【注目進路】サングラスをかけた伊万里高校・梶山勇人は理学療法士を目指す

サングラスをかけた伊万里高校・梶山勇人は理学療法士を目指す

彼を印象深く覚えている高校野球ファンも多いのではないだろうか。

2018年春のセンバツ高校野球で「サングラス」をつけながら試合に臨んだ21世紀枠・伊万里高校(佐賀)の梶山勇人(捕手・4番)が、春から理学療法士を目指す専門学校へ進む。西日本スポーツが特集している。

なぜサングラスをつけているのか

梶山勇人は、小学3年の時、白目の組織が黒目にかぶさってくる眼病「翼状片」を発症した。紫外線など目の刺激を受けると病気が進行するため、小学5年からサングラスをかけてプレーしている。

21世紀枠として出場した春のセンバツでは、「病気を理解してもらって、同じ病気の人を励ましたい」とサングラスをかけ、積極的にメディア対応を行った。

当時、各取材に対して「よく誤解されるから、ぜひ広めてほしいんです」と語っていた。

センバツでは大阪桐蔭の柿木蓮から2安打

センバツでは、大阪桐蔭と初戦で激突。梶山勇人は、佐賀県多久市出身の柿木蓮(日本ハム)らから2安打を放つ活躍。その後、群馬県の中学生から手紙が届いたという。目の病気を患い小学生で野球をやめたという。

「僕よりずっと重い病気の人で、プレーを見て勇気づけられたと書いてありました。うれしかった」。

センバツ後、ツイッターにも「勇気をもらった」と書き込みがあったと友達が教えてくれたという。

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梶山勇人(かじやま・ゆうと)

2000年7月1日生まれ
佐賀県伊万里市出身
伊万里小2年の時「伊万里愛球会」で野球を開始。
啓成中では軟式の野球部で捕手として2年秋に九州大会4強。
伊万里高では2年秋から4番捕手。
180センチ、75キロ。右投げ右打ち。