《試合結果》広島新庄 1x-0 上田西(延長12回サヨナラ) センバツ2021

広島新庄 vs 上田西 センバツ2021

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手

センバツ2021広島新庄 vs 上田西 の試合の見どころ・結果を特集する。

◆3月23日(火) 1回戦 [第4日目]
14:20 上田西 0-1x 広島新庄(延長12回) [見所]
 上田西|000|000|000|000=0
 広島新庄|000|000|000|001=1x

✍️試合結果コメント
広島新庄が上田西との投手戦を1x-0(延長12回サヨナラ)で制した。エース花田侑樹(2年)が先発し、7回1/3(84球)を被安打6・死四球0・奪三振6。続く、秋山恭平(2年)が4回2/3(73球)を被安打2・死四球1・奪三振6と好投した。

試合は行き詰まる投手戦となり、迎えた延長12回裏、広島新庄は2死からヒットで走者を出すと、4番・花田侑樹(2年)が外野を抜くタイムリーを放ち、決着をつけた。

敗れた上田西は、エース山口謙作(2年)が最後まで一人で投げ抜き、162球の熱投。被安打7・奪三振9・四球はわずか1と好投した。出場校No.1の打率を持つも、相手投手の前に得点を奪えなかった。両チームともに失策0の引き締まったゲームだった。



試合のみどころ

チームカラーが対照的な両校の対戦となる。高い投手力を持つ広島新庄に、強打の上田西が挑む構図か。広島新庄は、花田侑樹(2年)と秋山恭平(2年)の継投が基本で、チーム防御率1.37(7位)と守り勝つ野球が持ち味だ。また、中国大会では初戦以外は1点差の接戦を勝ち抜くなど粘り強さもある。

一方の上田西は、出場32校中で打撃力がトップクラスで、打率.408(1位)、総得点101点(2位)、平均8.4得点(7位)と、打ち勝つ野球が持ち味だ。ゲームの鍵を握りそうなのが上田西のエース左腕・山口謙作(2年)だ。北信越大会は、日本航空石川戦は3失点、星稜戦は4失点と2試合連続完投勝利。山口が登板を回避した試合は、いずれも大量失点しており、平均失点は5点(32位)とワーストを記録する。

◆主なポイント(注目選手など)
・広島新庄は、エースで4番の花田侑樹(2年)と元U15日本代表左腕の秋山恭平(2年)の継投が基本。攻撃面では、9番打者・北田大翔捕手がチーム最多10打点を記録。生徒会長を務める平田龍輝(2年)は中国大会全試合で盗塁を記録し、チームトップの打率.469を誇る。新チームは練習試合も含めて負けなしの39連勝中だ。

・上田西は、キャプテンの柳澤樹(2年)が打率.615、17打点を記録するなどチームを引っ張る。5番・飛鳥井洸(2年)は、星稜戦で2打席連続本塁打を放つなど、ラッキーボーイ的な存在だ。エースの山口謙作(2年)は、日本航空石川戦は3失点、星稜戦は4失点と2試合連続完投勝利。控え投手陣の成長が上位進出の鍵となる。



広島新庄のチーム成績・特徴

◆広島新庄(ベンチ入りメンバー)
エースで4番の花田侑樹(2年)と元U15日本代表左腕の秋山恭平(2年)の継投で、守り勝つ野球が持ち味。投手陣をリードする恐怖の9番打者・北田大翔捕手は、チーム最多10打点を叩き出す。生徒会長を務める平田龍輝(2年)は中国大会全試合で盗塁を決めたスピードスターで、チーム1位の打率.469を記録。秋のチーム成績は、打率.345(11位)、平均得点8.2点(10位)、防御率1.37(7位)、平均失点1.3点(5位)を記録し、投打に高い総合力がある。広島大会では市立呉・広陵を撃破、中国大会では初戦以外は1点差の接戦をものにするなど、粘り強さもある。新チームは練習試合も含めて負けなしの39連勝中(春の対外試合解禁前まで)。スポーツ6紙の評価はAが2つ、Bが4つ。迫田元監督の「スモールベースボール」を受け継ぎつつ、宇多村新監督とナインが聖地で旋風を巻き起こす。

【回数】2年連続3回目(夏の甲子園=2回)
【成績】広島大会=優勝、中国大会=優勝
【勝敗】10戦10勝0敗
【評価】A=2、B=4、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .345 / 11位 (.332)
【防御率】1.37 / 7位 (2.19)
【失点数】13点 / 7位 (22.3点)
 →平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】82点 / 7位 (67.4点)
 →平均 8.2点 / 10位 (7.3点)
【本塁打】2本 / 20位 (3.5本)
 →平均 0.2本 / 21位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 1.7個 / 15位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】56人(2人) (12位)
【生徒数】399人 (29位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)



上田西のチーム成績・特徴

◆上田西(ベンチ入りメンバー)
失点数はワースト圏内、攻撃力はトップクラスと両極端な特徴を持つ。両大会の決勝では、佐久長聖と敦賀気比に16失点。これが響き、秋は防御率4.18(30位)、総失点60点(32位)、1試合平均失点も5点(32位)とワースト圏に。一方の攻撃面は好調だ。打率.408(1位)、総得点101点(2位)、1試合平均得点は8.4点(7位)と、打ち勝つ野球が持ち味。北信越大会の準決勝では、絶対王者の星稜に5-4で競り勝ち、選抜当確。左腕エースの山口謙作(2年)が大黒柱で、航空石川戦は3失点、星稜戦は4失点と2試合連続完投。控え投手陣の成長が上位進出の鍵に。攻撃面は、柳澤樹主将(2年)が打率.596、17打点と得点源。5番・飛鳥井洸(2年)は、星稜戦で2打席連続本塁打を放つなど、ラッキーボーイ的な存在。

【回数】初出場(夏の甲子園=2回)
【成績】長野大会=準優勝、北信越大会=準優勝
【勝敗】12戦10勝2敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .408 / 1位 (.332)
【防御率】4.18 / 30位 (2.19)
【失点数】60点 / 32位 (22.3点)
 →平均 5点 / 32位 (2.4点)
【得点数】101点 / 2位 (67.4点)
 →平均 8.4点 / 7位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】20個 / 12位 (15.9個)
 →平均 1.7個 / 15位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】59人(4人) (9位)
【生徒数】888人 (15位)
——————————————
※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手