常総学院 vs 敦賀気比 センバツ2021
センバツ2021 常総学院 vs 敦賀気比 試合の見どころ・結果を特集する。
◆3月24日(水) 1回戦 [第5日目]
14:20 常総学院 9-5 敦賀気比(延長13回TB)[見所]
常総学院|040|000|010|000|4=9
敦賀気比|000|000|320|000|0=5
✍️試合結果コメント
今大会初のタイブレークとなった激闘(3時間15分)は、常総学院が敦賀気比に9-5(延長13回)で勝利。常総学院は、エース秋本璃空(2年)が7回(112球)を被安打2と好投。死四球を8つ与えるも、3失点に抑えた。8回からは、大川慈英(2年)に継投。同点で迎えた9回裏には、申告敬遠で1死満塁のピンチを背負うも冷静な投球で得点を与えなかった。100球を投げ、被安打4、2失点と好投でし、勝利を呼び込んだ。延長13回表、秋本璃空(2年)の勝ち越し打などで一挙4点を奪い、決着をつけた。
対する敦賀気比は、エース竹松明良(2年)が2回に4失点。その後、4回から登板した背番号5・本田克(2年)が、劣勢の流れを変えた。8回裏には5-5の同点打を放つなど、活躍が光った。二桁背番号の選手も再三の好プレーを発揮。登録選手18人中17人が出場するなど、全員野球で総力戦を戦い抜いた。
試合のみどころ
実力伯仲の両チームの対戦は、白熱した好ゲームとなりそうだ。試合は、常総学院のダブルエースと敦賀気比打線の対決に注目したい。
常総学院は、ともに最速145キロ超のストレートを持つ秋本璃空(2年)と大川慈英(2年)のダブルエースに安定感がある。また、攻撃面では、打率.361(6位)、平均得点7.4点(15位)を誇り、秋季関東大会では、前橋商業・木更津総合・東海大甲府に対して、いずれも8点差以上をつけて大勝した。
敦賀気比は、高い攻撃力と終盤戦での粘り強さを持つ。打率.350(10位)、平均得点8.3点(8位)を記録し、北信越大会の準々決勝・新潟明訓戦は7-4(延長10回)、準決勝・関根学園戦は5x-4(延長10回サヨナラ)で勝利。決勝では、上田西に16-5で大勝。
◆主なポイント(注目選手など)
・常総学院は、最速145キロの秋本璃空(2年)と最速146キロの大川慈英(2年)のダブルエースに注目したい。防御率1.94(14位)、1試合平均失点2点(11位)を記録するなど、安定感がある。
・敦賀気比は、好打者が揃う。関根学園戦でサヨナラ打を放ったリードオフマンの東鉄心(てっしん・2年)のほか、4番・大島正樹主将は、1人で15打点を叩き出したチームの得点源だ。また、エース竹松明良(2年)と元U15日本代表の上加世田頼希(1年)は、ともに安定感がある好投手。
常総学院のチーム成績・特徴
◆常総学院(ベンチ入りメンバー)
上位進出が狙える総合力の高いチーム。秋公式戦は、打率.361(6位)、1試合平均得点7.4点(15位)、防御率1.94(14位)、1試合平均失点2点(11位)を記録。スポーツ6紙は、A=3・B=3。投手陣は、最速145キロの秋本璃空(りく・2年)と、最速146キロの大川慈英(じえい・2年)のダブルエースが軸。また、関東大会では、前橋商業に9-0(7回コ)、木更津総合に9-1、東海大甲府に10-0(6回コ)で大勝するなど、攻撃力も高い。島田監督は元プロ野球選手で、常総学院のエースとして1987年春夏の甲子園に出場し、夏は準優勝。2020年7月から監督を務める。
【回数】5年ぶり10回目(夏の甲子園=16回)
【成績】茨城大会=準優勝、関東大会=準優勝
【勝敗】10戦8勝2敗
【評価】A=3、B=3、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .361 / 6位 (.332)
【防御率】1.94 / 14位 (2.19)
【失点数】20点 / 14位 (22.3点)
→平均 2点 / 11位 (2.4点)
【得点数】74点 / 12位 (67.4点)
→平均 7.4点 / 15位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
→平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
→平均 0.9個 / 27位 (2個)
【失策数】8個 / 20位 (7.2個)
→平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】51人(0人) (16位)
【生徒数】1797人 (5位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)
敦賀気比のチーム成績・特徴
◆敦賀気比(ベンチ入りメンバー)
攻撃力が高く、北信越大会の準々決勝・準決勝は延長戦を制するなど、粘り強さもある。秋は、打率.350(10位)、1試合あたり得点8.3点(8位)を記録。県大会では、2回戦から決勝戦まで7点差で勝利。北信越大会の決勝は上田西に16-5で大勝した。投手陣は、竹松明良(2年)と上加世田(1年)の二枚看板。1年生の上加世田頼希は、U15日本代表としてアジア選手権に出場し、優勝に貢献した逸材。打撃面は、リードオフマンの東鉄心(てっしん・2年)に注目。関根学園戦では、延長10回サヨナラ打を放つ活躍。また、得点源である4番・大島正樹(2年)は、ダントツ最多の15打点を記録。関根学園戦では土壇場9回裏2死から同点タイムリーを放つなど勝負強さも光る。スポーツ6紙の評価はAが2つ、Bが4つ。投打に役者が揃い、上位進出を狙う。
【回数】5年ぶり8回目(夏の甲子園=9回)
【成績】福井大会=優勝、北信越大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=2、B=4、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .350 / 10位 (.332)
【防御率】2.20 / 19位 (2.19)
【失点数】24点 / 20位 (22.3点)
→平均 2.7点 / 20位 (2.4点)
【得点数】75点 / 11位 (67.4点)
→平均 8.3点 / 8位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
→平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
→平均 1.9個 / 12位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
→平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】52人(0人) (14位)
【生徒数】668人 (23位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)