立正大学法学部のスポーツ推薦合格
奈良間大己が11月25日、東都大学リーグ1部・立正大法学部に公募制スポーツ推薦入試で合格した。
立正大は、今秋にリーグ戦と明治神宮大会でいずれも9年ぶり2度目の優勝を果たすなどの強豪。
進学にあたり日本代表をともにした報徳学園・小園海斗からは「プロで待っているぞ」と背中を押されたという。
「“うれしい”というより、もう一度夢に向かって気を引き締めて“やってやろう”という思いです」とコメントした。
プロと進学で悩んだ奈良間
常葉大菊川・奈良間大己内野手(3年)が、進路を大学進学に絞ったことが日刊スポーツの取材でわかった。
もともと進学が既定路線だったが、夏の静岡大会打率8割1分8厘、甲子園でのバックスクリーン弾などで評価が急上昇。さらにはU18アジア選手権では、ドラフト候補たちから刺激を受け、プロ入りを意識し始めた。
日刊スポーツの取材に、奈良間が「大学でやります。4年後にプロに行けるように、最初から意識していきたいです」とコメントしている。
声でチームを率いるU18高校日本代表
常葉大菊川のチームでは「あいつになら付いていきたい」と仲間に言わせるほど、誰よりも声を出して練習する努力家。
「自分の長所は声だけ」と、練習中も声が裏返るほどあいさつや号令。試合中に主将から積極的にユニホームを汚す泥くささは「奈良間スタイル」と呼ばれている。
夏の静岡大会では打率8割
「静岡のジーター」の異名を持つ。彼の名は常葉大菊川の奈良間大己だ。
夏の静岡大会では、なんと打率8割を誇り、出場選手の中で最高打率を誇った。
守備位置は、ショートを守る。
静岡大会での成績
夏の静岡大会では8割1分8厘。甲子園出場56校全選手の最高打率。
甲子園3試合では13打数4安打の打率3割8厘。
祖父想いの奈良間
奈良間は祖父・正男さんと一緒に戦った夏だった。正男さんは大の野球好きで、小学時代から試合をよく見に来てくれたという。「良いプレーをすると、喜んで褒めてくれました」。奈良間が中3時に正男さんが他界し、幼少から憧れたピンストライプのユニホーム姿は見せられなかった。だが、試合では正男さんの遺骨が入ったペンダントを、お守りとしてズボンの右ポケットにしのばせている。
奈良間大己のプロフィール・経歴
- ならま・たいき
- 2000年(平12)5月8日、菊川市生まれ
- 堀之内小1から菊川野球スポーツ少年団で野球を始める
- 菊川西中では小笠浜岡シニアで捕手
- 常葉大菊川では1年秋からレギュラー
- 172センチ、66キロ
- 右投げ右打ち
- 50メートル5秒8
- 高校通算20本塁打
- 家族は両親と兄
- 血液型A
立正大学スポーツ推薦合格者
東都大学野球の名門・立正大学 野球部が2018年12月20日、2019年度に入学予定の公募制スポーツ推薦入試の合格者を発表した。
<投手>
谷田部健太 常総学院
小林未来 啓新
北原龍樹 聖望学園
門馬亮 藤岡中央
川澄裕音 水戸商
<捕手>
渡部壮太 埼玉栄
大松将吾 聖光学院
<内野手>
田中優大 天理
梶原暉理 上宮
池ノ上和貴 埼玉栄
石垣永恭 八重山農林
奈良間大己 常葉大菊川
大久保龍成 常総学院
神頭勇介 報徳学園
竹内大貴 羽黒
金子凌 日大三
斎藤真輝 宇都宮工
<外野手>
増永光希 啓新
小林俊輔 水戸商
斎藤眞乃輔 佐久長聖
野々村太誠 大阪偕星学園
<マネジャー>
河野翔 和歌山東
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