倉敷商業 引地秀一郎、楽天がドラフト3位指名
楽天からドラフト3位指名を受けた倉敷商・引地秀一郎が11月11日、契約金5000万円、年俸600万円(金額は推定)で契約。
「早く1軍で投げられるような投手になりたい気持ち。これからは、学生ではなく、野球を仕事にしていく。今まで以上に野球に打ち込んでいくことが必要」とコメントした。
楽天の訪問を受けコメント
「いつかは星野さんにも負けないくらいのピッチャーになりたい。星野さんの分まで頑張って、星野さんの名に恥じないピッチングをしたい。(マウンドでは)どうしても熱くなる。声出した方が投げやすい。どうしてもそうなってしまう。クールに投げるよりは熱い感じが好き」
「田中将大選手のような負けないピッチャーになって、世界一のピッチャーになりたい。165キロを大谷さんが出したので、そこも目指していきたい」
<楽天>ドラフト結果一覧
◆支配下
1位 辰己 涼介(立命館大)外野手
2位 太田 光(大阪商業大)捕手
3位 引地 秀一郎(倉敷商高)投手
4位 弓削 隼人(SUBARU)投手
5位 佐藤 智輝(山形中央高)投手
6位 渡辺 佳明(明治大)内野手
7位 小郷 裕哉(立正大)外野手
8位 鈴木 翔天(富士大)投手
以降 選択終了
◆育成
1位 清宮 虎多朗(八千代松蔭高)投手
2位 則本 佳樹(山岸ロジスターズ)投手
以降 選択終了
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楽天からドラフト3位指名
同高OBの故・星野仙一氏が監督を務めた球団で、真の“星野2世”を目指す。
最速151キロを誇る大型右腕は
「楽天は星野さんが監督をして、日本一に導いたチーム。何かの縁があるのかなと感じます。僕もチームを日本一に導いて、日本一の投手になりたい」
「星野2世と言われることもありましたが、まだまだ全然届いていません。プロになって、星野さんに近づいて、いつか追い抜けるようになりたい」
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闘将の母校で注目を集める「星野2世」
「闘将」と呼ばれ、今年1月に亡くなった星野仙一さん。母校・倉敷商業には星野さんのスタイルを継ぐ選手がいる。「倉敷商業の引地秀一郎」だ。
伝統校・倉敷商業で1年夏からマウンドに
夏10回の甲子園出場を誇る伝統校・倉敷商業。引地秀一郎は入学当初から注目される存在だった。1年の夏、引地は準決勝の先発マウンドを任された。先輩たちにも気持ちでぶつかっていった。2年の夏はエースナンバーを背負った。気迫の投球を続ける姿は闘将の現役時代と重なった。いつしか周囲は彼を「星野2世」と呼ぶようになった。 「自分も試合では、そういうのを出していきたい、相手を威圧していくようなピッチングをしていきたい」
最速151キロのストレートが武器
最大の武器は186センチ、85キロの堂々とした体格から投げ下ろすストレート。去年秋には最速151キロを計測し、プロのスカウトからも注目されている。 「ミットを突き破るというか審判の胸に突き刺さるようなボールを投げるという意識。ストレート1本をど真ん中に投げて打ち取るのが究極なんですけど」
目標は「日本一」…甲子園へ最後の夏
引地はこの冬、帽子に『日本一』と書いた。1年の夏から目指し続けている甲子園。しかし、引地はまだそのマウンドには立てていない。残されたチャンスはあと1回。 「野球始めてからずっと甲子園で優勝したいという思いがあるので…自分のピッチングを完璧にできるように磨き上げていけたらと思います」
引地秀一郎のプロフィール
ひきじ・しゅういちろう
2000年6月3日、岡山市生まれ。17歳。岡山市立高松中では軟式野球部に所属し、3年夏に県大会準優勝。倉敷商では1年夏からベンチ入りし、いきなり146キロをマーク。2年春からエースナンバーを背負い、今秋は岡山大会準優勝。186センチ、82キロ。右投右打。
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