【金足農業】野球部メンバー進学•就職先[2019年夏の甲子園準優勝]

金足農業メンバーの主な進路

金足農業 2019年夏の甲子園準優勝校
主なメンバーの進路・進学先について

・吉田輝星 :日本ハム
・菊地亮太 :秋田県庁
・高橋佑輔 :東農大北海道オホーツク
・菅原天空 :JR秋田支社
・打川和輝 :東日本国際大学
・斎藤璃玖 :地元米あきたこまちを
       食卓に届ける使命を担う企業に就職
・佐々木大夢:日体大
・大友朝陽 :土木関連企業に就職、
       秋田ゴールデンリバース
・菊地彪吾 :八戸学院大学

甲子園後の金足農ナインのコメント

1番・二塁:菅原天空(たく)「9人で戦ってきた。大阪桐蔭はこのチームで負けるなら仕方がないと思えた」


2番・左翼:佐々木大夢「吉田がいて、吉田を助けようとする仲間がいた。応援されるチームになれて最高だった」


3番・投手:吉田輝星「甲子園は自分を成長させてくれた。(優勝できなかったことは)これからの野球人生で取り戻していきたい」


4番・三塁:打川和輝「目指していた場所で投げる事ができ最高だった。吉田から『任せた』と言われ、応えたかった」


5番・中堅:大友朝陽「俺は甲子園(の決勝)に来たんだぞと胸を張って帰りたい」


6番・一塁:高橋佑輔「憧れの相手と試合ができて光栄。充実した時間だった」


7番・右翼:菊地彪吾「お金で買えない経験ができた」


8番・捕手:菊地亮太「吉田の球を受け続けられて幸せだった」


9番・遊撃:斎藤璃玖
「声援の力は大きかった。本当に1球で流れが変わると思った」

1 吉田輝星 3年

最速150キロのスター性抜群のエース。白いマウスピースを噛みしめてマウンドを支配。将来の夢は「プロになりたい」。憧れの選手は、東北楽天の則本昂大。秋田大会で5試合43イニングを完投し、57三振。学科は環境土木科。出身中学は秋田県 潟上市天王中。中学軟式。帽子の裏には「覚悟」の文字。「三代目J Soul Brothers」のファン。特技はカラオケ。部内でもうまい!と評判。

2 菊地亮太 3年

チームで学力No.1。2年時には国家資格の測量士補を取得し、公務員を目指す。甲子園入りに合わせて新調した帽子のつばの裏には「太」と書かれている。これは菊地捕手が寝ているときに吉田投手が書いた文字。菊池は由来不明の文字に苦笑い。秋田大会での1試合平均失点は1.4。冷静なリードとと盗塁阻止チームを牽引。趣味は釣り。目標とする選手はソフトバンクの甲斐拓也。学科は環境土木科。出身中学は秋田 潟上市羽城中。

3 高橋佑輔 3年

横浜戦で、バックスクリーンに逆転3ラン。高校野球人生で初本塁打。声出しの大きさはチーム1。昨夏までは声が小さかったが、新チーム発足時、先輩の相場蒼太朗さんに「声で引っ張っていける存在になれ」と言われ、控え選手ながら、誰よりも声を出していた相場さんの言葉に、責任感を覚える。練習用の帽子には「負けに不思議なし!」の文字。昨夏の秋田大会で「あと1歩で」敗れた明桜、昨秋の県大会で「あと1点」で敗れた角館の名が、試合日とともに書かれている。釣りの最大記録は93センチのスズキ。学科は生物資源科。出身中学は秋田 秋田市勝平中。今大会中に9匹の子豚が生まれチームメートの名前を付けることを宣言。

4 菅原天空 3年

1番打者の菅原天空(たく)の「天空」は、宮崎駿アニメ「天空の城ラピュタ」に由来。ラップバトルの動画を見るのが好き。測量が得意。学科は環境土木科。出身中学は秋田 潟上市羽城中。

5 打川和輝 3年

冬は膝下まで積もる雪深いグラウンドを長靴で何度も往復。春以降はスタミナ温存のため、相手の力量を見て強弱をつける投球術を習得。目標は日本ハムの中田翔。サッカーも好きでリフティングの最高記録は30回。食品流通科。出身中学は秋田 秋田市泉中。中学軟式。

6 斎藤璃玖 3年

近江戦まで6打数0安打4犠打。準々決勝の近江戦、9回に無死満塁の場面でエース吉田にこう言った。「おれ、ノーヒットだけど、ここで決めるために来たから」。「バカ野郎。でも、こういう時に仕事をするのがおまえだ」。見事期待に応え、三塁前にスクイズを決めて勝利へ導いた。中泉一豊監督は「チームで一番バントの精度が高い」と信頼を置く。「周りのメンバーが打撃中心の練習をしているなかでも、自分はバント練習により多く時間を費やしてきた」。ワープロ検定3級を持ち、エクセルも自由自在。学科は食品流通科。出身中学は秋田 井川町井川中。中学軟式。

7 佐々木大夢 3年(秋田県出身)

「自分たちには我慢強さがある。雪国育ちじゃないと備わらないと思う」と話す主将。1年前の決勝では、ベンチで記録員。昨春バセドウ病を発症し、マネジャーに転身。その後、病状も軽くなり、秋から選手として投薬治療を続けながら練習。冬場は午前5時半から1時間のランニングや1000本スイング、さらには1日500回の腹筋など、徹底的に体を鍛え上げてきた。「まとめる力もあるし、一番努力していたのが大夢。信頼してついて行けた」と捕手・菊地。趣味はサッカー観戦。学科は環境土木科。出身中学は秋田 秋田市河辺中。

8 大友朝陽 3年

大垣日大戦では、3-3の8回1死走者なしの場面でファウルで粘ばり12球目をフルスイング。打球は左翼スタンドに飛び込み、貴重な勝ち越し本塁打を放った。吉田と仲が良く、守りの前に2人でするポーズ(侍ポーズ)に注目。得意科目は数学。環境土木科。出身中学は秋田 秋田市桜中。

9 菊地彪吾 3年

名前は「ひゅうご」。50m6秒、チーム1の俊足。学科は造園緑地科。出身中学は秋田 秋田市山王中。今大会・準々決勝の近江戦、三塁走者に続いて走ろうとする菊池を止める三塁コーチャーを振り切って本塁へ猛ダッシュ&ヘッドスライディングし、見事2ランスクイズで劇的逆転サヨナラ勝ちへと導いた。大垣日大戦では、背中にセミが止まりネットでも話題。本人は「カブトムシはいけるが、セミはあまり好きじゃない」とコメント。試合前は清水翔太の曲を聴いてリラックス。学校では食品加工でジャムなどを作り販売。危険物取扱丙種の資格も持つ。

金足農業の校歌

可美しき郷 我が金足
霜しろく 土こそ凍れ
見よ草の芽に 日のめぐみ
農はこれ たぐひなき愛
日輪の たくひなき愛
おおげにや この愛
いざやいざや 共に承けて
やがて来む 文化の黎明
この道に われら拓かむ
われら われら われら拓かむ
引用:高校野球中継より文字起こし