夏の甲子園2023年 試合レポート
夏の甲子園 2023年 全試合結果・レポート集
令和5年 第105回全国高校野球選手権記念大会
[総括] 夏の甲子園2023年トピック
①大会結果:第105回全国高野球選手権大会は、決勝で慶應義塾が8-2で仙台育英に勝利し、1916年(第2回大会)以来、史上最長ブランクとなる107年ぶり2回目の優勝。全国3486チーム(3744校)が参加した記念大会の頂点に。勝ち上がりでは、史上初めて東北勢3校が準々決勝に進出。投手完投数は14試合、本塁打数は23本。なお、2024年春からは低反発バットが導入。
②取り組み:ベンチ入りメンバーが従来の18人から20人に拡大。新型コロナ以降(2019年以来)、初めて「声出し応援」が解禁。開会式では4年ぶりに全選手が入場行進。甲子園の土を持ち帰る伝統も復活。新たに、5回終了時の「クーリングタイム(10分間)」が導入。夏の甲子園では初めてタイブレーク制が採用(計6試合)。
③天候など:雨天順延は、台風接近により1回(休養日を含めて全て1日スライド、休養日の取り消しなし)。継続試合の適用試合はなし。大雨影響で専大松戸などの応援団が駆け付けられない事態が発生。台風影響で、沖縄尚学は抽選会に監督らに加えて主将のみが参加し、初戦を大会6日目に割り当て。
④入場者数:総入場者数は63万9300人、最多は決勝の4万2100人。決勝の瞬間最高視聴率は27.5%(関東地区)。前売券チケットは、ネットで1〜3回戦分が7月20日(木)10時から発売、準々決勝以降は各前日10時から発売。残数がある場合、当日券が発売された。
8月23日(水) 決勝戦 [14日目]
14:00 慶應義塾(神奈川) 8-2 仙台育英(宮城)
慶應義塾 |210|050|000|=8
仙台育英 |011|000|000|=2
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⭐️試合経過⭐️慶應義塾が8-2で仙台育英に勝利し、1916年(第2回大会)以来、史上最長ブランクとなる107年ぶり2回目の優勝!「声出し応援」が解禁された今夏、その象徴となった大応援団の声援にも後押しされ、「KEIO日本一」の合言葉を掲げたナインが、全国3486チーム(3744校)が参加した第105回記念大会の頂点に立った。攻撃陣は計13安打。まず1回表、1番丸田湊斗(3年)の先頭打者本塁打(大会第23号)で1点、6番渡辺千之亮(3年)の安打で1点を奪い、2点を先制。続く2回表には、1番丸田湊斗(3年)の安打で1点を追加。1点差に詰め寄られて迎えた5回表には、7番福井直睦(3年)の2塁打で1点、代打の切り札・安達英輝(3年)の2塁打で1点、1番丸田湊斗(3年)の外野フライに失策が絡んで2点、2番八木陽(3年)の安打で1点を奪い、8-2と突き放した。最後、9回表には代打・清原勝児(2年)が登場した(→四球)。投手陣は、背番号10鈴木佳門(2年)が4回2失点と試合を作り、その後は背番号1小宅雅己(2年)が5回を被安打4・四死球0・奪三振3・失点0と好救援。一方、2004年-05年の駒大苫小牧以来、史上7校目の夏連覇を狙った仙台育英は、計3投手が継投。背番号10湯田統真(3年)が4回3失点、背番号1髙橋煌稀(3年)が3回5失点、背番号11田中優飛(3年)が残る2回を登板。攻撃陣は、最強投手陣を支えてきた5番尾形樹人捕手(3年)が3安打を放つなど計7安打を記録するも、得点は2回裏の内野ゴロによる1点、3回裏のバッテリーミスからの1点の計2点にとどまった。なお、この決勝戦の観客数は、”今大会最多4万2100人”を記録した。
8月22日(火) [休養日]
8月21日(月) 準決勝 [13日目]
09:00 神村学園(鹿児島) 2-6 仙台育英(宮城)
神村学園 |010|010|000|=2
仙台育英 |014|000|01x|=6
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が6-2で神村学園に勝利。攻撃陣は計8安打、盗塁5つ。1点を先制された直後の2回裏、7番登藤海優史(2年)の安打で1点を奪い、1-1。3回裏には、4番齋藤陽(3年)の際どい判定のスクイズから1点、バッテリーミスから1点、6番鈴木拓斗(2年)の2ラン本塁打(大会第22号、本人大会2本目)で2点を追加。8回裏には、1番橋本航河(3年)の安打で1点を奪い、6-2と突き放した。打者では、5番尾形樹人(3年)が4打数3安打と活躍。投手陣は、背番号1髙橋煌稀(3年)が5回を被安打6・四死球1・奪三振7・失点2と力投し、その後は背番号10湯田統真(3年)が残る4回を被安打1・四死球0・奪三振3・失点0と好救援した。敗れた神村学園は、背番号1松永優斗(3年)が1回2/3を投げ、その後は背番号10黒木陽琉(3年)が残るイニングを被安打6・四死球4・奪三振4と力投。攻撃陣は計7安打。まず2回表、7番松尾龍樹(3年)の2塁打で1点を先制。その後、5回表に2番増田有紀(2年)の安打で1点を返すも、6回以降はヒット1本に抑えられ、追加点が奪えなかった。
11:35 土浦日大(茨城) 0-2 慶應義塾(神奈川)
土浦日大 |000|000|000|=0
慶應義塾 |010|001|00x|=2
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⭐️試合経過⭐️慶應義塾が2-0で土浦日大に勝利。背番号1小宅雅己(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打7・四死球1・奪三振5・計118球の好投で、相手打線を完封。攻撃陣は計10安打。まず2回裏、7番福井直睦(3年)がヒットで出塁し犠打で送ると、この日先発の9番小宅雅己(2年)が2塁打を放って1点を先制。6回裏には、6番渡辺憩(3年)が2塁打で出塁すると、8番大村昊澄(3年)がタイムリーで返して1点を追加し、2-0とした。敗れた土浦日大は、背番号10伊藤彩斗(3年)が2回2/3を投げ、その後は背番号1藤本士生(3年)が残る5回1/3を被安打6・四死球2・奪三振2と好投。守備陣もノーエラーで盛り立てた。攻撃陣は、計7安打を放つも、最後まで得点が奪えなかった。茨城決勝での逆転V、聖地では開幕試合から数々の熱戦を繰り広げるなど、今夏は記憶に残る旋風を巻き起こした。なお、1•2年生部員は、翌日予定の秋季地区大会のために、スタンド応援に駆けつけられず。(予選免除・日程変更ともに高野連の対応はなし。甲子園メンバーには2年生も登録されており、当日時点で新チーム発足前の状況であった)。
8月20日(日) [休養日]
8月19日(土) 準々決勝 [12日目]
08:00 慶應義塾(神奈川) 7-2 沖縄尚学(沖縄)
慶應義塾 |000|006|100|=7
沖縄尚学 |000|200|000|=2
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⭐️試合経過⭐️慶応が7-2で沖縄尚学に勝利し、103年ぶりのベスト4進出。攻撃陣は計13安打。2点リードされて迎えた6回表に、打者一巡の猛攻で計6得点。この回、球場の空気を変える代打•清原勝児(2年)が打席におくされると(=投手ゴロ)、その後にヒット2本と四球から1死満塁のチャンスを作り、ここで4番加藤右悟(2年)が走者一掃となる2塁打を放って3点を奪い、3-2と逆転。さらに、5番延末藍太(3年)の安打で1点、6番渡辺憩(3年)の2塁打で1点、7番福井直睦(3年)の安打で1点を奪い、6-2。続く7回表には、1番丸田湊斗(3年)の3塁打のあとにバッテリーミスから1点を追加し、7-2と突き放した。投手陣は、背番号10鈴木佳門(2年)が5回2失点と好投し、その後は背番号11松井喜一(3年)が3回を、背番号1小宅雅己(2年)が残る1回を登板。敗れた沖縄尚学は、背番号1東恩納蒼(3年)が6回途中までを投げて、被安打8・四死球1・奪三振7・失点6。その後は、背番号10儀部皓太朗(3年)・背番号11伊波慶治朗(3年)・背番号17照屋希空(3年)が登板。攻撃陣は計5安打に抑えられ、4回裏に4番仲田侑仁(3年)の2ラン本塁打(大会第19号)で2点を先制するも、その後は得点が奪えなかった。
10:35 土浦日大(茨城) 9-2 八学光星(青森)
土浦日大 |003|005|001|=9
八学光星 |000|110|000|=2
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⭐️試合経過⭐️土浦日大が9-2で八学光星に勝利。攻撃陣は計11安打。まず3回表、3番後藤陽人(3年)の安打で1点、5番松田陽斗(3年)の安打で2点を奪い、3点を先制。その後、1点差に迫られた6回表には、ヒット2本で走者を出すと、8番鈴木大和(3年)のスクイズで1点、その後2つの四球から2死満塁のチャンスを作ると、2番太刀川幸輝(3年)の走者一掃の3塁打で3点、3番後藤陽人(3年)の安打で1点を奪い、一挙5得点。9回表には、5番松田陽斗(3年)のソロ本塁打(大会第20号、本人は開幕戦で放った大会第1号に続く2本目)で1点を追加し、9-2と突き放した。投手陣は、背番号10伊藤彩斗(3年)が3回1/3を1失点と力投し、その後は背番号1藤本士生(3年)が5回2/3を被安打5・四死球1・奪三振4・失点1と好投し、チームを勝利に導いた。敗れた八学光星は、3投手が継投。先発の背番号1洗平比呂(2年)が5回を3失点、背番号10岡本琉奨(2年)が2回を5失点、背番号11越智琉介(3年)が残る2回を1失点。攻撃陣は8安打を放つも、得点は4回裏と5回裏にともに内野ゴロから奪った計2点にとどまった。
13:10 神村学園(鹿児島) 6-0 おかやま山陽
神村学園 |000|000|051|=6
おかやま山陽|000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️神村学園が6-0でおかやま山陽に勝利し、初の4強入り。攻撃陣は計10安打。8回表、相手失策とフィルダースチョイスから1死1・3塁のチャンスを作ると、4番正林輝大(2年)の安打で1点、5番岩下吏玖(2年)の安打で1点。さらに、2死満塁から途中出場の8番松尾大悟捕手(3年)が走者一掃となる2塁打を放って3点を追加し、この回一挙5得点。続く9回表には、代打•入来田華月(1年)の安打で1点を追加し、6-0と突き放した。投手陣は、背番号1松永優斗(3年)が5回2/3を被安打3・四死球2・奪三振1、背番号10黒木陽琉(3年)が残る3回1/3を被安打1・四死球0・奪三振4と、左右のWエースがともに好投して完封リレー。守備陣は、ノーエラーで2投手をサポートした。一方のおかやま山陽は、先発した背番号10西野彰人(3年)が7回を被安打5・四死球2・奪三振5・失点0と好投。その後は、背番号18三宅一誠(2年)・背番号11三浦尊神(2年)・背番号1井川駿(3年)が登板。守備陣は失策3つを記録。攻撃陣はわずか4安打に抑えられて、最後まで得点が奪えなかった。
15:45 仙台育英(宮城) 9-4 花巻東(岩手)
仙台育英 |004|400|100|=9
花巻東 |000|000|004|=4
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が9-4で花巻東に勝利。攻撃陣は計12安打。まず3回表、2死満塁から5番尾形樹人(3年)の2塁打で2点、6番鈴木拓斗(2年)の安打で2点を奪い、4点を先制。続く4回表には、無死満塁から3番湯浅桜翼(2年)の安打で1点、4番齋藤陽(3年)の安打で2点、内野ゴロから1点を追加。7回表には、5番尾形樹人(3年)のソロ本塁打(大会第21号、本人は大会2本目)で1点を追加し、計9得点。投手陣は、背番号10湯田統真(3年)が4回を被安打1・無四死球・奪三振8・失点0と好投し、その後は、背番号18武藤陽世(2年)が2回、背番号17仁田陽翔(3年)が1回2/3、背番号11田中優飛(3年)が1回1/3をそれぞれ登板。敗れた花巻東は、背番号17小松龍一(2年)・背番号1北條慎治(3年)・背番号16葛西陸(2年)・背番号18中屋敷祐介(3年)・背番号10阿部颯太(3年)の計5投手が登板。攻撃陣は、8回裏までヒットわずか2本。迎えた9回裏、先頭の4番北條慎治(3年)が四球、5番千葉柚樹(3年)が安打で出塁し、無死1・2塁のチャンスを作ると、ここから6番広内駿汰(3年)の安打で1点、7番堀川琉空(3年)の安打で1点、失策から1点、1番簗田蒼汰(2年)の安打で1点を奪い、9-4。さらに、2番熊谷陸(3年)がヒットでつなぎ、3番佐々木麟太郎(3年)へ。ここまで①内野ゴロ②空振り三振③四球④見逃し三振だった佐々木麟太郎(3年)は、仲間がつないだこの最終打席で、懸命なヘッドスライディングを試みるもセカンドゴロに倒れて、ゲームセット。ベンチ入り20人全員が出場し、最後はドラマチックかつ脅威的な粘りを魅せ、聖地をあとにした。
8月18日(金) [休養日]
8月17日(木) 3回戦 [11日目]
08:00 仙台育英(宮城) 4-3 履正社(大阪)
仙台育英 |020|100|010|=4
履正社 |021|000|000|=3
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が4-3で履正社に勝利。序盤に失策4つを記録するも、投手陣が踏ん張ってベスト8入り。投手陣は、背番号10湯田統真(3年)が5回を被安打3・四死球4・奪三振5・失点3・計85球と力投し、残る4回を背番号1髙橋煌稀(3年)が被安打4・四死球0・奪三振4・失点0と好救援。攻撃陣は計8安打。まず2回表、7番鈴木拓斗(2年)の2ラン本塁打(大会第17号)で2点を先制。その後に逆転を許すも、4回表に1番橋本航河(3年)の安打で1点を返して、3-3の同点。終盤の8回表には、3番湯浅桜翼(2年)が2塁打で出塁し、続く4番齋藤陽(3年)が犠打を決めると、ここで5番尾形樹人(3年)が決勝点となるスクイズを決めて、4-3と勝ち越した。敗れた履正社は、背番号1増田壮(3年)が6回1/3を3失点、背番号10福田幸之介(3年)が2回2/3を1失点と力投。攻撃陣は計7安打。2点を追う2回裏、7番小川輝(3年)の安打で1点、8番只石琉人(3年)の安打で1点を奪って、2-2の同点。続く3回裏には、失策から1点を奪って、一時は勝ち越し。勝ち越された直後の8回裏には、ヒット2本から2死1・3塁のチャンスを作るも、大阪大会で怪我を負った代打•坂根葉矢斗(3年)が空振り三振に倒れ、得点が奪えなかった。
10:35 花巻東(岩手) 5-2 智辯学園(奈良)
花巻東 |201|101|000|=5
智辯学園 |010|001|000|=2
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⭐️試合経過⭐️花巻東が5-2で智辯学園に勝利。大会屈指の強力打線を相手にサウスポーの背番号16葛西陸(2年)が、9回途中までを投げ抜き、被安打10・四死球2・奪三振1・失点2・計121球を好投。その後、9回裏1死1・2塁の場面からは、背番号18中屋敷祐介(3年)が好救援して、試合を締めた。攻撃陣は計16安打。まず1回表、5番千葉柚樹(3年)の2塁打で2点を先制。さらに3回表には、5番千葉柚樹(3年)の2塁打で1点。続く4回表には、相手失策から1点。さらに6回表には、3番佐々木麟太郎(3年)の安打で1点を追加し、計5得点。ショート熊谷陸(3年)らが再三の好プレーでチームを盛り立てた。打者では、キャプテンの5番千葉柚樹(3年)が5打数4安打3打点と活躍が光った。敗れた智辯学園は、背番号10藤田健人(3年)・背番号18田中謙心(1年)・背番号20楢林勇生(1年)・背番号1中山優月(3年)の4投手が継投。守備陣は失策2つ。攻撃陣は計10安打を放つも、2回裏に8番高良鷹二郎(3年)の安打で1点、6回裏に7番川原崎太一(3年)の安打で奪った1点の計2点にとどまった。
13:10 日大三(西東京) 2-7 おかやま山陽
日大三 |001|001|000|=2
おかやま山陽|110|040|01x|=7
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⭐️試合経過⭐️おかやま山陽が7-2で日大三に勝利。3投手が継投リレーし、背番号10西野彰人(3年)が5回を被安打4・四死球2・奪三振1・失点2、背番号18三宅一誠(2年)が3回2/3を被安打2・四死球0・奪三振2・失点0と共に好投し、9回表2死からは背番号1井川駿(3年)が救援。攻撃陣は計13安打。まず1回裏、4番土井研照(3年)の犠牲フライで1点を先制。続く2回裏には、8番西野彰人(3年)の2塁打で1点。中盤の5回裏には、失策から2点、6番飯田大貴(3年)の安打で1点、8番西野彰人(3年)の安打で1点。終盤の8回裏には、1番田内真翔(2年)の安打で1点を追加し、7-2と突き放した。守備陣はショート渡辺颯人主将(3年)が再三の好守で投手陣を盛り立てた。敗れた日大三は、背番号1安田虎汰郎(3年)が5回を投げて被安打10・四死球2・失点6、その後は番号10増田竜輝(3年)が3回を被安打3・四死球1・失点1と力投。攻撃陣は計6安打を放つも、得点は3回表に3番二宮士主将(3年)の2塁打で1点、6回表に失策から奪った1点の計2点にとどまった。
15:45 神村学園(鹿児島) 10-4 北海(南北海道)
神村学園 |400|302|001|=10
北海 |110|020|000|=4
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⭐️試合経過⭐️神村学園が10-4で北海に勝利。攻撃陣は計12安打。まず1回表、5番岩下吏玖(2年)の安打で1点、6番上川床勇希(2年)の安打で1点、7番松尾龍樹(3年)の2塁打で2点を奪い、一挙4点を先制。4回表には、5番岩下吏玖(2年)の2塁打で2点、6番上川床勇希(2年)の安打で1点。さらに6回表には、6番上川床勇希(2年)の安打で1点、ホームスチールで1点。最後9回表には、代打•入来田華月(1年)の安打で1点を追加し、10-4と突き放した。投手陣は、背番号1松永優斗(3年)が4回1/3を4失点と力投し、その後は背番号10黒木陽琉(3年)が4回2/3を被安打0・四死球2・奪三振6・失点0の好投で、相手打線を完全に封じた。打者では、5番岩下吏玖(2年)が3打数2安打3打点、6番上川床勇希(2年)が4打数4安打3打点と活躍。敗れた北海は、背番号1岡田彗斗(3年)・背番号3熊谷陽輝(3年)・背番号10橋本理央(3年)の3投手が継投。攻撃陣は計7安打。1回裏に3番熊谷陽輝(3年)の2塁打で1点、2回裏に8番岡田彗斗(3年)の安打で1点、5回裏に3番熊谷陽輝(3年)の2ラン本塁打(大会第18号)で2点を奪うも、中盤以降は得点が奪えなかった。
8月16日(水) 3回戦 [10日目]
08:00 沖縄尚学(沖縄) 5-1 創成館(長崎)
沖縄尚学 |000|000|140|=5
創成館 |000|000|010|=1
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⭐️試合経過⭐️沖縄尚学が5-1で創成館に勝利。背番号1東恩納蒼(3年)が9回を一人で投げ抜き、被安打8・四死球1・奪三振5・計128球と好投。攻撃陣は計8安打。互いに無得点のまま迎えた7回表、9番大城和平(3年)が安打で出塁すると、続く1番知花慎之助(3年)の2塁打で1点を先制。8回表には、安打・四球・申告敬遠から2死満塁のチャンスを作ると、押出四球で1点、9番大城和平(3年)の走者一掃となる2塁打で3点を奪い、5-1と突き放した。打者では、女房役の9番大城和平捕手(3年)が4打数2安打3打点と活躍。敗れた創成館は、先発した背番号1福盛大和(3年)が7回を1失点と好投。その後は長崎大会Vの原動力となった背番号8永本翔規(3年)、背番号19川田道士(3年)、背番号11荻山琉星(3年)が順に継投した。攻撃陣は、相手と同じ計8安打を放つも、得点は8回裏に4番永本翔規(3年)の安打で奪った1点にとどまった。
10:35 慶應義塾(神奈川) 6-3 広陵(広島)(10)
慶應義塾 |201|000|000|3 =6
広陵 |001|001|100|0 =3
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⭐️試合経過⭐️慶應義塾が6-3(延長10回TB)で広陵に勝利。攻撃陣は計8安打。まず1回表、2者を四球で出すと5番延末藍太(3年)の安打で2点を先制。3回表には、5番延末藍太(3年)の内野ゴロで1点を追加し、3-0。その後、同点に追いつかれて迎えたタイブレーク10回表、まず先頭の1番丸田湊斗(3年)が安打で出塁。このあと1死満塁から、内野ゴロに失策が絡んで1点、5番延末藍太(3年)の安打で2点を奪い、6-3と突き放した。投手陣は、背番号1小宅雅己(2年)が6回2失点と好投し、その後は背番号10鈴木佳門(2年)が2回1失点と力投。最後は、9回裏からマウンドに上がった背番号11松井喜一(3年)が好救援し、試合を締めた。打者では、5番延末藍太(3年)が5打数2安打5打点と活躍。敗れた広陵は、先発した背番号1髙尾響(2年)が延長10回を完投。立ち上がりこそ制球を乱す場面もあったが尻上がりに調子を上げ、被安打8・四死球4・奪三振7・失点6・計152球と好投。攻撃陣は、相手を上回る計13安打。序盤に3点をリードされるも、3回裏に4番小林隼翔(3年)の安打で1点、6回裏に9番松下水音(3年)の安打で1点、7回裏に内野ゴロの間に1点を奪い、3-3の同点。その後、9回裏には先頭打者が出塁、続く10回裏には2死満塁のチャンスを作るも、あと一本が出ず競り負けた。
13:10 文星芸大附(栃木) 3-6 八学光星(青森)
文星芸大附|100|000|020|=3
八学光星 |400|110|00x|=6
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⭐️試合経過⭐️八戸学院光星が6-3で勝利。攻撃陣は計10安打。1点を先制された直後の1回裏、3者が3四球で出塁すると5番藤原天斗(3年)の安打に失策が絡み3点、7番青木虎仁(3年)の安打で1点を奪い、4-1と逆転。その後、4回裏に2番西尾太晴(3年)の2塁打で1点、5回裏に7番青木虎仁(3年)の2塁打で1点を追加して、計6得点。投手陣は、背番号10岡本琉奨(2年)が7回1/3を被安打9・四死球2・奪三振4・失点3と力投し、その後は背番号1洗平比呂(2年)が救援。打者では、5番藤原天斗(3年)が4打数3安打1打点、7番青木虎仁(3年)が4打数2安打2打点と活躍をみせた。敗れた文星芸大附は、先発の背番号1渋谷優希(3年)が4回6失点、その後は背番号11堀江正太郎(2年)が2回を、最後は流れを変える男・背番号10工藤逞(3年)が登板。攻撃陣は相手と同じ計10安打。まず1回表、1死満塁のチャンスから内野ゴロで1点を先制。終盤の8回表には4番小林優太(3年)の安打で2点を返すも、初回の失点が大きく響いた。打者では、2番梅山浩輝(3年)が4打数3安打を記録し、いずれの得点にも絡む活躍をみせた。
15:45 専大松戸(千葉) 6-10 土浦日大(茨城)
専大松戸 |303|000|000|=6
土浦日大 |005|130|01x|=10
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⭐️試合経過⭐️土浦日大が10-6で専大松戸に勝利。最大6点差を跳ね返して、ベスト8入り。攻撃陣は計16安打。まず、6点を追う3回裏、3連打のあと4番香取蒼太(3年)の安打で1点、失策から2点、6番鈴木大和(3年)の内野安打と2塁走者•松田陽斗(3年)の好走塁から2点を奪って、一挙5点。続く4回裏には、4番香取蒼太(3年)の安打で1点を奪い、6-6の同点。さらに5回裏には、押出死球から1点、3番後藤陽人(3年)の安打で2点を奪い、9-6と逆転に成功。終盤の8回裏には、9番藤本士生(3年)の安打で1点を奪い、10-6と突き放した。投手陣は、先発の背番号18小森勇凛(3年)が0回2/3を3失点、背番号10伊藤彩斗(3年)が2回を3失点。その後を託された背番号1藤本士生(3年)が、6回1/3を投げて被安打5・四死球0・奪三振1・失点0の好投で、流れを呼びこんだ。守備陣は、ライト大井駿一郎(2年)・センター香取蒼太(3年)らが再三の好プレーで、チームを盛り立てた。敗れた専大松戸は、背番号10青野流果(3年)・背番号16梅沢翔大(2年)・背番号11渡辺翼(3年)の3投手が継投。攻撃陣は計12安打。まず1回表、4番太田遥斗(3年)の安打で1点、5番広川陽大(3年)のスクイズで1点、7番上迫田優介(3年)の安打で1点を奪い、3点を先制。さらに3回表には、内野ゴロから1点、6番吉田慶剛(3年)の犠牲フライで1点、9番宮尾日向(3年)の安打で1点を奪って、一時6点をリードするも、最後は競り負けた。春夏連続出場の原動力の一人・エース平野大地(3年)は、今大会は登板機会がなく、最後9回表に代打出場するもキャッチャーフライに倒れた。大雨に伴う新幹線運休・遅延の影響で、駆けつける予定だった大半の応援団に勝利を届けることができなかった。
8月15日(火) →雨天順延
8月14日(月) 2回戦 [9日目]
08:00 鳥栖工業(佐賀) 1-3 日大三(西東京)
鳥栖工業 |100|000|000|=1
日大三 |100|001|01x|=3
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⭐️試合経過⭐️日大三が3-1で鳥栖工業に勝利。先発の背番号11谷亀和希(2年)が1回2/3を1失点、その後はエース安田虎汰郎(3年)が残る7回1/3をロングリリーフし、被安打3・四死球0・奪三振8・失点0の好投で、最後まで流れを相手に譲らなかった。攻撃陣は計12安打。1点先制された直後の1回裏、3番二宮士主将(3年)の2塁打で1点を奪い、1-1の同点。その後、6回裏に8番森山太陽(3年)の安打で1点(勝ち越し)、8回裏には2番池内仁海(3年)の安打で1点を追加し、3-1とした。打者では、3番二宮士主将(3年)が5打数4安打1打点と活躍。敗れた鳥栖工業は、背番号1古沢蓮(3年)が6回を2失点、その後は背番号10松延響(1年・弟)が残る2回を1失点。攻撃陣は計6安打に抑えられ、初回に4番松延晶音(3年・兄)の安打で1点を先制するも、その後は得点が奪えなかった。春夏通じて初出場の鳥栖工業は、初戦では富山商業との大熱戦の末に歴史的な夏1勝を挙げ、この試合も名門•日大三と堂々渡り合った。エース古沢蓮(3年)、松延晶音(3年・兄)と松延響(1年・弟)の兄弟バッテリー、好守で支えた守備陣、ベンチから大きな声で鼓舞した緒方美月マネ(3年)らナインは、爽やかな風を吹かせ、万雷の拍手に包まれながら聖地を去った。
10:35 神村学園(鹿児島) 11-1 市立和歌山
神村学園 |302|000|501|=11
市立和歌山|000|001|000|=1
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⭐️試合経過⭐️神村学園が11-1で市立和歌山に勝利。攻撃陣は計9安打。1回表に、3番秋元悠汰(3年)の2塁打で1点、4番正林輝大(2年)の安打で1点、バッテリーミスから1点を奪い、3点を先制。3回表には、押出四球から2点。7回表には、5番岩下吏玖(2年)の犠牲フライで1点、6番上川床勇希(2年)の安打で1点、7番松尾龍樹(3年)の2塁打で2点、8番松尾大悟(3年)の安打で1点。9回表には、7番松尾龍樹(3年)の内野安打で1点を追加し、11-1と突き放した。投手陣は、3投手が継投。先発した背番号11今村拓未(2年)が0回2/3を投げ、その後は背番号10黒木陽琉(3年)が8イニングをロングリリーフして、被安打4・四死球3・奪三振8・失点1と好投。9回裏途中からは、背番号18松元涼馬(3年)が登板した。打者では、7番松尾龍樹(3年)が4打数2安打4打点と活躍をみせた。一方、敗れた市立和歌山は、背番号17川本大輔(3年)・背番号11木村壮孜(2年)・背番号10小野莞都(3年)・背番号1栗谷星翔(3年)の4投手が登板し、合計で与四死球9つ。攻撃陣は合計4安打に抑えられ、得点は6回裏に8番小野莞都(3年)の犠牲フライで奪った1点にとどまった。
13:10 浜松開誠館(静岡) 2-3x 北海(南北海道)
浜松開誠館|000|100|010|=2
北海 |000|000|111|=3x
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⭐️試合経過⭐️北海が3x-2(9回サヨナラ)で浜松開誠館に勝利。攻撃陣は計10安打。まず1点を追う7回裏、安打・フィールダースチョイス・失策から無死満塁のチャンスを作ると、その後に3番熊谷陽輝(3年)の内野ゴロから1点を返して、1-1。8回表に1点を勝ち越されるも、8回裏には途中出場の7番小保内貴堂(3年)の安打で1点を奪い、再び同点。迎えた9回裏、この回先頭の3番熊谷陽輝(3年)がヒットで出塁し、犠打で進めて1死2塁のチャンスを作ると、ここで5番関辰之助(3年)がサヨナラタイムリーを放って、決着。投手陣は、背番号1岡田彗斗(3年)→背番号7長内陽大(3年)→背番号1岡田彗斗(3年)→背番号3熊谷陽輝(3年)→背番号7長内陽大(3年)→背番号3熊谷陽輝(3年)の小刻みな継投で、相手打線を抑え込んだ。敗れた浜松開誠館は、背番号7広崎蓮(3年)が7回1/3を投げて失点2と好投し、その後は背番号1近藤愛斗(3年)が登板。攻撃陣は計8安打。まず4回表、4番本多駿(3年)が2塁打で出塁すると、5番吉松礼翔(3年)が犠牲フライで返して1点を先制。その後8回表には、4番本多駿(3年)の安打で1点を奪って、再びリードを奪うも最後は競り負けた。チャコールグレーを身にまとったフルスイングの打者陣、球威のある複数投手陣は、初出場ながらその強さを存分に印象付けた。
8月13日(日) 2回戦 [8日目]
08:00 高知中央(高知) 4-10 履正社(大阪)
高知中央 |000|002|002|=4
履正社 |202|303|00x|=10
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⭐️試合経過⭐️履正社が10-4で高知中央に勝利。攻撃陣は計15安打。まず1回裏に、4番森田大翔(3年)の2塁打で1点、押出四球で1点を先制。3回裏には、4番森田大翔(3年)のソロ本塁打(大会第14号、本人は大会2本目)で1点、押出四球で1点。4回裏には、6番小川輝(3年)の安打で2点、8番村田駿(2年)の安打で1点。6回裏には、7番福田幸之介(3年)の3塁打で1点、8番村田駿(2年)の安打で1点、相手失策から1点を追加し、計10得点。投手陣は、背番号10福田幸之介(3年)が6回を失点2と力投し、その後は背番号18渡辺陽軌(3年)・背番号20藤原僚人(2年)・背番号11高木大希(2年)が1回ずつを登板した。敗れた高知は、背番号18藤田一秀(3年)・背番号1高橋秀斗(3年)・背番号20伊東徠那(2年)・背番号11横山宏伸(1年)の4投手が継投。攻撃陣は計9安打。まず6回表に、1番越智大地(3年)の3塁打で1点、内野ゴロから1点。9回表には、ヒット2本で走者を出すと、9番吉岡健汰(3年)の内野安打で2点を返す粘りを発揮。打者では、2番鳴川北斗(3年)と7番副島宏公(3年)が共に3安打を放つ活躍をみせた。
10:35 智辯学園(奈良) 12-6 徳島商業(徳島)
智辯学園 |003|024|012|=12
徳島商業 |300|000|021|=6
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⭐️試合経過⭐️智辯学園が12-6で徳島商業に勝利。失策7つを記録するも、自慢の猛打で計18安打を記録。3点を先制されて迎えた3回表に、3連打から無死満塁のチャンスを作ると、3番中山優月(3年)の2塁打で2点、5番池下春道(3年)の犠牲フライで1点を奪い、3-3の同点。5回表には、7番川原崎太一(3年)の2塁打で2点を奪い、5-3と勝ち越し。その後、6回表には、押出四球で1点、6番知花琉綺亜(2年)の走者一掃の3塁打で3点を追加。8回表には、6番知花琉綺亜(2年)の安打で1点。最後9回表には、1番松本大輝(3年)のソロ本塁打(大会第15号)で1点、6番知花琉綺亜(2年)の安打で1点を追加し、突き放した。投手陣は、背番号11青山輝市(2年)が0回1/3を投げて3失点、その後は、背番号1中山優月(3年)が残る8回2/3を3失点と力投。打者では、6番知花琉綺亜(2年)が6打数3安打5打点の活躍をみせた。敗れた徳島商業は、背番号1森煌誠(3年)が9回を一人で投げ抜き、被安打18・四死球5・奪三振6・計155球を熱投。攻撃陣は計12安打。1回裏に、3番森口圭太(3年)の犠牲フライで1点、5番下川鏡(3年)の安打で1点、6番真鍋成憧(3年)の安打で1点を奪い、3点を先制。その後、8回裏に相手失策から2点、9回裏にも相手失策から1点を奪って、計6得点。チームを牽引したエース森煌誠主将(3年)は、鮮烈な印象を残し、12年ぶり出場となったここ聖地を去る。
13:10 クラーク(北北海道) 1-2 花巻東(岩手)
クラーク |000|000|100|=1
花巻東 |000|100|01x|=2
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⭐️試合経過⭐️花巻東が2-1でクラークに勝利。背番号1北條慎治(3年)が6回を被安打4・四死球3・失点0と好投し、2人目の背番号17小松龍一(2年)が1回1/3を1失点。その後、雨中断後(中断:1時間34分)のピンチの場面から3人目としてマウンドにあがった背番号18中屋敷祐介(3年)が好救援した。攻撃陣は計8安打。まず4回裏に、4番北條慎治(3年)の安打で1点を先制。その後、雨中断後の8回裏に、5番千葉柚樹主将(3年)が勝ち越しタイムリーを放って、これが決勝点に。敗れたクラークは、背番号1新岡歩輝(3年)が完投し、被安打8・四死球2・奪三振6・失点2・計132球を力投。注目の花巻東・佐々木麟太郎(3年)の全4打席を完璧に抑え込むなど、相手打線を封じた。攻撃陣は計6安打。7回表に3番新岡歩輝(3年)の打球に失策が絡んで1点を奪って、1-1の同点。雨中断後の8回表には、1死満塁のチャンスを作るも得点が奪えなかった。下級生時代から活躍し、キャプテンとして春夏連続でチームを聖地に導いたエース新岡歩輝(3年)の最後の夏が終わった。
15:45 大垣日大(岐阜) 3-4x おかやま山陽(10)
大垣日大 |010|000|010|1 =3
おかやま山陽|200|000|000|2 =4x
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⭐️試合経過⭐️おかやま山陽が4x-3(10回TB)で大垣日大に勝利。10回表にミスから1点を勝ち越されて迎えた10回裏、犠打失敗→内野フライ→四球から2死満塁のチャンスを作ると、この日4打数3安打のキャプテン3番渡辺颯人(3年)の打席で、相手バッテリーミスから2者が生還し、サヨナラ勝利。投手陣は、先発の背番号18三宅一誠(2年)が5回を被安打3・四死球1・奪三振2・失点1、2人目の背番号10西野彰人(3年)が4回を被安打4・四死球0・奪三振1・失点1と共に好投し、最後は3人目のエース井川駿(3年)が10回表を1失点に抑えこんだ。攻撃陣は計7安打を放ち、まず1回裏に5番入江航平(3年)の安打で2点を先制。その後は得点を奪えぬままタイブレークを迎えるも、3人の投手陣が踏ん張り、最後はサヨナラ勝利に繋げた。敗れた大垣日大は、計8安打。2回表に、ヒット2本で走者を出すと7番岩本千空(3年)がスリーバントスクイズを決めて、まず1点。1点を追う8回表には、阪口慶三監督(79歳)の孫・4番髙橋慎(3年)がソロ本塁打(大会第16号)を放って、2-2の同点。10回表には、先頭がバント失敗のあとに、代走で出た2塁走者の背番号14神川翔太(3年)が三盗を狙うと、ここで捕手の悪送球が重なって1点を勝ち越すも、最後は競り負けた。背番号1山田渓太(3年)は、この試合を最後まで一人で投げ抜き、被安打7・四死球3・奪三振10・失点4、計117球を熱投。下級生時代からチームの柱として活躍し続けてきたエース山田の最後の夏が終わった。
8月12日(土) 2回戦 [7日目]
08:00 八戸学院光星(青森) 7-0 明桜(秋田)
八学光星 |000|030|310|=7
明桜 |000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️八学光星が7-0で明桜に勝利。背番号1洗平比呂(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打4・四死球5・奪三振7・失点0・計135球の好投で、相手打線を完封。攻撃陣は計5安打にとどまるも、少ない好機を確実にものにした。まず5回表に、7番青木虎仁(3年)がこの日チーム初安打を放つと、その後に1番砂子田陽士(2年)の安打で2点、3番中澤恒貴(3年)の2塁打で1点を奪い、3点を先制。その後、7回表には5番藤原天斗(3年)の3ラン本塁打(大会第11号)で3点、8回表には2番西尾太晴(3年)の犠牲フライで1点を追加し、7-0と突き放した。敗れた明桜は、背番号18松橋裕次郎(2年)が4回2/3、背番号1難波佑聖(3年)が2回1/3を投げ、最後は背番号11加藤悠羽(2年)が登板。攻撃陣は計4安打に抑えられ、得点が奪えなかった。
10:35 東海大甲府(山梨) 5-7 専大松戸(千葉)
東海大甲府|000|103|100|=5
専大松戸 |001|300|30x|=7
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⭐️試合経過⭐️専大松戸が7-5で東海大甲府に勝利。持ち前の小技を生かした攻撃で計8安打で計7得点。まず、3回裏に3番中山凱(2年)の犠牲フライで1点を先制。同点に追いつかれた直後の4回裏には、9番宮尾日向(3年)の三振振り逃げに悪送球が絡んで2者が生還すると、さらにバッテリーミスから1点を追加し、4-1と勝ち越し。その後に逆転を許すも、7回裏に相手失策から1点(同点)、7番上迫田優介(3年)のスクイズで1点(勝ち越し)、9番宮尾日向(3年)のスクイズで1点を奪い、7-5と突き放した。投手陣は、背番号11渡辺翼(3年)が5回1/3を投げて被安打6・四死球2・失点4と力投し、その後は背番号10青野流果(3年)が3回2/3を被安打5・四死球0・失点1と好救援。敗れた東海大甲府は、背番号1長崎義仁(3年)が6回1/3を投げて失点7、その後は背番号11山本翔斗(2年)が登板。守備陣は失策3つを記録し、いずれも失点につながった。攻撃陣は、相手を上回る計11安打を記録。まず4回表、2連打で走者を出すと5番立石怜久(3年)の内野ゴロから1点(1-1)。その後に勝ち越されるも、6回表に5番立石怜久(3年)の安打で1点、7番中俣光陽(3年)の内野安打で1点、内野ゴロで1点を奪って、4-4の同点。さらに7回表には、4番岡田翔豪(2年)の安打で1点を奪い、一時は5-4と勝ち越すも、最後は競り負けた。
13:10 土浦日大(茨城) 3-0 九国大付(福岡)
土浦日大 |001|000|200|=3
九国大付 |000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️土浦日大が3-0で九国大付に勝利。「3本の矢」による継投で、相手打線を完封。先発した背番号18小森勇凛(3年・ゆうり)が5回を被安打1・四死球3・奪三振2、2人目の背番号10伊藤彩斗(3年)が2回を被安打2・四死球0・奪三振3、3人目の背番号1藤本士生(3年)が残る2回を被安打3・四死球0・奪三振2と、いずれも好投が光った。攻撃陣は計5安打。まず3回表に、8番大井駿一郎(2年)のソロ本塁打(大会第12号)で1点を先制。その後7回表には、2番太刀川幸輝(3年)が安打、3番後藤陽人(3年)がバントヒットで出塁すると、ここから4番香取蒼太(3年)の安打で1点、バッテリーミスから1点を追加し、3-0と突き放した。敗れた九国大付は、福岡大会Vの原動力となった背番号1田端竜也(2年)が、8回を投げて被安打4・四死球1・奪三振8・失点3と圧巻のピッチングを繰り広げ、9回表は背番号18下酔尾陸人(3年)が登板。攻撃陣は計6安打。9回裏には、先頭の4番佐倉俠史朗主将(3年)がヒットで出塁し、2死2・3塁のチャンスを作るも後続が続かず、最後まで得点が奪えなかった。
15:45 聖光学院(福島) 2-8 仙台育英(宮城)
聖光学院 |010|100|000|=2
仙台育英 |120|000|32x|=8
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が8-2で聖光学院に勝利。背番号11田中優飛(3年)が3回2/3を投げて失点2、その後は背番号10湯田統真(3年)が4回1/3を被安打4・四死球0・奪三振4・失点0と力投し、最終回は背番号1髙橋煌稀(3年)が登板して、大熱戦を締め括った。攻撃陣は計12安打。まず、初回にフィールダースチョイスから1点を先制。同点に追いつかれた直後の2回裏には、3番湯浅桜翼(2年)の2塁打(=記録)で2点を奪って、3-1と勝ち越し。その後、7回裏には3番湯浅桜翼(2年)の2塁打で1点、途中出場の6番濱田大輔(2年)の2塁打で2点を追加。8回裏には、再び3番湯浅桜翼(2年)の安打で2点を奪い、8-2と突き放した。この試合、3番湯浅桜翼(2年)は4打数3安打5打点と活躍が光った。敗れた聖光学院は、背番号11小室朱生(3年)が7回を被安打10・四死球3・奪三振6・失点6と力投。再三ランナーを背負うも強気のピッチングで、幾度もピンチをしのいだ。8回裏には、福島決勝で悔しい投球となった背番号1を背負う安齋叶悟(3年)が2失点も、力のこもった投球を見せた。守備陣は、ライト松尾学武(3年)を中心に好守で仲間をカバーした。攻撃陣は計7安打。得点は、2回表に6番松尾学武(3年)の犠牲フライによる1点、4回表に3番杉山由朗(3年)のソロ本塁打(大会第13号)による1点の計2得点。高中一樹主将が引っ張ったチーム聖光学院の夏が終わった。ナインが受け継いだ魂を、次の世代に繋げる確かな姿を、この聖地でみせてくれた。
8月11日(金) 2回戦 [6日目]
08:00 いなべ総合(三重) 0-3 沖縄尚学(沖縄)
いなべ総合|000|000|000|=0
沖縄尚学 |030|000|00x|=3
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⭐️試合経過⭐️沖縄尚学が3-0でいなべ総合に勝利。沖縄大会で「計31回1/3無失点」のエース東恩納蒼(3年・ヒガシオンナアオイ)が、9回を一人で投げ抜き、被安打8・四死球1・奪三振9・計124球の好投で、完封勝利。球威のあるストレートとキレのあるスライダーで相手打線を翻弄。攻撃陣は計6安打。2回裏にヒット3本から2死満塁のチャンスを作ると、押出死球で1点、1番知花慎之助(3年)の2塁打で2点を奪い、計3得点。守備陣も無失策でエースを支えた。一方のいなべ総合は、背番号10水野陸翔(3年)が6回を被安打6・四死球2・奪三振4と好投し、その後は背番号1髙田陽聖(3年)が打者6人を完璧(無安打・無四死球)に抑えだ。攻撃陣は、相手を上回る計8安打を放ち、6回表には1死満塁のチャンスを作るも最後まで得点が奪えなかった。
10:35 立正大淞南(島根) 3-8 広陵(広島)
立正大淞南|010|020|000|=3
広陵 |000|205|10x|=8
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⭐️試合経過⭐️広陵が8-3で立正大淞南に勝利。投手陣は、背番号1髙尾響(2年)が7回を被安打5・四死球2・奪三振5・失点3と力投し、その後は背番号10倉重聡(3年)・背番号16堀田昂佑(1年)が登板。攻撃陣は計11安打。まず、1点を追う4回裏に9番松下水音(3年)の3塁打で2点を奪い、2-1と逆転。その後に再び逆転されるも、6回裏に相手バッテリーミスから1点、1番田上夏衣(3年)の安打で1点、3番真鍋慧(3年)の走者一掃となる2塁打で3点を奪い、7-3と再逆転。さらに7回裏には、7番高橋陽大(3年)の安打で1点を追加し、8-3と突き放した。打者では、7番高橋陽大(3年)がチーム最多3安打を記録。敗れた立正大淞南は、背番号3山下羅馬(3年)が3回途中までを投げ、その後は背番号1日野勇吹主将(3年)が登板。攻撃陣は計6安打。まず、2回表に対戦相手•広島出身の8番竹内昴航(3年)の安打で1点を先制。その後5回表には、広島出身の3番坂川尚仁(3年)の3塁打で1点、地元兵庫出身の4番山下羅馬(3年)の安打で1点を奪って3-2と逆転するも、中盤にビッグイニングを作られ競り負けた。
13:10 北陸(福井) 4-9 慶應義塾(神奈川)
北陸 |000|000|004|=4
慶應義塾 |113|220|00x|=9
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⭐️試合経過⭐️慶應義塾が9-4で北陸に勝利。攻撃陣は計12安打。1回裏に、4番加藤右悟(2年)の安打で1点を先制。2回裏に、押出死球で1点。3回裏には、7番渡辺憩(3年)の安打で1点、内野ゴロから1点、1番丸田湊斗(3年)の安打で1点。4回裏には、4番加藤右悟(2年)の2塁打で1点、6番福井直睦(3年)の2塁打で1点。5回裏には、3番渡辺千之亮(3年)の2塁打で2点を追加し、5回までに9点の大量リードを奪って主導権を握った。投手陣は、背番号1小宅雅己(2年)が7回を被安打4・四死球0・奪三振5・失点0と好投。その後、8回表は背番号10鈴木佳門(2年)が、9回表は背番号11松井喜一(3年)が登板。敗れた北陸は、先発した背番号18竹田海士(2年)が3回7失点と力投し、その後は背番号1友広陸(3年)が4回2失点、最後は福井大会Vの立役者となった背番号10川上将大(3年)が登板。攻撃陣は計8安打。最終回の9回表には、代打・宮脇隆之介(3年)の3塁打でまず2点。さらに、怪我で苦しんだ8番のエース友広陸(3年)が、レフトスタンドへ2ラン本塁打(大会第10号)を記録。最後まで持ち前の粘りを発揮し、満員の3塁側アルプスを赤く揺らした。
15:45 文星芸大附(栃木) 9-7 宮崎学園(宮崎)
文星芸大附|000|210|240|=9
宮崎学園 |000|520|000|=7
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⭐️試合経過⭐️文星芸大附が9-7で宮崎学園に勝利。投手陣は、背番号1渋谷優希(3年)が3回2/3を失点5、背番号11堀江正太郎(2年)が2回1/3を失点2、その後は背番号10工藤逞(3年)が残る3回を無失点に抑える好投で、チームに流れを呼び込んだ。攻撃陣は計15安打。まず4回表に、6番山田匠(3年)の3塁打で1点、7番江田修(3年)の安打で1点を奪い、2点を先制。その後、守備の乱れから相手にリードを許すも、まず5回表に3番曽我雄斗(3年)の2塁打で1点。7回表には、2番梅山浩輝(3年)の2塁打で1点、4番小林優太(3年)の安打で1点(2点差)。その後、2点を追う8回表に、無死1・3塁の場面から9番工藤逞(3年)の安打に外野失策が絡み、2者と本人が生還して8-7と逆転に成功。さらに、5番黒崎翔太(3年)の安打で1点を追加し、9-7と突き放した。敗れた宮崎学園は、背番号1河野伸一朗(2年)が9回を一人で投げ抜き、被安打15・四死球5・奪三振4・計164球を力投。攻撃陣は計14安打。4回裏に、1死満塁から7番丸山遥音(3年)の安打に外野失策が絡み3者が生還すると、さらにここから、9番浦田翔夢(3年)の内野安打で1点、1番齊藤聖覇(2年)の安打で1点を追加し、一時は3点をリード。その後、5回裏には、7番丸山遥音(3年)のスクイズで1点、8番河野伸一朗(2年)の内野安打で1点を追加し、最大4点をリードするも、最後はミスが絡んで競り負けた。
8月10日(木) 1・2回戦 [5日目]
08:00 東海大星翔(熊本) 2-5 浜松開誠館(静岡)
東海大星翔|110|000|000|=2
浜松開誠館|001|020|02x|=5
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⭐️試合経過⭐️浜松開誠館が5-2で東海大星翔に勝利。攻撃陣は計13安打。2点を追う3回裏に、2番広崎蓮(3年)の2塁打でまず1点。その後5回裏には、4番新妻恭介(3年)の2ラン本塁打(大会第7号)で3-2と逆転。終盤の8回裏には、1番深谷哲平(3年)の安打で2点を追加し、5-2と突き放した。投手陣は、背番号1近藤愛斗(3年)が6回2/3を被安打8・四死球4・奪三振7・失点2と力投し、その後は背番号7広崎蓮(3年)が好救援。打者では、2番広崎蓮(3年)と6番吉松礼翔(3年)が共に3安打を放ち、打線を引っ張った。敗れた東海大星翔は、背番号1玉木稜真(3年)が7回2/3を投げて、被安打12・四死球3・奪三振3・失点5と力投し、その後は背番号10内田駿(3年)が登板。攻撃陣は計9安打。1回表に1番百崎蒼生(3年)の2塁打&好走塁から1死3塁のチャンスを作ると、内野ゴロから1点を先制。続く2回表には9番加地俊介(3年)の安打で1点を奪うも、その後は得点が奪えなかった。
10:35 明豊(大分) 8-9x 北海(南北海道)(10)
明豊 |001|020|400|1 =8
北海 |000|201|202|2 =9x
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⭐️試合経過⭐️北海が9x-8(延長10回TB)で明豊にサヨナラ勝利。10回裏、8番小保内貴堂(3年)の安打で同点に追いつくと、続く9番大石広那(2年)のサヨナラタイムリーで決着。攻撃陣は計15安打。まず、4回裏に内野ゴロから1点、失策から1点を奪い、2-1と逆転。直後に逆転を許すも、6回裏に5番幌村魅影(2年)の安打で1点を奪い、3-3の同点。4点を奪われた直後の7回裏には、8番小保内貴堂(3年)の2ラン本塁打(大会第8号)で2点差に。9回裏には、3番今北孝晟(3年)の安打で1点、押出四球で1点を奪って、7-7の同点に追いつき、最後はTB戦を制した。投手陣は、背番号3熊谷陽輝(3年)→背番号7長内陽大(3年)→背番号3熊谷陽輝(3年)→背番号1岡田彗斗(3年)→背番号3熊谷陽輝(3年)と小刻みに継投。途中出場の背番号17小保内貴堂(3年)は反撃の狼煙となる2ラン本塁打、10回裏には同点打を放つなど活躍が光った。敗れた明豊は、背番号1中山敬斗(3年)が6回を投げ、その後は背番号10森山塁(3年)が9回裏までを登板。10回裏は背番号11野田皇志(2年)がマウンドに上がり、最後はサヨナラ打を浴びた。攻撃陣は計15安打。まず、3回表に3番柴田廉之助(3年)の安打で1点、5回表に4番西村元希(3年)の3塁打で2点。7回表には、5番木下季音(3年)の安打で1点、6番石田智能(2年)の3塁打で2点を追加するなど、一時は最大4点をリード。10回表には、代打•芦内澄空(2年)の安打で1点を勝ち越すも、最後は競り負けた。
13:10 星稜(石川) 3-6 創成館(長崎)
星稜 |000|001|002|=3
創成館 |240|000|00x|=6
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⭐️試合経過⭐️創成館が6-3で星稜に勝利。投手陣は、先発した背番号1福盛大和(3年)が4回を被安打3・四死球1・奪三振4・失点0と好投。その後は、背番号18村田昊徽(2年)が2回を、背番号8永本翔規(3年)が残る3回を登板し、粘る相手を振り切った。攻撃陣は計6安打。1回裏に、押出四球で1点、バッテリーミスから1点。2回裏には、押出四球で1点、4番永本翔規(3年)の安打で2点、バッテリーミスから1点を奪い、計6得点。守備陣は「ノーエラー」で投手陣をカバーし、序盤に奪った6点のリードを守り切った。敗れた星稜は、先発の背番号1武内涼太(3年)が1回1/3を投げて、被安打3・四死球5・失点6。その後は、背番号18佐宗翼(2年)が4回2/3を被安打2・四死球0・奪三振5、残る2回を背番号10中山敦(3年)が被安打1・四死球3・失点0と好投した。攻撃陣は、相手を上回る計8安打を記録。まず6回表に5番武内涼太(3年)の犠牲フライで1点。最終回の9回表には、4番近藤真亜久(3年)が3塁打を放つと、続く5番武内涼太(3年)が2ラン本塁打(大会第9号)を記録。中学時代からバッテリーを組み、共に九州からやってきたエース武内涼太(3年)と近藤真亜久捕手(3年)のコンビが、夏の聖地で最後に意地をみせた。
8月9日(水) 1回戦 [4日目]
08:00 富山商業(富山) 2-3x 鳥栖工業(佐賀)(12)
富山商業 |010|000|000|010=2
鳥栖工業 |001|000|000|011=3x
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⭐️試合経過⭐️鳥栖工業が3x-2(12回TB)で富山商業に勝利(春夏初出場&初勝利)。互いに素晴らしいプレーが連発した歴史に残る好ゲームとなった。鳥栖工業は、エース背番号1古沢蓮(3年)が5回1失点と好投し、その後は背番号10松延響(1年・弟)は残る7回を被安打5・四死球2・奪三振5・失点1・計97球と好投。兄で捕手の松延晶音(3年・兄)は、盗塁牽制死などでピンチをカバーした。攻撃陣は計4安打。1点リードされて迎えた3回裏に、1番鐘ケ江瑠斗(3年)の安打で1点を奪って1-1。1点を勝ち越されて迎えた11回裏には、キャプテン3番高陽章(3年)の犠牲フライで2-2。12回裏には、6番林航海(2年)のライン上の犠打が悪送球を誘って、走者が生還して決着。唯一の女子マネージャー緒方美月(3年)もベンチから声を張ってナインを鼓舞した。敗れた富山商業は、背番号1上田海翔(3年)が延長12回を一人で投げ抜き、被安打4・四死球5・奪三振3、のべ計161球を熱投。攻撃陣は計8安打を放ち、2回表に4番福田敦士(2年)が3塁打で出塁すると内野ゴロから1点を先制、その後は11回表に相手捕逸から1点。富山大会でノーエラーの守備陣は、持ち味を存分に発揮。7回裏には、外野へ抜ける打球を、セカンド白木球二(3年)が好捕球→グラブトス→受け取ったショート竹田哩久(3年)が回転送球。10回裏には、相手スクイズをエース上田海翔(3年)がグラブトス→本塁アウト→一塁アウト。さらに、抜ければサヨナラとなる飛球を途中出場のライト秋田幹太(3年)がスーパーキャッチ。富山の子供たちの憧れとなるような姿を、夢舞台で最後まで発揮した。
10:35 社(兵庫) 0-3 日大三(西東京)
社 |000|000|000|=0
日大三 |001|010|10x|=3
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⭐️試合経過⭐️日大三が3-0で社に勝利。座右の銘が「先発完投」というエース安田虎汰郎(3年)が9回を一人で投げ抜き、被安打2・四死球2・奪三振5・計106球の好投で、完封勝利(今大会の完封第1号、本人も公式戦で初完封)。攻撃陣は計11安打。まず3回裏に3番二宮士(3年)の2塁打で1点、中盤の5回裏には2番池内仁海(3年)の犠牲フライで1点、終盤の7回裏には3番二宮士(3年)の安打に外野悪送球が絡んで1点を追加し、計3得点。打者では、3番二宮士(3年)が4打数3安打1打点、6番針金侑良(3年)・8番森山太陽(3年)が共に4打数2安打と複数安打を記録。敗れた社は、背番号1高橋大和(3年)が6回2/3を投げて被安打9・四死球2・奪三振1・失点3と力投し、その後は背番号10福田海晴(2年)が登板。攻撃陣は、5回表に6番年綱皓(3年)がこの試合チーム初安打を放つも、試合を通じて計2安打。守備陣は失策3つを記録するなどミスが重なり、最後まで流れを作れなかった。
13:10 市和歌山(和歌山) 5-4 学館新潟(新潟)
市立和歌山|104|000|000|=5
学館新潟 |100|002|001|=4
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⭐️試合経過⭐️市立和歌山が5-4で東京学館新潟に勝利。計12安打を放ち、序盤の集中打で主導権を握った。まず1回表、4番麹家桜介(2年)の安打で1点を先制。3回表には、6番大路隼平(3年)の安打で2点、8番玉置大翔(2年)の2塁打で1点、9番熊本和真(3年)の安打で1点を奪い、計5得点。投手陣は、背番号1栗谷星翔(3年)が5回2/3を被安打7・四死球0・奪三振3・失点3と力投し、その後は背番号10小野莞都(3年・カント)が3回1/3を被安打4・四死球0・奪三振2・失点1と好救援した。敗れた学館新潟は、背番号9須貝悠太(3年)が2回2/3を、背番号11杉山陽生(3年)が2回1/3を投げ、その後を任された背番号1涌井陽斗(3年)はテンポと制球良く4回を無失点と好投。攻撃陣は計11安打。まず、1回裏に4番遠藤蒼太(3年)の2塁打で1点。6回裏には、3番八幡康生(3年)の犠牲フライで1点、4番遠藤蒼太(3年)の安打で1点。最後、2点を追う9回裏には、先頭の5番鈴木健太(3年)と6番近藤颯斗(3年)が連打で出塁し、相手失策から1点差に迫る粘りを発揮。創部41年目で初めて踏み入れた聖地、確かな足跡を残した。
15:45 神村学園(鹿児島) 10-2 立命館宇治(京都)
神村学園 |110|202|031|=10
立命館宇治|000|001|001|=2
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⭐️試合経過⭐️神村学園が10-2で立命館宇治に勝利。攻撃陣は計18安打。キャプテンの1番今岡歩夢(3年・兄)が、バックスクリーンに飛び込む2ラン本塁打(大会第6号)を放つなど5打数3安打4打点の活躍でチームを牽引。このほか、3番秋元悠汰(3年)が4打数3安打1打点、4番正林輝大(2年)が5打数4安打3打点、先発の9番松永優斗(3年)が4打数3安打2打点と活躍。投手陣は、背番号1松永優斗(3年)が9回裏1死までを投げて被安打5・四死球4・奪三振3と好投し、その後は背番号18松元涼馬(3年)・背番号10黒木陽琉(3年)が登板。バックも、1年生のショート今岡拓夢(1年・弟)らが堅い守備で支えた。台風影響で応援に駆けつけることのできなかった仲間・家族たちに勝利を届け、次戦の舞台を勝ち取った。敗れた立命館宇治は、先発した背番号1十川奨己(2年)が6回を投げて被安打13・失点6。その後は、キャプテンの背番号6塚本遵平(3年)と背番号11神農雄大(1年)が登板。攻撃陣は計6安打。中盤の6回裏に3番北川陸翔(3年)の2塁打で1点を返すと、9回裏2死からはアルプス一体となった大声援を背に、代打•市村祐樹(3年)がタイムリースリーベースを放って1点をもぎ取るなど粘りを魅せた。
8月8日(火) 1回戦 [3日目]
08:00 宇部鴻城(山口) 1-4 花巻東(岩手)
宇部鴻城 |000|000|001|=1
花巻東 |000|310|00x|=4
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⭐️試合経過⭐️花巻東が4-1で宇部鴻城に勝利。”出世•背番号17”を背負う小松龍一(2年)が9回表途中までを投げて、被安打4・四死球4・奪三振10・計118球と好投。9回表には、背番号16葛西陸(2年)と背番号18中屋敷祐介(3年)が救援。攻撃陣は計10安打。4回裏、3番佐々木麟太郎(3年)の安打で1点、6番広内駿汰(3年)の安打で2点を奪って、3点を先制。続く5回裏には、4番北條慎治(3年)の2塁打を放って1点を追加し、計4得点。注目の3番佐々木麟太郎(3年)は、①安打②安打③申告敬遠④安打と、3打数3安打1打点。敗れた宇部鴻城は、背番号1浅田真樹(3年)・背番号11松成乃馳(2年)・背番号18山口明士(3年)・背番号10吉村凌河(3年)が登板。攻撃陣は計5安打にとどまるも、9回表には死球と3番笹木天翔(3年)が安打で出塁すると、5番小林直也(3年)が2塁打を放って1点を返す粘りを発揮。「大声野球」がモットーの宇部鴻城は、開会式でその姿を存分に発揮し、存在感で出場校No.1の入場行進。爽やかな印象を残し、甲子園をあとにした。
10:35 クラーク(北北海道) 7-1 前橋商業(群馬)
クラーク |001|000|150|=7
前橋商業 |001|000|000|=1
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⭐️試合経過⭐️クラークが7-1で前橋商業に勝利。エース新岡歩輝(3年)が9回を被安打10・四死球1・奪三振5・失点1・計121球で完投。ヒット10本を浴びて走者を出すも、持ち前の投球術で凡打の山を築いた。攻撃陣は計9安打。まず、3回表に1番鈴木凰介(2年)の安打で1点を先制。その後、7回表には相手失策から1点。8回表には、6番高木馴平(3年)の安打で1点、8番山田陽紫(2年)の強烈な打球に失策が絡んで1点、相手失策で1点、1番鈴木凰介(2年)の2塁打で2点を奪って、試合を決めた。打者では、1番鈴木凰介(2年)が先制打を含む3打数2安打3打点と活躍。敗れた前橋商業は、背番号1坂部羽汰(3年)が7回を被安打4・四死球3・奪三振4・失点2と好投。8回表からは、背番号11清水大暉(2年)・背番号18川端爽良(3年)・背番号10須田湧貴(3年)の3投手が登板。守備陣は、際どい打球が相次ぎ、記録としては失策3つ。得点は、3回裏に3番小池絆(2年)の安打で奪った1点にとどまるも、相手を上回る計10安打を記録。キャプテンの4番真藤允宗(3年)は、2塁打を含む4打数3安打とバットでもチームを鼓舞した。
13:10 日大山形(山形) 2-9 おかやま山陽(岡山)
日大山形 |110|000|000|=2
おかやま山陽|000|305|01x|=9
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⭐️試合経過⭐️おかやま山陽が9-2で日大山形に勝利。攻撃陣は計17安打。2点を追う4回裏に相手失策から2点、4番土井研照(3年)の2塁打で1点を奪い、3-2と逆転。6回裏には、2番湯浅健太郎(3年)の安打で1点、併殺崩れの間に1点、6番飯田大貴(3年)の安打で1点、8番三宅一誠(2年)の安打で2点と、この回打者一巡の猛攻で一挙5得点。さらに8回裏には、代打•岡本京介(3年)の安打で1点を追加し、9-2と突き放した。投手陣は、先発した背番号1井川駿(3年)が4回2失点、その後は背番号18三宅一誠(2年)が4回を被安打3・四死球0・奪三振6と好投し、最終回は背番号11三浦尊神(2年)が救援した。敗れた日大山形は、背番号1菅井颯(3年)が5回2/3を投げ、その後は背番号18佐藤大清(2年)、背番号11本田聖(1年)が登板。攻撃陣は計10安打を放つも、得点は1回表に4番遠藤海星(2年)の安打で1点、2回表に相手失策から1点の計2点にとどまった。
15:45 大垣日大(岐阜) 7-2 近江(滋賀)
大垣日大 |013|000|300|=7
近江 |000|002|000|=2
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⭐️試合経過⭐️大垣日大が7-2で近江に勝利。背番号1山田渓太(3年)が5回2/3を被安打5・四死球1・奪三振7・失点2と好投し、その後は背番号10矢野海翔(3年)が3回1/3を被安打3・四死球1・奪三振2・失点0と好救援。攻撃陣は計10安打、4盗塁。まず2回表、5番山田渓太(3年)がヒットで出塁し盗塁を決めると、ここで7番山内伊織(2年)の安打で一気にホームインして1点を先制。3回表には、5番山田渓太(3年)の2塁打で2点、6番日比野翔太(3年)のスクイズで1点を追加。その後、2点を奪われた直後の7回表には、5番山田渓太(3年)の安打で1点、失策から1点、7番矢野海翔(3年)の安打で1点を追加し、7-2と突き放した。エース山田渓太(3年)は、5打数3安打3打点・盗塁2つと投打で躍動。守備陣は、ライト山口直次郎(3年)がスーパーキャッチを魅せるなど、投手陣をバックアップした。敗れた近江は、背番号11北川凌佑(2年)・背番号1宮川陽輝(3年)・背番号18河越大輝(2年)・背番号10西山恒誠(2年)の4投手が継投。守備陣は、失策3つ。攻撃陣は計8安打を放ち、6回裏には5番山田修斗(3年)の2ラン本塁打(大会第5号)で一時は2点差に迫るも、その後は得点が奪えなかった。1年生から甲子園でファンを湧かせ続けてきた横田悟主将(3年)は、最後は笑顔の中に涙を流しながら、最後キャプテンとしてアルプスの仲間に手を振り、この聖地を後にした。
8月7日(月) 1回戦 [2日目]
08:00 川之江(愛媛) 4-9 高知中央(高知)
川之江 |001|000|300|=4
高知中央 |016|010|10x|=9
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⭐️試合経過⭐️高知中央が9-4で川之江に勝利。背番号1高橋秀斗(3年)が9回を投げ(再登板を含む)、被安打5・四死球5・失点2と好投し、終盤は背番号3堅田紘可(3年)・背番号18藤田一秀(3年)が一時登板。守備陣は、セカンド辻昂希(3年)が再三の好守を魅せた。攻撃陣は計11安打。まず2回裏、1番謝喬恩(2年)のタイムリーで1点を先制(歴史的な初得点)。3回裏には、押出四球で1点、内野ゴロから1点、9番辻昂希(3年)の安打で1点、1番謝喬恩(2年)の安打で2点、2番鳴川北斗(3年)の2塁打で1点を奪い、一挙6得点。その後、5回裏には1番謝喬恩(2年)の2塁打で1点、7回裏には内野ゴロから1点を追加し、突き放した。打者では、甲子園に憧れて台湾から留学した1番謝喬恩(2年)が、先制打を含む5打数3安打4打点と活躍。台湾から応援に駆けつけた両親に躍動する姿を見せた。敗れた川之江は、愛媛決勝で血豆を潰しながら熱投した背番号1山内太暉(3年)が、この試合も9回一人で投げ抜き、被安打11・四死球6・奪三振6。ここ聖地で計147球を投げ抜き、試合後に愛媛大会から一体となって闘ったアルプスに挨拶すると、涙が溢れ出した。攻撃陣は計6安打。3回表に押出四球で1点、7回表に代打•川崎聖翔(3年)の安打で1点、2番平石東志(3年)の安打で2点を奪い、計4得点。小さな頃から一緒に励んできた仲間とともに地元から夢舞台を目指した川之江ナイン、21年ぶりの聖地で確かな足跡を刻んだ。
10:35 履正社(大阪) 6-0 鳥取商業(鳥取)
履正社 |300|000|300|=6
鳥取商業 |000|000|000|=0
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⭐️試合経過⭐️履正社が6-0で鳥取商業に勝利。エースナンバーを背負う増田壮(3年)が、投げては7回を被安打4・四死球1・奪三振8・失点0・計90球と好投し、打っては7回表に2点タイムリーを含む4打数4安打2打点と投打で活躍。投手陣はこのほか、8回裏に背番号10福田幸之介(3年)が、9回裏には背番号11高木大希(2年)が登板し、3投手で完封リレー。攻撃陣は計12安打を放ち、初回に4番森田大翔(3年)が3ラン本塁打(大会第4号)を放って、試合の主導権を握った。打者では、リードオフマンの1番西稜太(3年)が2安打、5番西田大志(3年)が2安打1打点と複数安打を記録。敗れた鳥取商業は、背番号1山根汰三(3年)・背番号10山下佳佑(3年)・背番号11荒川真裕(3年)の3投手が登板。攻撃陣は、計5安打を放つも無得点。打者では、5番青木一真(2年)が5回裏のチーム初安打を含む計2安打を放つなど気を吐いた。
13:10 英明(香川) 6-7x 智辯学園(奈良)(10)
英明 |012|030|000|0 =6
智辯学園 |020|200|011|1 =7x
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⭐️試合経過⭐️智辯学園が7x-6(延長10回TB)で英明に勝利。死力を尽くした激闘は、10回裏に犠打から1死2・3塁のチャンスを作ると、5番谷口志琉(3年)のスクイズで決着。攻撃陣は計9安打。1点を先制されるも2回裏に5番川原崎太一(3年)の2塁打で1点、8番高良鷹二郎(3年)の犠牲フライで1点を奪い、2-1と逆転。直後に逆転を許すも、4回裏に9番西川煌太(2年)の安打で1点、2番山家拓人(3年)の犠牲フライで1点を奪い、4-3と再々逆転。その後、再び2点をリードを許すも、8回裏に相手ミスから1点、土壇場9回裏に押出四球から1点を奪って同点に追いつき、最後はTBを制した。投手陣は、背番号18田中謙心(1年)が2回を、背番号10藤田健人(3年)が1回を投げ、その後は背番号1中山優月(3年)が残る7回を被安打11・四死球4・奪三振6・失点3と粘投。敗れた英明は、計17安打。2回表に9番下村健太郎(3年)の安打で1点を先制。その後、3回表に4番寿賀弘都(3年)の3塁打で1点、5番中浦浩志朗(3年)のスクイズで1点を奪い、逆転。その後にリードを許すも、5回表に9番下村健太郎(3年)の安打で1点、1番鈴木昊(2年)の2塁打で2点を奪って再び逆転するも、最後は競り負けた。投手陣は、エース下村健太郎(3年)と背番号8寿賀弘都(3年)が登板し、下村→寿賀→下村→寿賀→下村→寿賀→下村→寿賀と小刻みな継投策で強力打線に対抗。センバツでの熱投も記憶に新しい背番号8寿賀弘都(3年)は、ピンチの場面で再三マウンドに上がり、魂の救援を繰り返すも、最後はタイブレーク制とスクイズの前に涙をのんだ。英明は、今春センバツでは智辯和歌山・作新学院と大熱戦を繰り広げ、今夏の聖地でも白熱の「3時間22分」を戦いぬき、多くのファンに鮮烈な印象を残した。
15:45 徳島商業(徳島) 2-1 愛工大名電(愛知)
徳島商業 |002|000|000|=2
愛工大名電|100|000|000|=1
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⭐️試合経過⭐️徳島商業が2-1で愛工大名電に勝利。U18代表候補のキャプテンでエースナンバーを背負う森煌誠(3年・もりこうだい)が、9回を一人で投げ抜き、被安打5・四死球1・奪三振10・失点1・計111球で完投。9回表に最速147キロを計測する馬力、そしてキレのあるスプリットで、最激戦区の王者・愛工大名電を完璧に押さえ込んだ。攻撃陣は計9安打。1点をリードされて迎えた3回表、1番髙木大地(2年)と3番森口圭太(3年)がヒットで出塁すると、ここで5番下川鏡(3年)がタイムリーを放って2点を奪って逆転に成功。好守が光ったショート岸本愛翔(2年)らバックは、この試合ノーエラーで序盤に奪った2点を最後まで守り抜いた。敗れた愛工大名電は、計5安打に抑えられ、得点は初回に5番加藤蒼惟(3年)の安打で奪った1点にとどまった。エース同士の投げ合いとなった試合は、背番号1笹尾日々喜(3年)が8回表2死&走者なしまでを投げて、被安打8・四死球2・奪三振5・失点2と好投し、その後は背番号10大泉塁翔(2年)が登板。ショート河田凌太郎(3年)ら守備陣は、再三の好プレーで甲子園球場を沸かせた。
8月6日(日) 1回戦 [1日目]
09:00 開会式 ⭐️選手宣誓:高知中央 西岡悠慎主将
10:30 土浦日大(茨城) 8-3 上田西(長野)(10)
土浦日大 |011|000|000|6 =8
上田西 |000|200|000|1 =3
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⭐️試合経過⭐️土浦日大が8-3(10回TB)で上田西に勝利。10回表に1死満塁から、代打•飯田将生(3年)の安打で1点、7番塚原歩生真(3年)の安打で1点、8番藤本士生(3年)の安打で2点、9番大井駿一郎(2年)の安打で1点、2番太刀川幸輝(3年)の安打で1点と、6本の集中打で6点を奪って試合を決めた。攻撃陣は計13安打を放ち、2回表には5番松田陽斗(3年)が大会第1号となるソロ本塁打を記録。投手陣は、背番号1藤本士生(3年)が8回2/3(再登板含む)を被安打6・四死球1・奪三振8・失点3と力投し、中継ぎでは背番号10伊藤彩斗(3年)が好投。敗れた上田西は、背番号1権田成也(3年)・背番号10服部朔矢(3年)・背番号11滝沢一樹(3年)・背番号18瀬山皓登(3年)の4投手が登板。攻撃陣は計7安打を放ち、4回裏には4番小林遼太郎(3年)の2塁打で1点、6番木次志颯(3年)のスクイズで1点。「長野大会で無失策」の守備陣は、サード片平結絆(3年)がカメラマン席付近の打球を好捕、ライト木次志颯(3年)が本塁へ好返球するなど、ここ聖地でも好守が光った。この試合もノーエラーで、現チームとしてのラストゲームを戦い抜いた。
13:05 共栄学園(東東京) 3-9 聖光学院(福島)
共栄学園 |000|000|300|=3
聖光学院 |000|241|02x|=9
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⭐️試合経過⭐️聖光学院が9-3で共栄学園に勝利。攻撃陣は計16安打、計9盗塁。まず4回裏に、6番松尾学武(3年)のスクイズで1点、7番片山孝(3年)の犠牲フライで1点を奪い、2点を先制。続く5回裏には、1番高中一樹(3年)の2塁打で1点、3番杉山由朗(3年)の安打で1点、6番松尾学武(3年)の安打で1点、7番片山孝(3年)の安打で1点。続く6回裏に、3番杉山由朗(3年)の安打で1点を追加し、7-0とリード。その後に3点を奪われて流れを渡すものの、8回裏に6番宮一柊之介(3年)の安打で2点を追加し、突き放した。投手陣は、背番号11小室朱生(3年)が5回1/3を被安打2・四死球1・失点0と好投し、その後は背番号10星名竜真(3年)、最後は背番号19高野結羽(2年)が好救援。ショート高中一樹主将(3年)らが再三の好守備でサポートした。敗れた共栄学園は、背番号1茂呂潤乃介(3年)・背番号10田嶋勇斗(2年)・背番号11直井涼輝(3年)の3投手が継投。攻撃陣は計10安打。7回表には、代打•渡辺修(3年)の安打で1点(=同校の歴史的な1点)、8番早川飛翔(2年)の安打で2点を奪って、反撃開始。東東京大会でミラクルを起こし続けてきた最終回9回表には、代打で打席に立った熱き男•清藤和真(3年)が四球を選んで2死満塁のチャンスを作るなど、この夏に魅せ続けてきた共栄学園の粘りを、最後この聖地でも繰り広げた。
15:40 浦和学院(埼玉) 9-19 仙台育英(宮城)
浦和学院 |000|400|500|=9
仙台育英 |405|015|04x|=19
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⭐️試合経過⭐️仙台育英が19-9で浦和学院に勝利。昨夏王者が、合わせて計37安打が飛び出した3時間16分の乱打戦を制した。投手陣は、背番号10湯田統真(3年)が4回4失点、背番号1髙橋煌稀(3年)が4回5失点、最終回は背番号17仁田陽翔(3年)が救援。攻撃陣は計19安打で19得点。3回裏には、2者連続となる7番尾形樹人(3年)の2ラン本塁打(大会第2号)、8番湯田統真(3年)のソロ本塁打(大会第3号)などで、9-0と大量リード。その後に猛追されるも、6回裏に5点、8回裏に4点を奪って突き放した。打者では、1番橋本航河(3年)が5打数3安打3打点、3番湯浅桜翼(2年)が5打数2安打3打点、7番尾形樹人(3年)が2ランを含む5打数3安打3打点と活躍。敗れた浦和学院は、6投手が継投し、背番号1鈴木夕稀(3年)・背番号10渡辺聡之介(3年)・背番号14細沢貫道(3年)・背番号11月野龍(3年)・背番号20田中樹人(3年)とつなぎ、最後は埼玉大会ではエースナンバーを背負うも怪我で登板機会が限られた背番号19伊藤充輝(3年)が登板。守備陣は失策6つ。大量リードを奪われるも、4回表に4点、7回表に5点を奪うなど、最後まで昨夏王者に食らいついた。打者では、1年生の4番西田瞬(1年)が4打数2安打2打点、5番三井雄心(2年)が4打数2安打3打点と下級生が活躍。最後の打者となったキャプテンの9番江口英寿(3年)は、序盤に2打点を上げるなど反撃ムードを醸成し、結果でもチームを引っ張った。
[全49出場校] チーム紹介ページ
・北海道:北海高校 クラーク記念国際
・東北 :八戸学院光星 花巻東 明桜
東 北 :日大山形 仙台育英 聖光学院
・関東 :土浦日大 文星芸大附 前橋商業
関 東 :東海大甲府 浦和学院 専大松戸
関 東 :慶應義塾 共栄学園 日大三高
・北信越:上田西 東京学館新潟
北 信越:富山商業 星稜 北陸
・東海 :浜松開誠館 愛工大名電
東 海 :大垣日大 いなべ総合
・関西 :近江 立命館宇治 智辯学園
関 西 :市立和歌山 履正社 社(やしろ)
・中国 :おかやま山陽 広陵 鳥取商業
中 国 :立正大淞南 宇部鴻城
・四国 :英明 徳島商業 川之江 高知中央
・九州 :九国大付 鳥栖工業 創成館 東海大星翔
九 州 :明豊 宮崎学園 神村学園 沖縄尚学
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目次
- 夏の甲子園2023年 試合レポート
- [総括] 夏の甲子園2023年トピック
- 8月23日(水) 決勝戦 [14日目]
- 8月22日(火) [休養日]
- 8月21日(月) 準決勝 [13日目]
- 8月20日(日) [休養日]
- 8月19日(土) 準々決勝 [12日目]
- 8月18日(金) [休養日]
- 8月17日(木) 3回戦 [11日目]
- 8月16日(水) 3回戦 [10日目]
- 8月15日(火) →雨天順延
- 8月14日(月) 2回戦 [9日目]
- 8月13日(日) 2回戦 [8日目]
- 8月12日(土) 2回戦 [7日目]
- 8月11日(金) 2回戦 [6日目]
- 8月10日(木) 1・2回戦 [5日目]
- 8月9日(水) 1回戦 [4日目]
- 8月8日(火) 1回戦 [3日目]
- 8月7日(月) 1回戦 [2日目]
- 8月6日(日) 1回戦 [1日目]
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