《大阪桐蔭》野球部メンバー特集 2021年⚡️夏の甲子園

大阪桐蔭 野球部 夏の甲子園2021年

夏の甲子園2021年 大阪桐蔭 野球部 を徹底特集!
ベンチ入りメンバー・注目選手・成績データ分析
⭐️参考:センバツ2022年のメンバーはコチラ⭐️

◆夏の甲子園=3年ぶり11回目|大阪府大会の結果

◆地方大会成績:スポーツ紙評価:A=4、B=0、C=0。打率:.405(8位)、平均得点:10点(5位)、本塁打:3本(17位)、盗塁数:18個(7位)、平均犠打数:3.1(11位)、平均失点:2.6点(39位)、平均失策数:0.4(13位) ※カッコ内(出場校順位)


◆今夏の大阪大会では、絶体絶命の場面を乗り越え、根尾・藤原らを擁して春夏全国制覇を果たした中川世代”を思い出させるような戦いぶりで優勝し、夏の甲子園に戻ってきた。初戦から4試合連続コールド勝ち。その後、準々決勝・金光大阪戦は終盤逆転、準決勝・関大北陽戦は延長14回タイブレーク決勝・興国戦は4x-3で9回サヨナラといずれも大接戦を制した。

◆全国トップクラスの戦力が揃い、上位進出には不可欠な好投手も何枚も揃う。センバツ初戦の智辯学園戦では、序盤に投手陣が崩れ、6-8で敗れた。今夏の甲子園でのリベンジ、”日本一”に懸ける想いも人一倍強いチームだろう。優勝候補の筆頭格だ。※春季近畿大会決勝では、智辯学園に4x-2(延長10回サヨナラ)で勝利


◆強力打線はトップクラスで、チーム打率.405(8位)、1試合平均10得点(5位)を記録。3番の池田陵真が打率.654・打点14・本塁打2本、4番の花田旭(3年)が打率.556・打点10・盗塁5、7番の野間翔一郎(3年)が打率435・打点14点・本塁打1本と好調。池田・花田・野間の3人トリオで38打点とチームの半分以上を叩き出す。また、2番の藤原夏暉(3年)は、打率.320ながら、春季近畿大会の決勝・智辯学園戦で、相手エース小畠一心(3年)から延長10回裏にサヨナラ2ランを放つなど、”TOINの藤原2世”として注目だ。

◆U15日本代表でも主将を務めた池田陵真主将(3年)は、打率.654・本塁打2本・打点14と活躍。準決勝・関大北陽戦では、9回表1死まで1点をリードされる絶体絶命の場面で、劇的な同点ソロ本塁打。決勝・興国戦では、9回裏にサヨナラタイムリーを放つなど、異次元の勝負強さを持つ。圧倒的な存在感を放つ筋肉パンパンの体から、強烈な打球を打ち返すプロ注目の好打者だ。当時中学3年生だった池田は、春夏全国制覇を果たした中川世代が、夏の北大阪大会準決勝で、3-4の9回2死無走者から履正社に逆転勝ちした試合を観戦


◆最速150キロ超のエース左腕 松浦慶斗(3年)は、4試合23回を投げて8失点。延長14回タイブレークまでもつれ込んだ関大北陽との準決勝では、8回から7イニングを粘りの投球。翌日の決勝・興国戦は6安打9奪三振3失点で完投し、エースとしてチームを優勝に導いた。宮城・石巻市生まれで、東日本大震災で被災し、その後は北海道へ転居。父は、北海高校で甲子園出場経験がある。※センバツでは智辯学園戦に先発したが、初回3失点など4回で降板。春以降は登板機会がほとんどなかったが、夏に復活

◆上位進出には欠かせない好投手を何人も揃える。夏の大阪大会では、準々決勝までは背番号10 竹中勇登(3年)、背番号15 川原嗣貴(しき・2年)、背番号16 別所孝亮(2年)、背番号19 川井泰志(2年、甲子園ではベンチ外)が登板し、力を見せた。

◆最速154キロを誇る関戸康介(3年)は、大阪大会では”背番号11″でベンチ入りしたが、登板機会はなし。明徳義塾中時代は最速146キロを計測し注目を集めた右腕で、ホップするように伸び上がるストレートは魅力たっぷり。悔しさが残るセンバツでの投球、夏の聖地でリベンジし、躍動する姿に注目したい。



夏の甲子園ベンチ入りメンバー2021年

==背番号・名前・学年・投打・出身中学==
01 松浦慶斗  3年  左左  明星(北海道)
02 田近介人  3年  右右  猪子石(愛知)
03 前田健伸  3年  左左  末武(山口)
04 繁永晟   3年  右右  築城(福岡)
05 宮下隼輔  3年  右右  大府南(愛知)
06 藤原夏暉  3年  右両  南池田(大阪)
07 野間翔一郎 3年  左左  周陽(山口)
08 池田陵真  3年  右右  和泉(大阪) ◎
09 花田旭   3年  右右  新喜多(大阪)
10 竹中勇登  3年  右右  金光(岡山)
11 関戸康介  3年  右右  広田(長崎)
12 松尾汐想  2年  右右  精華(京都)
13 石川雄大  3年  右右  岸城(大阪)
14 小谷太誠  3年  右右  桜ケ丘(鳥取)
15 川原嗣貴  2年  右左  千里丘(大阪)
16 別所孝亮  2年  右右  広陵(岐阜)
17 山下来球  3年  左左  瑞光(大阪)
18 坂玲哉   3年  右右  水口(滋賀)
※野球部員数:61人、◎:主将



[戦歴] 夏の甲子園2021年

◆8/23(月) 大阪桐蔭(大阪) 4-6 近江(滋賀) ※2回戦
大阪桐蔭|310|000|000|=4
近江・・|001|110|12x|=6
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⭐️試合結果⭐️近江が6-4で勝利。優勝候補筆頭の大阪桐蔭に対して4点差を逆転勝利。序盤にリードを奪われる展開も、3回裏に9番明石と1番井口の連打で1死1・3塁を作ると、2番西山のスクイズでまず1点。4回裏は、5番新野翔大の弾丸ライナーソロ本塁打で2点目。5回裏には、1死満塁から4番山田の犠牲フライで1点差。7回裏には、5番新野のタイムリーで4-4の同点とした。さらに8回裏には、大阪桐蔭の2番手・川原を攻めて、失策と2四球から2死満塁のチャンスを作ると、途中出場の3番山口蓮太朗がライト前に勝ち越しとなる2点タイムリーを放ち、6-4(これが決勝打)。投手陣は、先発の2年生 山田陽翔が6回を投げて被安打4・四球3・奪三振7と好投(108球)。鬼の形相を見せ、4回〜6回はヒットを許さぬ好投でチームに流れを引き寄せた。7回からはエース岩佐直哉が投げ、3回を被安打1・死球1で大阪桐蔭を無失点に抑え込んだ(自己最速149キロを記録)。守備陣は、背番号15のショート横田(1年生)や背番号16ライト明石のファインプレーに加えて、島滝捕手が2つの盗塁死を奪うなど堅守も光り、全員野球で勝利を掴み取った。一方の大阪桐蔭は、初回にヒットと2四球から2死満塁を作ると、6番宮下が走者一掃の2塁打で3点を先制。続く2回裏には8番松尾がセンターにソロ本塁打で4点目を奪うなど、序盤に主導権を握った。しかし、4回以降はヒット1本に抑えられて計5安打。投手陣は、先発した背番号10竹中が被安打7・四死球6・失点4。同点で迎えた8回裏からマウンドに上がった背番号15川原は、2死から2つ四球を出して満塁から勝ち越しを許した。大阪桐蔭は、大阪大会では激戦を制して勝ち上がるも、近江投手&守備陣がそれを許さなかった。


◆8/17(火) 東海大菅生(西東京) 4-7 大阪桐蔭 ※初戦
東海大菅生|010|000|300|=4
大阪桐蔭|202|010|200|=7

※8回表1死1・2塁の場面で降雨コールド
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⭐️試合結果⭐️大阪桐蔭が本塁打3本などし、7-4(8回表 東海大菅生の攻撃:1死1・2塁の場面で降雨コールド)で勝利。1回裏、4番花田旭のバックスクリーンへ2ランで2点を先制。3回裏には2番藤原夏暉のソロ本塁打、5番前田健伸のソロ本塁打で2点を追加し、4点目。5回裏には3番池田陵真主将の2塁打で1点を追加、7回裏には代打・田近介人が2点タイムリー2塁打を放ち、7点目を奪った。投げては、左腕エース松浦慶斗が7回を投げて(118球)、被安打7・死球3・失点4と力投した。一方の東海大菅生は、Wエース左腕の桜井海理が先発し、3回5安打4失点と力投。エース本田峻也は残る4回を投げ、雨でボールが滑るながらも再三のピンチを無失点に抑え込んだ。また、本田は打っても7回表にタイムリー2塁打を放つなど、十分な投球ができなかった今春センバツでの悔しさを晴らすような姿を聖地で見せた。


⭐️降雨コールド|8回表、東海大菅生が1死1・2塁の攻撃中の場面で降雨コールド⭐️この試合は、内野グランドが一面”水たまり”となる大雨の中で強行・続行された。試合中盤には、東海大菅生のエース本田が投球の際、マウンド上で滑り転ぶ場面が2度あった。また、打者がスイングの際に手元が滑り、バットが相手ベンチに飛ぶ場面もあった。”野球というスポーツ”を行うにはあまりも過酷な状況であり、選手の怪我や事故が起きうる可能性も十分考えられた。加えて、ホームベースや白線が見えない状況で、正しい判定ができうる状況でもなかった。これまで投球制限などの取り組みを通じて、選手の健康管理を進める立場である高野連が、この試合を中盤で止めずに続行したことの判断について、検証が求められるような試合となった。このゲームは試合が成立される7回まで続行され、8回表に東海大菅生が1死1・2塁のチャンスの場面で降雨コールドが宣告。このあとの第2試合からの計3試合は翌日に順延された。



[成績] 夏の大阪大会2021年

◆スポーツ紙評価:A=4、B=0、C=0
◆打撃/攻撃力データ=========
・打率   :.405(8位) [平均.351]
・得点   :70点(3位) [平均43.9点]
・平均得点 :10点(5位) [平均7.9点]
・本塁打  :3本(17位) [平均3本]
・平均本塁打:0.4本(21位) [平均0.5本]
・盗塁数  :18個(7位) [平均10.9個]
・平均盗塁数:2.6個(14位) [平均2個]
・犠打数  :22(1位) [平均14.1]
・平均犠打数:3.1(11位) [平均2.5]
◆投手/守備力==============
・失点   :18点(47位) [平均10点]
・平均失点 :2.6点(39位) [平均1.8点]
・失策数  :3(15位) [平均3.6]
・平均失策数:0.4(13位) [平均0.7]
◆参考データ===============
※試合数:7試合
※部員数:61人(37位) [部員数ランキング]
※[平均]:出場49チーム平均


【甲子園出場選手 個人成績ランキング特集】
◆打者部門=========

・池田陵真 (3年):打率.654:5位(26打数)
・池田陵真 (3年):本塁打数 2本:11位(7試合)
・池田陵真 (3年):打点 14打点:2位(7試合)
・花田旭  (3年):打点 10打点:12位(7試合)

・・・・・(0年 ):盗塁数 5つ:8位(7試合)
・野間翔一郎(3年):打点 14打点:2位(7試合)
◆投手部門=========
・松浦慶斗 (3年):⑤奪三振数 20:28位(4試合)




[戦歴] 夏の大阪大会2021年

・決勝・・:大阪桐蔭 04x-3 興國 
・準決勝大阪桐蔭 12-10 関大北陽(14)
・準々決勝:大阪桐蔭 05-3 o金光大阪 
・5回戦大阪桐蔭 08-1 o近大附属(7)
・4回戦大阪桐蔭 22-0 o城東工科(5)
・3回戦大阪桐蔭 10-0 o大冠(5)
・2回戦大阪桐蔭 09-1 o大阪学院大高(7)


(参考)2021年春季大阪大会の戦歴・結果
・決勝・・:大阪桐蔭 16-0 近大附
・準決勝:大阪桐蔭 12-2 関大北陽(6)
・準々決勝:大阪桐蔭 09-0 大商大高(7)
・4回戦:大阪桐蔭 10-0 堺市立堺(7)
・3回戦:大阪桐蔭 08-1 関大一(7)
・2回戦:大阪桐蔭の不戦勝
・1回戦:大阪桐蔭 04-2 堺東


(参考)2021年センバツ大会の戦歴・結果
・1回戦:大阪桐蔭 06-8 智辯学園 

(参考)2020年秋季大阪大会の戦歴・結果
・決勝・・:大阪桐蔭 08-1 東海大大阪仰星
・準決勝:大阪桐蔭 08-3 履正社
・準々決勝:大阪桐蔭 15-1 興国(5)
・5回戦:大阪桐蔭 08-1 箕面学園(8)
・4回戦:大阪桐蔭 24-0 千里(5)
・3回戦:大阪桐蔭 10-0 近大付(6)
・2回戦:大阪桐蔭 08-1 渋谷(7)



[戦歴] 春季近畿大会2021年

智辯学園 2-4x 大阪桐蔭 (延長10回) ※決勝戦
智辯学園|010|001|000|00 =2
大阪桐蔭|010|000|100|20 =4x
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先発は、智辯学園がエース小畠一心、大阪桐蔭は背番号16の2年生右腕 川原嗣貴。 2回表、智辯学園は先頭から4番山下主将と5番前川右京が連続安打で出塁すると、7番谷口の2塁打で1点を先制。2回裏、大阪桐蔭は先頭の4番花田がヒットで出塁し犠打で送ると、6番野間の3塁打で1点を返し1-1の同点。5回終了まで試合開始から50分のスピードゲーム、智辯学園4安打・大阪桐蔭3安打、共に四死球なしの投手戦に。6回表、智辯学園は先頭の1番植垣が両チーム通じて初の四球で出塁。続く2番垪和がヒットで出塁。その後、2死1・2塁の場面で5番 前川右京がタイムリーを放ち、2-1と勝ち越し。6回終了までを投げ、大阪桐蔭の先発川原は、被安打6・四死球1・奪三振3・失点1(代打で交代)。6回裏、大阪桐蔭は2死から2番藤原が3塁打で出塁し、3番池田主将は空振り三振で無得点。7回表から大阪桐蔭は、2番手のエース竹中勇登がマウンドへあがると、7回表をわずか5球で三者凡退に抑える。7回裏、大阪桐蔭は1死から5番前田が2塁打で出塁すると、2死から7番松尾のタイムリーで1点を返し、2-2の同点。8回裏、大阪桐蔭は1死から1番宮下がタイムリーで出塁すると、2死2塁の場面で3番池田主将に回るもライトフライで無得点。9回表、智辯学園は2死2塁のチャンスも、代打三垣飛馬が内野ゴロで無得点。9回裏、大阪桐蔭は2死から6番野間・7番松尾の連続安打で1・3塁のチャンスも、8番繁永が内野ゴロに倒れて、延長戦へ突入する。延長10回表、智辯学園は三者凡退。延長10回裏、大阪桐蔭は1死から1番宮下がヒットで出塁すると、2番藤原がサヨナラ2ラン本塁打を放ち、4x-2(延長10回サヨナラ)で大阪桐蔭が優勝!


智辯和歌山 2-3x 大阪桐蔭 ※準決勝 
智辯和歌山|002|000|000|=2
大阪桐蔭|110|000|001|=3x
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先発は智辯和歌山がエース中西聖輝、大阪桐蔭は背番号1を背負う竹中勇登。1回裏、大阪桐蔭は先頭が死球で出塁すると、2番藤原の2塁打で1点を先制。その後に1死満塁チャンスも併殺で追加点はならず。2回裏、大阪桐蔭は2連打で走者を出すと1番宮下のタイムリー2塁打で1点を追加し、2-0。3回表、智辯和歌山は安打と2つの四死球から2死満塁のチャンスを作ると、3番宮坂のタイムリーで2点を返し、2-2の同点。6回終了時点で智辯和歌山の中西は、被安打6・四死球5・奪三振2と力投。その後7回裏から背番号16 高橋令に交代。大阪桐蔭の先発 竹中は、9回表までを投げて、被安打4・四死球5・奪三振3と好投。試合は2-2の同点のまま、最終回9回裏の大阪桐蔭の攻撃。先頭の9番 竹中の安打、2番藤原の死球から1死1・2塁とし、ここで3番主将の池田陵真がサヨナラタイムリーを放ち、3x-2で智辯和歌山を下し、決勝進出。


綾羽 5-7 大阪桐蔭 ※初戦
綾羽・・|000|101|003|=5
大阪桐蔭|033|100|00x|=7
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大阪桐蔭が最終回に粘る綾羽を振り切り、7-5で勝利。序盤に7点をリードし、3投手の継投で逃げ切った。敗れた綾羽は、2番手の背番号18 野村亮輔が、5回から8回までの4回を投げ、被安打2・四死球3で大阪桐蔭打線を無失点に抑え込むなど、好投が光った。[試合経過] 綾羽は背番号1の矢野航成、大阪桐蔭は背番号16の川原嗣貴が先発。2回裏、大阪桐蔭は4番花田が3塁打で出塁すると、5番前田のタイムリーで1点を先制。さらに8番石川の安打で1点、スクイズで1点を奪い、3-0とする。3回裏には、6番松尾の2塁打で2点、7番野間のタイムリーで1点を奪い、6-0とリードする。対する綾羽は、4回表に3番金城のタイムリーで1点を返す。4回裏、大阪桐蔭は1番宮下のタイムリーで1点を追加し、7-1。綾羽は5回裏から背番号18 野村亮輔が登板。綾羽は6回表、2本のヒットと四球で無死満塁のチャンスを作ると、併殺の間に1点を奪う。大阪桐蔭は、7回表に2番手の背番号17 別所孝亮に継投。大阪桐蔭は9回表、3番手の背番号20 西川音羽に交代。綾羽は9回表に無死満塁のチャンスを作ると、押出四球でまず1点。その後、犠牲フライで1点を追加。2死2・3塁のチャンスを作ると、大阪桐蔭の暴投から1点を追加。しかし後続が続かず、7-5で大阪桐蔭が勝利。



[戦歴] センバツ2021年

《センバツ2021年:大阪桐蔭チーム紹介》
秋季大阪大会=優勝。近畿大会=準優勝:大阪大会の準決勝までの5試合は、近大付・箕面学園・興国などに全試合コールド勝ち。準決勝・履正社戦は8-3、決勝・東海大仰星戦は8-1で勝利し、優勝。近畿大会では、初戦・長田に8-0、続く準々決勝では天理・達孝太を攻略し11-4、準決勝は京都国際に12-5と、3試合連続コールド。決勝は智辯学園に3-7で敗れて、準優勝。


◆優勝候補としての注目度もトップクラス:全国でも頭ひとつ抜けた戦力が揃い、公式戦成績ではほぼ全てでトップクラス入りする西の横綱・大阪桐蔭。秋は、打率.375(4位)、平均得点10.5点(2位)、防御率2.39(22位)、平均失点2.1点(13位)、総本塁打数11本(2位)、平均本塁打数1本(2位)、平均盗塁数3.2個(4位)、平均失策数0.5個(6位)を記録。スポーツ6紙の評価はオールAで、優勝候補の筆頭格として注目される。


◆3月23日(火) 1回戦 [第4日目]
大阪桐蔭 6-8 智辯学園     [見所]
大阪桐蔭|000|002|130|=6
智辯学園|400|003|10x|=8

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智辯学園が終盤に追い上げをみせる大阪桐蔭を振り切り、8-6で勝利。優勝候補同士の激戦を制した。左腕エースの西村王雅(2年)は、8回を投げ被安打9・四球4・失点6と力投。最終回は、右のエース小畠一心(2年)が、ピンチを背負うも試合を締めた。攻撃は、初回に満塁チャンスから6番・植垣洸(2年)が走者一層となるタイムリー2塁打を放つなどし、4点を先制。その後も、制球に苦しむ相手投手陣を攻め、チャンスを確実にものにした。一方の大阪桐蔭は、相手を上回る10安打を放つも6点止まり。エース松浦慶斗(2年)、関戸康介(2年)、竹中勇登(2年)、川井泰志(1年)、別所孝亮(1年)の5投手が登板。合計9死四球を与え、試合の流れを相手に譲った。



[戦歴] 秋季近畿大会2020年

◆決勝戦 智辯学園(奈良2) 7-3 大阪桐蔭(大阪1)
智辯学園|201|011|101|=7
大阪桐蔭|001|100|100|=3
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智辯学園が7-3で大阪桐蔭に勝利し、優勝。試合は智辯学園が序盤から得点を重ね、左腕エース西村王雅が9安打を浴びながらも要所を締め、強打の大阪桐蔭打線に集中打を許さなかった。智辯学園は初回、ヒットと四球で走者を出すと5番・三垣の2塁打で2点を先制。3回表には4番・キャプテン山下がソロ本塁打を放ち、3-0とする。大阪桐蔭は、3回裏に3番・宮下の2塁打で1点を返すと、4回裏には5番・前田のソロ本塁打で1点を挙げ、2-3と1点差に追い上げる。しかし智辯学園は5回表、またも5番・三垣がタイムリーを放ち、4-2と突き放した。大阪桐蔭は6回表に先発の松浦から関戸へ継投。智辯学園は、5回表に8番・安藤の犠牲フライで1点を追加すると、7回表には3番・前川右京のソロ本塁打で6-2と突き放す。7回裏、大阪桐蔭は4番・池田主将のタイムリーで1点を返し6-3。しかし、智辯学園は9回表、4番・キャプテン山下のタイムリーで7-3とし、試合を決めた。今大会、智辯学園は左腕エース西村王雅が滋賀学園・龍谷大平安・大阪桐蔭戦を、右腕エース小畠一心が市立和歌山戦をそれぞれ一人で投げ抜き、躍進の原動力となった。4番・山下陽佑主将は、準決勝までの打率が.700を記録し、決勝ではソロ本塁打と9回にはダメ押しとなるタイムリーを放つなど、結果でもチームを引っ張った。また、6番・三垣飛馬は準決勝までチーム最多5打点と活躍し、決勝戦でも先制2塁打などで3打点を挙げ、勝負強さが際立った。3番・前川右京は今大会はやや低調だったが、大一番の決勝ではソロ本塁打(高校通算29本目)を放つなど存在感を示した。一方の大阪桐蔭は、長田・天理・京都国際の3試合を全てコールドで撃破するなど、破壊力は抜群。4番・池田主将を中心に強打者が揃い、準々決勝・天理戦で3番・宮下が3ラン、準決勝・京都国際戦で6番・花田旭が逆転満塁弾を放つなど日替わりスターが誕生した。信頼感があるエース松浦を中心に、関戸・竹中らが控える投手陣は全国屈指。一冬越えた春、甲子園でさらに成長を遂げた姿に注目したい。


◆準決勝 京都国際(京3) 5-12 大阪桐蔭(大1)(7)
京都国際|300|000|200|=5  
大阪桐蔭|000|007|500|=12
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大阪桐蔭が京都国際に12-5(7回コールド)で逆転勝利し、決勝進出。先制したのは、京都国際。1回表に大阪桐蔭の先発・川井を攻め、2連打のあとに4番・森下が2塁打を放ち2点を先制。さらに満塁から押出四球で1点を追加し、3-0とする。6回裏、大阪桐蔭は3番・宮下の犠牲フライで1点を返すと、さらに2死満塁にチャンスを作り、6番・花田旭が逆転となる満塁ホームランを放ち、5-3とする。さらにエラーと9番・松尾の3塁打で1点を加え、7-3とリードする。一方の京都国際は7回表、大阪桐蔭の3番手・西川を攻め、5番・辻井と6番・松下の連続タイムリーで2点を返す。しかし大阪桐蔭は7回裏、4番・池田の犠牲フライで1点を挙げると、さらに押出と失策で2点を追加。さらに満塁から1番・繁永の2塁打で2点を加え、10点差とした。京都国際は、先発の平野順大(1年)が大阪桐蔭打線を5回終了時点まで1安打に抑える好投をみせたが、6回以降に大阪桐蔭打線に捉えられた。


◆準々決勝 大阪桐蔭(大1) 11-4 天理(奈2)(7)
大阪桐蔭|004|100|600|=11
天理・・|100|002|100|=4

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昨年の秋季近畿大会・決勝戦と同一の対戦カードとなった準決勝の一戦は、大阪桐蔭が11-4(7回コールド)で天理に勝利。大阪桐蔭はセンバツ出場が有力に。昨年抑えられた天理のエース達に対して、大阪桐蔭打線が序盤と終盤にたたみ掛けた。天理が1回裏に瀬の2塁打で1点を先制し迎えた4回表、大阪桐蔭は2番・野間のタイムリーで同点に追いつくと、3番・宮下が3ラン本塁打を放ち4-1。さらに5回には、7番・藤原の2塁打で1点を追加する。一方の天理は6回裏、連打で2者が出塁すると、2番・堀内の2塁打で2点を返し、5-3と追い上げる。しかし大阪桐蔭は7回表、2死1・3塁から4番・池田主将のタイムリーで1点、5番・前田のタイムリーで1点、6番・花田のタイムリーで1点、さらに8番・田近の2塁打で3点と、この回に一挙6点をあげ、11-3とする。天理は7回裏に無死満塁のチャンスを作るも、得点は1点にとどまりゲームセット。大阪桐蔭は昨年決勝で天理に12-4で敗れたが、今秋は11-4のスコアで勝利。大阪桐蔭のエース松浦は、6・7回に連打を浴びるものの、被安打7・2奪三振・1死球と力投した。対する天理のエース達者は、11安打を浴びるものの、奪三振は7回で11つを記録するなど力を見せた。


◆1回戦 長田高校(兵3) 0-8 大阪桐蔭(大1)(7)
長田高校|000|000|000|=0 
大阪桐蔭|530|000|x00|=8
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大阪桐蔭が序盤に猛攻を見せ、8-0の7回コールドで長田に勝利。大阪桐蔭は1回裏、長田の先発・松田宰(1年)の立ち上がりを攻め、4番・池田陵真主将の犠牲フライと5番・前田健伸の安打で2点、さらに7番・藤原夏暉の3塁打で2点、続く8番・田近介人の安打で1点を挙げ、初回に一挙5点を先制。2回裏には、2番・野間翔一郎の2塁打で1点、4番・池田陵真の2塁打で1点、さらに捕逸で1点をを加え、8-0とリードした。大阪桐蔭は、松浦慶斗が先発し、3回からは竹中勇登、5回からは関戸康介、6回から川井泰志、7回から西川音羽に継投するなど、5投手が登板。70年ぶりの近畿大会出場となった長田高校の先発・松田宰(つかさ 1年)は、序盤に安打を浴びるも、3回〜6回までは強力打線をヒット1本に抑えるなど力を見せた。

大阪府球児の進路・進学先

大阪府
大阪桐蔭 履正社 大冠 大阪学院 大阪偕星
大体大浪商 大産大付 大商大 興国 三国丘 
近大付 金光大阪 東海大仰星 同志社香里
上宮太子 早稲田摂陵 大商大堺 箕面東
大阪学芸 東大阪大柏原 近大泉州 精華
初芝立命館 関西創価 箕面学園 上宮 大塚
太成学院大高 阪南大高 豊島

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