秋季近畿大会 高校野球 2020年
高校野球 秋季近畿大会 2020年 速報・結果を特集!日程・出場校は、以下。(開催:京都、無観客)
センバツ出場枠は近畿地区=6となり、8強から優勝校の智辯学園、準優勝校の大阪桐蔭、4強の市立和歌山と京都国際、8強からは神戸国際大付と天理の2校が選出。
【センバツ出場校・近畿出場枠=6枠】
○優勝 智辯学園 ○準優勝 大阪桐蔭
○4強 市立和歌山 ○4強 京都国際
○8強 神戸国際大付 ○8強 天理(以上6校)
・8強 智辯和歌山 ・8強 龍谷大平安
11月1日(日) 決勝戦
◆決勝 智辯学園(奈良2) 7-3 大阪桐蔭(大阪1)
智辯学園|201|011|101|=7
大阪桐蔭|001|100|100|=3
————————————————
(智辯学園)西村―安藤
(大阪桐蔭)松浦、関戸、竹中―田近
・本塁打:山下、前川(智辯学園)前田(大阪桐蔭)
・2塁打:三垣、垪和(智辯学園)宮下(大阪桐蔭)
————————————————
智辯学園が7-3で大阪桐蔭に勝利し、優勝。試合は智辯学園が序盤から得点を重ね、左腕エース西村王雅が9安打を浴びながらも要所を締め、強打の大阪桐蔭打線に集中打を許さなかった。智辯学園は初回、ヒットと四球で走者を出すと5番・三垣の2塁打で2点を先制。3回表には4番・キャプテン山下がソロ本塁打を放ち、3-0とする。大阪桐蔭は、3回裏に3番・宮下の2塁打で1点を返すと、4回裏には5番・前田のソロ本塁打で1点を挙げ、2-3と1点差に追い上げる。しかし智辯学園は5回表、またも5番・三垣がタイムリーを放ち、4-2と突き放した。大阪桐蔭は6回表に先発の松浦から関戸へ継投。智辯学園は、5回表に8番・安藤の犠牲フライで1点を追加すると、7回表には3番・前川右京のソロ本塁打で6-2と突き放す。7回裏、大阪桐蔭は4番・池田主将のタイムリーで1点を返し6-3。しかし、智辯学園は9回表、4番・キャプテン山下のタイムリーで7-3とし、試合を決めた。今大会、智辯学園は左腕エース西村王雅が滋賀学園・龍谷大平安・大阪桐蔭戦を、右腕エース小畠一心が市立和歌山戦をそれぞれ一人で投げ抜き、躍進の原動力となった。4番・山下陽佑主将は、準決勝までの打率が.700を記録し、決勝ではソロ本塁打と9回にはダメ押しとなるタイムリーを放つなど、結果でもチームを引っ張った。また、6番・三垣飛馬は準決勝までチーム最多5打点と活躍し、決勝戦でも先制2塁打などで3打点を挙げ、勝負強さが際立った。3番・前川右京は今大会はやや低調だったが、大一番の決勝ではソロ本塁打(高校通算29本目)を放つなど存在感を示した。一方の大阪桐蔭は、長田・天理・京都国際の3試合を全てコールドで撃破するなど、破壊力は抜群。4番・池田主将を中心に強打者が揃い、準々決勝・天理戦で3番・宮下が3ラン、準決勝・京都国際戦で6番・花田旭が逆転満塁弾を放つなど日替わりスターが誕生した。信頼感があるエース松浦を中心に、関戸・竹中らが控える投手陣は全国屈指。一冬越えた春、甲子園でさらに成長を遂げた姿に注目したい。
10月31日(土) 準決勝
◆市立和歌山(和1) 1-4 智辯学園(奈2)
市和歌山|000|001|000|=1
智辯学園|310|000|00x|=4
————————————————
(市和歌山)米田、伊藤、小園―松川
(智弁学園)小畠―安藤
・2塁打:三垣、安藤(智弁学園)
————————————————
智辯学園が4-1で市立和歌山に勝利し、決勝進出。先制したのは智辯学園、ヒットと2つの四球から満塁とすると、6番・三垣飛馬が走者一掃の2塁打を放ち、3-0とリードする。さらに2回裏には、4番・山下陽輔のタイムリーで1点を追加し4-0とする。智辯学園は、左腕西村との二枚看板をなす右腕エース・小畠一心が9回を一人で投げ抜き、被安打7・死四球5・失点1と力投した。一方の市立和歌山は、3番手で登板したエース小園健太が4回を投げ、被安打1・与死四球0・奪三振6と好投し、その存在感を強く発揮した。
◆京都国際(京3) 5-12 大阪桐蔭(大1)(7回コ)
京都国際|300|000|200|=5
大阪桐蔭|000|007|500|=12
————————————————
(京都国際)平野、森下―中川
(大阪桐蔭)川井、竹中、西川―田近
・本塁打:花田(大阪桐蔭)
・3塁打:松尾(大阪桐蔭)
・2塁打:森下、平野2(京都国際)
————————————————
大阪桐蔭が京都国際に12-5(7回コールド)で逆転勝利し、決勝進出。先制したのは、京都国際。1回表に大阪桐蔭の先発・川井を攻め、2連打のあとに4番・森下が2塁打を放ち2点を先制。さらに満塁から押出四球で1点を追加し、3-0とする。6回裏、大阪桐蔭は3番・宮下の犠牲フライで1点を返すと、さらに2死満塁にチャンスを作り、6番・花田旭が逆転となる満塁ホームランを放ち、5-3とする。さらにエラーと9番・松尾の3塁打で1点を加え、7-3とリードする。一方の京都国際は7回表、大阪桐蔭の3番手・西川を攻め、5番・辻井と6番・松下の連続タイムリーで2点を返す。しかし大阪桐蔭は7回裏、4番・池田の犠牲フライで1点を挙げると、さらに押出と失策で2点を追加。さらに満塁から1番・繁永の2塁打で2点を加え、10点差とした。京都国際は、先発の平野順大(1年)が大阪桐蔭打線を5回終了時点まで1安打に抑える好投をみせたが、6回以降に大阪桐蔭打線に捉えられた。
10月25日(日) 準々決勝
◆智辯和歌山(和3) 0-2 市立和歌山(和1)
智辯和歌山|000|000|000|=0
市立和歌山|200|000|00x|=2
——————————————————–
(智弁和歌山)中西―石平
(市和歌山)小園―松川
・2塁打:河渕(市和歌山)
——————————————————–
市立和歌山の最速152キロエース小園健太が、智辯和歌山打線を相手に2-0で完封勝利。センバツ出場が有力に。試合は市立和歌山が1回裏、満塁から2つの押出で2点を先制する。初回のこの2点が決勝点となった。市立和歌山の小園は、9回を投げ被安打4・与死四球2・4奪三振の完封。智辯和歌山はこの秋、市立和歌山に公式戦で2度敗退していたが、近畿大会でも市立和歌山が立ちはだかった。智辯和歌山のエース中西聖輝は、被安打6・与四球6・2奪三振。序盤の2点以降は好投をみせたが、打線が小園の前に抑えられた。
◆京都国際(京3) 6-5 神戸国際大付(兵1)
京都国際|240|000|000|=6
神戸国際|001|010|120|=5
——————————————————–
(京都国際)森下―中川
(神戸国際大付)中辻、加門、岡田―西川
・2塁打:辻井、森下(京都国際)西川、能登原2、栗原、武本(神戸国際大付)
——————————————————–
京都国際が粘る神戸国際大付を振り切り、6-5で勝利。センバツ出場が有力に。先制したのは京都国際。1回表に2つの押出四球から2点を先制すると、2回表には、神戸国際大の2番手・加門の立ち上がりを攻め、連続四球などで満塁とすると、5番・辻井、6番・森下の連続タイムリーで4点を追加し、6-0とする。一方の神戸国際大は、3回裏に4番・西川の2塁打で1点、5回裏には阪上の犠牲フライで1点、7回裏には相手エラーで1点をあげる。さらに8回裏には、6番・栗原と7番・川西の連続安打で1点、1番・能登原の2塁打で1点をあげ、6-5と1点差に追い上げる。9回裏には2死1・3塁の場面を作るも、及ばすゲームセット。京都国際は1年左腕エースの森下瑠大が、9安打を浴びながらも9回を一人で投げ抜いた。
◆大阪桐蔭(大1) 11-4 天理(奈2)(7回コ)
大阪桐蔭|004|100|600|=11
天理・・|100|002|100|=4
——————————————————–
(大阪桐蔭)松浦―田近
(天理)達―政所
・本塁打:宮下(大阪桐蔭)
・3塁打:内山(天理)
・2塁打:藤原、前田、田近(大阪桐蔭)瀬、堀内(天理)
——————————————————–
昨年の秋季近畿大会・決勝戦と同一の対戦カードとなった準決勝の一戦は、大阪桐蔭が11-4(7回コールド)で天理に勝利。大阪桐蔭はセンバツ出場が有力に。昨年抑えられた天理のエース達に対して、大阪桐蔭打線が序盤と終盤にたたみ掛けた。天理が1回裏に瀬の2塁打で1点を先制し迎えた4回表、大阪桐蔭は2番・野間のタイムリーで同点に追いつくと、3番・宮下が3ラン本塁打を放ち4-1。さらに5回には、7番・藤原の2塁打で1点を追加する。一方の天理は6回裏、連打で2者が出塁すると、2番・堀内の2塁打で2点を返し、5-3と追い上げる。しかし大阪桐蔭は7回表、2死1・3塁から4番・池田主将のタイムリーで1点、5番・前田のタイムリーで1点、6番・花田のタイムリーで1点、さらに8番・田近の2塁打で3点と、この回に一挙6点をあげ、11-3とする。天理は7回裏に無死満塁のチャンスを作るも、得点は1点にとどまりゲームセット。大阪桐蔭は昨年決勝で天理に12-4で敗れたが、今秋は11-4のスコアで勝利。大阪桐蔭のエース松浦は、6・7回に連打を浴びるものの、被安打7・2奪三振・1死球と力投した。対する天理のエース達者は、11安打を浴びるものの、奪三振は7回で11つを記録するなど力を見せた。
10月24日(土) 1回戦・準々決勝
◆長田(兵3) 0-8 大阪桐蔭(大1)(7回コ)
長田高校|000|000|000|=0
大阪桐蔭|530|000|x00|=8
————————————————
(長田)松田―大西
(大阪桐蔭)松浦、竹中、関戸、川井、西川―田近
・3塁打:藤原、松尾(大阪桐蔭)
・2塁打:野間、池田(大阪桐蔭)
————————————————
大阪桐蔭が序盤に猛攻を見せ、8-0の7回コールドで長田に勝利。大阪桐蔭は1回裏、長田の先発・松田宰(1年)の立ち上がりを攻め、4番・池田陵真主将の犠牲フライと5番・前田健伸の安打で2点、さらに7番・藤原夏暉の3塁打で2点、続く8番・田近介人の安打で1点を挙げ、初回に一挙5点を先制。2回裏には、2番・野間翔一郎の2塁打で1点、4番・池田陵真の2塁打で1点、さらに捕逸で1点をを加え、8-0とリードした。大阪桐蔭は、松浦慶斗が先発し、3回からは竹中勇登、5回からは関戸康介、6回から川井泰志、7回から西川音羽に継投するなど、5投手が登板。70年ぶりの近畿大会出場となった長田高校の先発・松田宰(つかさ・1年)は、序盤に安打を浴びるも、3回〜6回までは強力打線をヒット1本に抑えるなど力を見せた。
◆天理高校(奈1) 2-1 乙訓高校(京2)
天理高校|100|000|001|=2
乙訓高校|000|000|100|=1
————————————————
(天理)達―政所
(乙訓)北見―岡村
・3塁打:堀内(天理)
・2塁打:戸井、瀬、石本(天理)岡村(乙訓)
————————————————
天理が投手戦を制し、2-1で乙訓に勝利。先制したのは天理。1回表、天理は3番・戸井が2塁打で出塁すると、メガネがとーレドマークの4番・瀬がタイムリー2塁打を放ち1点を先制。その後、試合は両エース(天理=達、乙訓=北見)の投げ合いとなる。迎えた7回裏、乙訓は四球で出たランナーを2塁へ進めると、8番・横山がタイムリーを放ち1-1の同点に追いつく。9回表、天理は4番・瀬がヒットで出塁すると、6番・堀内が三塁打を放ち、2-1と勝ち越し、これが決勝点。天理のエース達は、9回5安打1四球1失点、13奪三振と好投した。対する乙訓のエース北見も9回を一人で投げ抜き、8安打1四球8奪三振と好投が光った。
◆龍谷大平安(京1) 3-8 智辯学園(奈2)
龍谷大平安|200|000|001|=3
智辯学園・|001|001|15x|=8
————————————————
(龍谷大平安)石田、林、松岡―松平
(智弁学園)西村―植垣
・本塁打:早川(龍谷大平安)山下(智弁学園)
・2塁打:植垣、山下、竹村、前川、三垣(智弁学園)
————————————————
智辯学園が終盤にビッグイニングを作り、龍谷大平安に8-3で勝利し準決勝進出。センバツ出場が有力に。初回、龍谷大平安は2番・早川俊のレフトへのソロ本塁打で1点、さらに4番・吉田元のタイムリーで2点を先制する。一方、智辯学園は3回裏に、ヒットと2つの四球から1死満塁のチャンスから5番・垪和拓海の犠牲フライで1点を返す。6回裏、智辯学園は前回の滋賀学園戦でサヨナラ安打を放った8番・竹村日向がタイムリーを放ち、2-2と同点に追いつく。さらに、7回裏には6番・三垣飛馬の安打で3-2と勝ち越しに成功。続く8回裏には、2死1・3塁から前川右京が2塁打を放ち2点を追加。さらに4番・キャプテンの山下陽輔が左中間に2ラン本塁打、さらに6番・三浦飛馬が2塁打を放ち、8-2と突き放した。智辯学園のエース西村王雅は、前回の滋賀学園戦(延長10回)に続いて完投。先制された1回以降は、持ち前の強気なピッチングで龍谷大平安打線(西村の父の母校)を封じ込め、9回7安打1死球3失点と好投した。
10月19日(月) 1回戦
◆智辯和歌山(和3) 8-1 東海大仰星(大2)(7回コ)
智辯和歌山|000|350|000|=8
東海大仰星|000|000|100|=1
————————————————-
(智辯和歌山)中西―石平
(東海大仰星)高橋、橋詰―平井
・本塁打:渡部(智辯和歌山)
————————————————-
智辯和歌山が8-1の7回コールドで東海大大阪仰星に勝利。先制は智辯和歌山。4回表、それまでヒット1本に抑えられていた東海大仰星のエース高橋怜央から2番・大仲から6番・岡西までの4連打で3点を挙げる。さらに、5回表には1番・渡部海の2ラン本塁打、2死満塁から7番・石平のタイムリーなどで8-0と大量リード。仰星は7回裏、1死1・2塁のチャンスを作り、内野ゴロと失策から1点を返すも届かなかった。智辯和歌山の先発・中西聖輝は、7回90球を投げて10奪三振・4安打2死四球好投。智辯和歌山は次戦、新人戦と県大会の準決勝で2度敗れた市立和歌山と対戦する。
◆和歌山東(和2) 3-4 京都国際(京3)
和歌山東|000|300|000|=3
京都国際|010|001|20x|=4
————————————————-
(和歌山東)山田、田代―笠本
(京都国際)森下―中川
————————————————-
京都国際が4-3で和歌山東との接戦を制す。1点を追う和歌山東は4回表、無死3塁から5番・江川日那太のタイムリーで同点、さらに6番・奥出翔海の2塁打で逆転に成功。さらに8番・先発の山田健吾のスクイズで3-1とリードする。しかし6回裏、京都国際が2死1・3塁のチャンスを作ると、ここで和歌山東は先発山田から田代へ継投。変わった所を京都国際・4番の中川勇気斗がタイムリーを放ち、1点差。さらに7回裏、ヒットと2つの四球などで2死満塁のチャンスを作ると、2番・植西龍雅が2点タイムリーを放ち、4-3と逆転。これが決勝点となった。京都国際の先発・1年左腕エースの森下瑠大は6安打完投。攻撃陣は7回裏に犠打などで相手を揺さぶり、確実にチャンスをものにした。
◆神戸国際大付(兵1) 5-2 近江(滋2)
神戸国際|000|001|031|=5
近江・・|001|001|000|=2
————————————————-
(神戸国際大)阪上―西川
(近江)副島、岩佐、外義、山田、星野―島滝
————————————————-
神戸国際大付が5-2で近江に勝利。先制は近江。3回裏に2塁打で出塁した島瀧悠真を犠打で3塁に進めると、ボークで1点を先制。神戸国際大付は6回表、近江のバッテリーミスなどによりノーヒットで1点を返し同点とする。直後の6回裏、近江は2死から四球で走者を出すと3番・津田基が2塁打を放ち、2-1と勝ち越す。終盤8回表、神戸国際大付は先頭・能登原健生がヒットで出塁し捕逸などで3塁へ。ここで4番・西川侑志がタイムリーを放ち、まず同点。さらにヒットと失策で1死満塁とし、捕逸で1点、さらにスクイズで1点を追加し、4-2と逆転に成功。9回表には2四球からチャンスをもらい、女房役捕手の4番・西川侑志がここでもタイムリーを放ち5-2と引き離した。神戸国際大付は、中学時代に和歌山へ武者修行した最速145キロ右腕・阪上翔也(2年)が、近江打線を3安打完投・8奪三振と好投。近江は、①副島②岩佐③外義④元ボーイズ日本代表の1年生・山田陽翔⑤星野の合計5投手が継投するも、ミスが響いて失点を許した。
10月18日(日)1回戦
◆滋賀学園(滋1) 8-9x 智辯学園(奈2)(延長10回)
滋賀学園|100|010|400|20=8
智辯学園|100|212|000|30=9x
————————————————-
(滋賀学園)阿字―吉川
(智辯学園)西村―植垣
・3塁打:山下(智辯学園)
・2塁打:知花、鈴木、落合(滋賀学園)
————————————————-
智辯学園が延長10回サヨナラで滋賀学園に勝利。滋賀学園は2-6で4点リードされた7回表、四死球でチャンスを作ると、8番・阿宇の安打で1点、押出で2点目、さらに2死満塁から3番・山田の安打で6-6と同点に追いつく。その後、両チーム勝ち越しのチャンスを生かせず延長戦に。延長10回表、滋賀学園は、7番・落合の2点安打で8-6と勝ち越す。しかし10回裏、智辯学園は、先頭の植垣がヒットで出塁すると、5番・垪和拓海のヒットで1点差、さらに1死満塁で7番・森田空の安打で同点。最後は、8番・竹村日向がライト前へのサヨナラ安打を放ち、9x-8で勝利。両エースがともに延長10回を一人で投げ切る。智辯学園・西村王雅は9安打・四死球5も粘投。最速146キロの滋賀学園エース・阿宇悠馬は、194球を投げ、ヒット16安打・四球9だった。最後は智辯学園の粘りが勝った。
◆山田(大3) 1-4 龍谷大平安(京1)
山田・・・|000|000|100|=1
龍谷大平安|001|101|10x|=4
————————————————-
(山田)坂田―横田
(龍谷大平安)石田、林―高田、松平
・2塁打:岩崎(山田)
————————————————-
龍谷大平安が履正社を破り近畿大会に駒を進めた山田高校に4-1で勝利。龍谷大平安は、3回裏に3番・吉田元のタイムリーで1点を先制すると、4回裏には相手の失策で1点追加。6回裏にも捕逸の間に1点をあげ、3-0とリード。山田は7回表、2死から8番・岩崎健心の2塁打で1点を返し、2点差とする。しかし、龍谷大平安は7回裏、失策で出塁したランナーを犠打で送り、3番・吉田元がこの日2打点目となる犠牲フライを放ち、4-1と突き放した。龍谷大平安の先発・石田琉稀は7回を投げ6安打1失点と好投。2番手・林慎之介が試合を締めた。一方、山田のエース坂田凛太郎は、相手打線を4安打に抑えるなど好投が光った。ヒットは7本と相手の4本を上回った。しかし、エラーが絡み失点を許した。
◆市立和歌山(和1) 2-1 東播磨(兵2)
市和歌山|000|002|000|=2
東播磨・|000|010|000|=1
————————————————-
(市立和歌山)小園―松川
(東播磨)鈴木―田中
・本塁打:田中(市立和歌山)
・2塁打:杉本(市立和歌山)熊谷(東播磨)
————————————————-
市立和歌山が投手戦を制し、2-1で東播磨に勝利。試合は、市立和歌山の最速152キロ右腕・小園健太と東播磨のエース鈴木悠仁の投げ合いになった。先制したのは東播磨、5回裏に2連打と犠打で1死2・3塁のチャンスを作ると内野ゴロの間に1点。しかし直後の6回表、市立和歌山の先頭・田中省吾がレフトへソロ本塁打を放ち同点に追いつくと、さらにチャンスを広げ、9番・杉本明弘が2塁打を放ち2-1と勝ち越し、これが決勝点に。プロ注目・小園健太は113球で5安打完投、11奪三振の好投を見せた。東播磨は兵庫大会と同様にロースコアに持ち込むも、及ばなかった。
組み合わせ日程・トーナメント表
【秋季近畿大会2020年 日程・出場校】
・組み合わせ抽選会:10/13(火)15:00~
・日程:10/17(土) 18(日) 24(土) 25(日) 11/1(日)
・会場:京都(京都のホテル予約はコチラから)
=出場校(全16校)|秋季大会における順位===
・滋賀(2枠)|①滋賀学園 ②近江
・京都(3枠)|①龍谷大平安 ②乙訓 ③京都国際
・奈良(2枠)|①天理 ②智辯学園
・和歌山(3枠)|①市立和歌山 ②和歌山東 ③智辯和歌山
・大阪(3枠)|①大阪桐蔭 ②東海大大阪仰星 ③山田
・兵庫(3枠)|①神戸国際大付 ②東播磨 ③長田
[最近10年の秋季近畿大会優勝校と準優勝校]
・2020年 智辯学園(奈良) 大阪桐蔭(大阪)
・2019年 天理(奈良) 大阪桐蔭(大阪)
・2018年 龍谷大平安(京都) 明石商(兵庫)
・2017年 大阪桐蔭(大阪) 智弁和歌山(和歌山)
・2016年 履正社(大阪) 神戸国際大付(兵庫)
・2015年 大阪桐蔭(大阪) 滋賀学園(滋賀)
・2014年 天理(奈良) 立命館宇治(京都)
・2013年 龍谷大平安(京都) 智弁和歌山(和歌山)
・2012年 京都翔英(京都) 報徳学園(兵庫)
・2011年 智弁学園(奈良) 天理(奈良)
・2010年 天理(奈良) 履正社(大阪)
目次