会全試合で盗塁を決めたスピードスターで、チーム1位の打率.469を記録。秋のチーム成績は、打率.345(11位)、平均得点8.2点(10位)、防御率1.37(7位)、平均失点1.3点(5位)を記録し、投打に高い総合力がある。広島大会では市立呉・広陵を撃破、中国大会では初戦以外は1点差の接戦をものにするなど、粘り強さもある。新チームは練習試合も含めて負けなしの39連勝中(春の対外試合解禁前まで)。スポーツ6紙の評価はAが2つ、Bが4つ。迫田元監督の「スモールベースボール」を受け継ぎつつ、宇多村新監督とナインが聖地で旋風を巻き起こす。

【回数】2年連続3回目(夏の甲子園=2回)
【成績】広島大会=優勝、中国大会=優勝
【勝敗】10戦10勝0敗
【評価】A=2、B=4、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .345 / 11位 (.332)
【防御率】1.37 / 7位 (2.19)
【失点数】13点 / 7位 (22.3点)
 →平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】82点 / 7位 (67.4点)
 →平均 8.2点 / 10位 (7.3点)
【本塁打】2本 / 20位 (3.5本)
 →平均 0.2本 / 21位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 1.7個 / 15位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】56人(2人) (12位)
【生徒数】399人 (29位)

【第21回】下関国際(特集ページ)
チームのモットーは”弱者が強者に勝つ”。1年生キャプテンの賀谷勇斗がチームを引っ張る。野球部員41人中31人が1年生で、中国大会では18人中14人がベンチ入り。秋公式戦は、打率.304(25位)、平均得点6.6点(21位)、防御率2.05(17位)、平均失点2.9点(22位)を記録。平均盗塁数は2.8個(6位)と、機動力を絡めた攻撃が持ち味だ。左腕の古賀康誠(1年)は、8試合47回を投げて防御率1.15と安定感がある。攻撃は、先頭打者の賀谷勇斗主将(1年)が軸。米子東戦では先頭打者弾を放つなど、打率.326、本塁打1本、チーム1位の9打点を記録。スポーツ6紙の評価は全てB。選手は、18年夏の甲子園で同校が8強入りした活躍に憧れて入学。ひと冬越えた春、さらに成長した姿を甲子園で見せる。

【回数】3年ぶり2回目(夏の甲子園=2回)
【成績】山口大会=準優勝、中国大会=準優勝
【勝敗】10戦8勝2敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .304 / 25位 (.332)
【防御率】2.05 / 17位 (2.19)
【失点数】29点 / 27位 (22.3点)
 →平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】66点 / 18位 (67.4点)
 →平均 6.6点 / 21位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
 →平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】28個 / 5位 (15.9個)
 →平均 2.8個 / 6位 (2個)
【失策数】12個 / 30位 (7.2個)
 →平均 1.2個 / 29位 (0.8個)
【部員数】41人(0人) (21位)
【生徒数】272人 (30位)



⑨明徳義塾・聖カタリナ・鳥取城北

【第22回】明徳義塾(特集ページ)
トップレベルの投手力を持つ。左腕・代木大和(2年)は、秋7試合62回を投げ、奪三振54、与死四球12、失点4点、防御率.058を記録。森木大智を擁する高知高校との決勝では、延長12回引き分け日没再試合を含む2試合を、全て1人で投げ抜きわずか1失点。また、四国大会の決勝・聖カタリナ学園戦は、わずか99球の1失点で完投。制球力が抜群で、投球数が少ないために連投・完投能力にも優れる。チーム成績は、打率.326(20位)、平均得点6.4点(24位)、防御率0.54(2位)、平均失点0.5点(2位)、平均失策数0.5個(6位)と、守りの力が際立つ。攻撃は、チームトップの打率.500を誇る米崎薫暉主将(2年)とチームトップの11打点を記録した加藤愛己捕手(2年)が軸。スポーツ6紙の評価は、Aが2つ、Bが4つ。馬淵史郎監督はU18日本代表監督も務める。

【回数】2年連続20回目(夏の甲子園=20回)
【成績】高知大会=優勝、四国大会=優勝
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=2、B=4、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .326 / 20位 (.332)
【防御率】0.54 / 2位 (2.19)
【失点数】4点 / 1位 (22.3点)
 →平均 0.5点 / 2位 (2.4点)
【得点数】51点 / 24位 (67.4点)
 →平均 6.4点 / 24位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】1個 / 32位 (15.9個)
 →平均 0.1個 / 32位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
 →平均 0.5個 / 6位 (0.8個)
【部員数】64人(0人) (5位)
【生徒数】709人 (21位)

【第23回】聖カタリナ学園(特集ページ)
頼りになるエース櫻井頼之介(2年・よりのすけ)は、注目の好投手。秋は8試合55回を投げて、防御率1.15と安定感がある。スローガンは「打ち勝つ野球」だ。軸となる4番の川口翔大(2年)は、打率.440、8打点、本塁打1本を記録し、チーム三冠王。チーム成績は、打率.302(26位)、平均得点6.4点(24位)、防御率1.17(5位)、平均失点1.4点(8位)、平均失策数0.5個(6位)を記録。越智良平監督がチームを率いる。済美を強豪に育てた故・上甲正典氏の宇和島東時代の教え子で、3度甲子園に出場。進んだ早大では、和田毅(SB)と同期で、4年時には主将を務め52年ぶりの春秋連覇を達成。スポーツ6紙の評価はBが4つ、Cが2つ。赤いユニホームを身にまとい、初の甲子園で”赤い旋風”を巻き起こす。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】愛媛大会=優勝、四国大会=準優勝
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .302 / 26位 (.332)
【防御率】1.17 / 5位 (2.19)
【失点数】11点 / 5位 (22.3点)
 →平均 1.4点 / 8位 (2.4点)
【得点数】51点 / 24位 (67.4点)
 →平均 6.4点 / 24位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
 →平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】6個 / 28位 (15.9個)
 →平均 0.8個 / 28位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
 →平均 0.5個 / 6位 (0.8個)
【部員数】40人(0人) (22位)
【生徒数】1032人 (14位)

【第24回】鳥取城北(特集ページ)
チーム合計6本塁打など攻撃力の高さが光る。秋は打率.327(18位)、平均得点7.1点(17位)、平均本塁打0.9本(3位)、防御率3.41(29位)、平均失点3.7点(28位)を記録。スポーツ6紙の評価は、Bが3つ、Cが3つ。鳥取・中国大会ともに終盤戦ではドラマチックな試合を演じ、接戦では粘り強さを持つ。攻撃の軸となる畑中未来翔主将(2年)は、打率.345、打点6、本塁打2本を記録。甲子園交流試合でも下級生で唯一ベンチ入りし、聖地で3安打を放った。また、徳山太一(2年)は打率.484、打点6、本塁打2本でチーム三冠王(タイ含)。投手陣は、エース廣田周佑(2年)や左腕・奥田智哉(2年)、身長183センチ右腕・山内龍亜(2年)らがおり、投手陣の成長が上位進出の鍵を握る。

【回数】2年連続3回目(夏の甲子園=5回)
【成績】鳥取大会=準優勝、中国大会=4強
【勝敗】7戦5勝2敗
【評価】A=0、B=3、C=3(スポーツ紙6紙)
【打率】 .327 / 18位 (.332)
【防御率】3.41 / 29位 (2.19)
【失点数】26点 / 22位 (22.3点)
 →平均 3.7点 / 28位 (2.4点)
【得点数】50点 / 26位 (67.4点)
 →平均 7.1点 / 17位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
 →平均 0.9本 / 3位 (0.4本)
【盗塁数】10個 / 24位 (15.9個)
 →平均 1.4個 / 22位 (2個)
【失策数】3個 / 2位 (7.2個)
 →平均 0.4個 / 2位 (0.8個)
【部員数】73人(2人) (1位)
【生徒数】1125人 (12位)



⑩大崎・福岡大大濠

【第25回】大崎(長崎)(特集ページ)
離島から初の甲子園、旋風を巻き起こす。秋は、打率.312(23位)、平均得点6.7点(19位)、防御率2.05点(17位)、平均失点2.0点(11位)、平均盗塁数2.6個(7位)、平均失策0.4個(2位)を記録。スポーツ6紙は全てB評価。19年秋・20年夏・20年秋の長崎王者、20年秋の九州王者。エース坂本安司(あんじ・2年)は、8試合59回を投げて防御率1.53と抜群の安定感がある。福大大濠戦で4安打1失点で完投した左腕・勝本晴彦(1年)も控える。坂本と同じ日野中学出身で捕手・4番の調祐李(2年)は本塁打2本を記録するなど攻撃の柱。また、同じ日野中学で1学年下の田栗慶太郎(1年)は、U12・U15日本代表に選出された経験のある野手。このほか、乙内翔太(2年)は明豊戦で延長10回裏に同点打、12回裏にサヨナラ打を放つなど勝負強い。県立大崎高校は、少子高齢化が進む島で唯一の高校。17年、部員5人の野球部は存続の危機にあった。そこに清峰・佐世保実業を甲子園に導いた清水監督が18年4月に就任。時を同じくして、今春卒業する3年生(1期生)が入部。寮に差し入れをする島民、練習を観に来る島民も多く、島ぐるみのサポートが広がった。3年生は、19年秋季長崎大会で優勝するなど躍進。そして、最後の夏となった20年夏の長崎独自大会では優勝。しかし新型コロナ感染拡大の影響で、甲子園出場の夢は叶わなかった。その後、3年生のサポートを受けた現1・2年生が、秋季長崎大会と九州大会で優勝、初の甲子園をつかみ取った。21年1月29日、選抜出場が正式に決まると「大崎高校の甲子園出場が決まりました。応援よろしくお願いします。」と島内放送が流れた。甲子園を夢見た3年生とサポートする島民と「島一丸の全員野球」を聖地で魅せる。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】長崎大会=優勝、九州大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .312 / 23位 (.332)
【防御率】2.05 / 17位 (2.19)
【失点数】18点 / 12位 (22.3点)
 →平均 2点 / 11位 (2.4点)
【得点数】60点 / 19位 (67.4点)
 →平均 6.7点 / 19位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】23個 / 9位 (15.9個)
 →平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】4個 / 3位 (7.2個)
 →平均 0.4個 / 2位 (0.8個)
【部員数】29人(0人) (32位)
【生徒数】113人 (32位)

【第26回】福岡大大濠(特集ページ)
九州の奪三振王・エース毛利海大(2年)は、大会屈指のサウスポーだ。秋は8試合49回を投げて、防御率1.47。球速以上に感じさせる伸びのあるストレートが魅力で、投球回数を大きく上回る63奪三振を記録した。また、プチトルネード投法の1年生右腕・馬場拓海も力がある。福岡大会の決勝・九州国際大付戦は3失点で完投、九州大会・宮崎商業戦は8回1死まで無安打ピッチングで、1安打完封。一方の攻撃面では、川上陸斗(2年)・松尾光氣(2年)・福澤雄太(1年)がいずれも本塁打を記録し、各人10打点以上を叩き出した。チーム成績は、打率.335(14位)、平均得点8.3点(8位)、平均本塁打0.5本(10位)、防御率.1.94(14位)、平均失点2.3点(16位)を記録し、投打に総合力が高い。スポーツ6紙の評価は全てB。秋はレギュラー9人のうち1年生が5人を占めた。さらに成長した姿を聖地で発揮し、上位進出を狙う。

【回数】4年ぶり5回目(夏の甲子園=3回)
【成績】福岡大会=優勝、九州大会=準優勝
【勝敗】11戦10勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .335 / 14位 (.332)
【防御率】1.94 / 14位 (2.19)
【失点数】25点 / 21位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】91点 / 4位 (67.4点)
 →平均 8.3点 / 8位 (7.3点)
【本塁打】5本 / 7位 (3.5本)
 →平均 0.5本 / 10位 (0.4本)
【盗塁数】15個 / 18位 (15.9個)
 →平均 1.4個 / 22位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
 →平均 0.9個 / 23位 (0.8個)
【部員数】43人(0人) (19位)
【生徒数】1860人 (3位)



⑪明豊・宮崎商業

【第27回】明豊(特集チーム)
京本・太田のダブルエースに抜群の安定感があり、伝統の強力打線も健在だ。秋は打率.330(17位)、平均得点9.1点(3位)、防御率1.89(12位)、平均失点1.8点(9位)を記録。投手陣は、中学時代にジャイアンツカップで優勝した経験を持つ身長189センチの右腕・京本眞(2年)と、巨人の太田龍を兄に持つ左腕・太田虎次朗(2年)の継投リレーが勝利の方程式。ともに防御率1点台と安定感がある。攻撃面では、九州大会の3試合中2試合で、終盤8回以降に同点・逆転劇を演じるなど、流れを一気に変える力がある。また、1試合あたりの盗塁数は3.4個(3位)、全8試合で失策はわずか1個(1位)と、機動力と堅守も光る。スポーツ6紙の評価は、全てB。校歌は、南こうせつ作曲。3年連続のセンバツ出場、初の頂点を目指す。

【回数】3年連続5回目(夏の甲子園=6回)
【成績】大分大会=優勝、九州大会=4強
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .330 / 17位 (.332)
【防御率】1.89 / 12位 (2.19)
【失点数】14点 / 10位 (22.3点)
 →平均 1.8点 / 9位 (2.4点)
【得点数】73点 / 14位 (67.4点)
 →平均 9.1点 / 3位 (7.3点)
【本塁打】2本 / 20位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】27個 / 6位 (15.9個)
 →平均 3.4個 / 3位 (2個)
【失策数】1個 / 1位 (7.2個)
 →平均 0.1個 / 1位 (0.8個)
【部員数】61人(0人) (8位)
【生徒数】489人 (26位)

【第28回】宮崎商業(特集ページ)
“6点差”は逆転圏内の粘り強さと強打を持つ。宮崎大会の準決勝・宮崎日大戦は、6点をリードされる展開も、中盤に得点を重ねて、9回裏に同点とし、延長11回裏にサヨナラ2ランで8x-6。決勝・延岡学園戦は、初回に大量6失点も、1回裏に打者12人の猛攻で7点を挙げて逆転勝利。秋は、打率.311(24位)、平均得点8.2点(10位)、防御率2.31(21位)、平均失点2.3点(16位)、合計本塁打6本(3位)を記録。エース日高大空(2年)は秋9試合58回を投げて、防御率2.02と安定する。攻撃陣は、合計3本塁打を記録した中村碧人主将(2年)などを中心に力がある。中村は高校通算26本塁打を誇る強打者だ。スポーツ6紙の評価は、Bが4つ、Cが2つ。センバツ出場は、アポロ11号が人類初の月面有人着陸を果たした1969年以来52年ぶり。

【回数】52年ぶり3回目(夏の甲子園=4回)
【成績】宮崎大会=優勝、九州大会=4強
【勝敗】9戦8勝1敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .311 / 24位 (.332)
【防御率】2.31 / 21位 (2.19)
【失点数】21点 / 16位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】74点 / 12位 (67.4点)
 →平均 8.2点 / 10位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
 →平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
 →平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】9個 / 23位 (7.2個)
 →平均 1個 / 25位 (0.8個)
【部員数】52人(8人) (14位)
【生徒数】830人 (16位)



⑫21世紀枠 八戸西・三島南

【第29回】八戸西 21世紀枠(特集ページ)
身長189センチのエース福島蓮(2年)がチームの大黒柱だ。自己最速は143キロで、聖地で大台150キロを狙う。攻撃面は、打率.543、本塁打2本、8打点を記録した4番・廣田大和(2年)がキーマンだ。秋は、青森大会で準優勝、東北大会は準々決勝で花巻東に1-2で敗れて、8強。チームは、打率.352(9位)、平均得点7.4点(15位)、防御率4.22(31位)、平均失点3.7点(28位)、本塁打数4本(9位)を記録。スポーツ6紙の評価は、全てC。1975年創部の県立高校。青森県勢として、初の21世紀枠選出。交流を続ける八戸高等支援学校の生徒が手入れをしてくれるボールで日々の練習に取り組む。NYヤンキース調のユニホームで、春夏通じて初の甲子園に立つ。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】青森大会=準優勝、東北大会=8強
【勝敗】9戦6勝3敗
【評価】A=0、B=0、C=6(スポーツ紙6紙)
【打率】 .352 / 9位 (.332)
【防御率】4.22 / 31位 (2.19)
【失点数】33点 / 29位 (22.3点)
 →平均 3.7点 / 28位 (2.4点)
【得点数】67点 / 17位 (67.4点)
 →平均 7.4点 / 15位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
 →平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】43人(4人) (19位)
【生徒数】636人 (24位)

【第30回】三島南 21世紀枠(特集ページ)
創部100年で春夏初の甲子園出場。2014年から園児・小学生を対象とする野球教室を開始。これまでに1133人が参加し、今では地域の人気行事に。また、静岡大会では、準々決勝で静岡高校を3-1で破り、62年ぶりにベスト4に進出。普及活動と好成績が評価され、21世紀枠に推薦。中学時代からバッテリーを組む植松麟之介(1年)と深瀬涼太(1年)が、相手打線を最小失点に抑える。また、投打二刀流の前田銀治(2年・ぎんじ)は、182センチ・88キロの体格を持ち、高校通算19本塁打、投げては最速139キロのクローザーとして活躍する。チームは、伊藤侍玄主将(2年・じげん)が牽引する。秋は、打率.254(32位)、平均得点4.4点(31位)、防御率3.23(28位)、平均失点4.7点(30位)、平均失策1.4(32位)を記録。スポーツ6紙の評価は、全てC。「三島南のお兄ちゃん」が聖地で全力プレーをみせる。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】静岡大会=4強(東海大会は出場なし)
【勝敗】9戦6勝3敗
【評価】A=0、B=0、C=6(スポーツ紙6紙)
【打率】 .254 / 32位 (.332)
【防御率】3.23 / 28位 (2.19)
【失点数】42点 / 30位 (22.3点)
 →平均 4.7点 / 30位 (2.4点)
【得点数】40点 / 31位 (67.4点)
 →平均 4.4点 / 31位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
 →平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】13個 / 31位 (7.2個)
 →平均 1.4個 / 32位 (0.8個)
【部員数】31人(4人) (31位)
【生徒数】680人 (22位)



⑬21世紀枠 東播磨・具志川商業

【第31回】東播磨 21世紀枠(特集ページ)
地元からの愛称は「ヒガハリ」。初の21世紀枠推薦で、春夏初の甲子園出場。兵庫大会は準優勝、近畿大会は1回戦で市立和歌山に2-1で惜敗した。チーム成績は、打率.296(29位)、平均得点4.1点(32位)、平均盗塁2.6個(7位)、防御率1.67(10位)、平均失点1.8点(9位)、平均失策0.6個(9位)を記録。スポーツ6紙の評価はBが1つ、Cが5つ。最速142キロのエース鈴木悠仁(2年)は、秋10試合80回1/3を投げて、77奪三振、与死四球20、失点10、防御率1.01と、安定感は抜群だ。1試合平均得点は4.1点と出場32チーム中で最も低いが、高い投手力と堅守でロースコアの接戦に持ち込む。前任の加古川北高校を2度の甲子園出場に導いた福村順一監督は「機動力が武器のチーム」と言い切る。先頭打者の原正宗主将(2年)は、チーム1位の打率.375、打点9を記録。リードオフマンを先頭に「ヒガハリ野球」を全国に轟かせる。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】兵庫大会=準優勝、近畿大会=1回戦
【勝敗】10戦7勝3敗
【評価】A=0、B=1、C=5(スポーツ紙6紙)
【打率】 .296 / 29位 (.332)
【防御率】1.67 / 10位 (2.19)
【失点数】18点 / 12位 (22.3点)
 →平均 1.8点 / 9位 (2.4点)
【得点数】41点 / 30位 (67.4点)
 →平均 4.1点 / 32位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】26個 / 7位 (15.9個)
 →平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.6個 / 9位 (0.8個)
【部員数】36人(4人) (26位)
【生徒数】740人 (20位)

【第32回】具志川商業 21世紀枠(特集ページ)
「具商から歴史を変えよう」…5年前に部員不足となった野球部を再生しようと、建設会社に務める喜舎場正太氏がコーチに就任(その後に監督)し、地元中学生を中心に進学を呼びかけた。2020年秋季沖縄大会では、準決勝で興南を撃破して準優勝。21世紀枠で春夏初の甲子園出場を決めた。主将や内外野の責任者は「役員」に任命され、責任と結果が明確化されている。秋のチーム成績は、打率.300(28位)、平均得点5.3点(29位)、防御率2.91(25位)、平均失点3.5点(27位)を記録。スポーツ6紙の評価は全てC。興南戦は3-2、九州大会初戦の東海大熊本星翔戦は4-2で競り勝つなど、ロースコアの接戦に持ち込み勝機を生み出す。キーマンは、九州大会から背番号1をつけた最速144キロの右腕・新川俊介(2年)だ。エースの成長が上位進出の鍵となる。また、脳性麻痺から車椅子でマネージャーを務める山城来(2年)は、対戦相手の分析担当を務める。セカンドの島袋大地(2年)は、地元品を販売する“2021年の具商デパートの社長”を務める。21世紀枠の最高成績である宜野座のベスト4以上を目指し、今度は具商が歴史を作る。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】沖縄大会=準優勝、九州大会=8強
【勝敗】8戦6勝2敗
【評価】A=0、B=0、C=6(スポーツ紙6紙)
【打率】 .300 / 28位 (.332)
【防御率】2.91 / 25位 (2.19)
【失点数】28点 / 25位 (22.3点)
 →平均 3.5点 / 27位 (2.4点)
【得点数】42点 / 29位 (67.4点)
 →平均 5.3点 / 29位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
 →平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】21個 / 10位 (15.9個)
 →平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
 →平均 1.3個 / 30位 (0.8個)
【部員数】33人(4人) (29位)
【生徒数】549人 (25位)