高知高校・森木大智 中学時代に最速150キロ
高知中学校時代に、中学3年生で「日本中学生史上最速」となる150キロを投げた男・森木大智(2年)。
2018年8月2日、四国総体・軟式野球の決勝戦で、高知中学は6年ぶり8度目の優勝を果たした。この試合、最終回に登板した森木大智は、坊っちゃんスタジアムのスピードガンで「日本中学生史上最速の150キロ」を記録し、全国にその名が知れ渡った。
その後、地元・高知中学から高知高校へ進学。大阪桐蔭や八戸学院光星などの強豪校も興味を示したが、森木は「高知県で育ったので、野球人口が減っている高知県の野球をもり立てたい」という思いがあり、高知高校への進学を決めたという。
高校1年生となった2019年夏の高知大会では、準々決勝・高知東戦で公式戦最速148キロを記録。しかし、決勝で明徳義塾に1-4で敗れ、甲子園出場の夢は敵わなかった。
2年生で迎えた2020年夏は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、甲子園は中止。2021年は、森木投手にとって、甲子園出場のラストチャンスの1年となる。
小学生時代には127キロ
森木が、本格的に野球を始めたのは小学3年。
同じ高知県出身で、プロ野球、阪神の藤川球児の「火の玉ストレート」と呼ばれた直球を見て「あんな球を投げたい」と思ったのがきっかけだったという。
小学6年時で球速はすでに127キロを記録。才能を開花させたのは中学に入ってからという。
高知中学の浜口佳久監督(現在は高知高校の監督)の指導を受けながらフォームを改良。軸足の右足の膝が早く内側に倒れる癖を直し、より前で球を放すように意識し、中学時代には以下のように球速が伸びたという。
・中学1年冬に137キロ
・中学2年秋に145キロ
・中学3年春に146キロ
・中学3年8月に150キロ