具志川商業 vs 八戸西 センバツ2021
センバツ2021「具志川商業 vs 八戸西」の試合の見どころ・結果を特集する。
◆3月22日(月) 1回戦 [第3日目 8時開門]
09:00 八戸西 3-8 具志川商業 [見所]
八戸西・|000|000|201|=3
具志川商|040|101|20x|=8
✍️試合結果コメント
具志川商業が21世紀対決を制し、8-3で八戸西に勝利。11安打、盗塁3と持ち前の機動力を交えた攻撃を存分に発揮した。2回裏には、ビッグイニングを作る。6番 比嘉、7番 知名、8番 上原、9番 伊波の連続タイムリーなどで一挙4点を奪い、試合を優位に進めた。エース新川俊介(2年)は7回を4安打と好投、2番手の粟國陸斗が試合をしめた。一方の八戸西は、失策4と守備に乱れが響いた。注目のエース福島蓮(2年)は、5回を投げて6安打・2四球・5失点、奪三振5。攻撃面では、最終回に1点を挙げる粘りを見せ、応援に駆けつけた3塁側アルプスを沸かせた。
試合のみどころ
”春夏初の甲子園出場”で”21世紀枠”同士の対戦。八戸西は、青森大会で準優勝、東北大会では準々決勝で花巻東に1-2で敗れて8強入り。一方の具志川商業は、沖縄大会の準決勝で興南を撃破して準優勝、九州大会では、準々決勝で準優勝した福岡大大濠に3-0で敗れて8強入り。
接戦が予想され、両エースのピッチングが勝敗を分けそうだ。”打撃力の八戸西”、”機動力の具志川商業”が、両エースをどう攻略するか注目したい。
◆主なポイント(注目選手など)
・八戸西は、身長189センチ長身右腕で、最速143キロのストレートを持つ福島蓮(2年)に注目。攻撃では、打率.543・本塁打2本・8打点を記録した4番・廣田大和(2年)がキーマンだ。NYヤンキース調のユニホームも話題となりそうだ。
・具志川商業は、沖縄大会では背番号5をつけていた最速144キロ右腕の新川俊介(2年)の成長に期待がかかる。また、脳性麻痺から車椅子でマネージャーを務める山城来(2年)が対戦相手の分析担当を務める。
具志川商業のチーム成績・特徴
◆具志川商業(ベンチ入りメンバー)
「具商から歴史を変えよう」…5年前に部員不足となった野球部を再生しようと、建設会社に務める喜舎場正太氏がコーチに就任(その後に監督)し、地元中学生を中心に進学を呼びかけた。2020年秋季沖縄大会では、準決勝で興南を撃破して準優勝。21世紀枠で春夏初の甲子園出場を決めた。主将や内外野の責任者は「役員」に任命され、責任と結果が明確化されている。秋のチーム成績は、打率.300(28位)、平均得点5.3点(29位)、防御率2.91(25位)、平均失点3.5点(27位)を記録。スポーツ6紙の評価は全てC。興南戦は3-2、九州大会初戦の東海大熊本星翔戦は4-2で競り勝つなど、ロースコアの接戦に持ち込み勝機を生み出す。キーマンは、九州大会から背番号1をつけた最速144キロの右腕・新川俊介(2年)だ。エースの成長が上位進出の鍵となる。また、脳性麻痺から車椅子でマネージャーを務める山城来(2年)は、対戦相手の分析担当を務める。セカンドの島袋大地(2年)は、地元品を販売する“2021年の具商デパートの社長”を務める。21世紀枠の最高成績である宜野座のベスト4以上を目指し、今度は具商が歴史を作る。
【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】沖縄大会=準優勝、九州大会=8強
【勝敗】8戦6勝2敗
【評価】A=0、B=0、C=6(スポーツ紙6紙)
【打率】 .300 / 28位 (.332)
【防御率】2.91 / 25位 (2.19)
【失点数】28点 / 25位 (22.3点)
→平均 3.5点 / 27位 (2.4点)
【得点数】42点 / 29位 (67.4点)
→平均 5.3点 / 29位 (7.3点)
【本塁打】1本 / 23位 (3.5本)
→平均 0.1本 / 23位 (0.4本)
【盗塁数】21個 / 10位 (15.9個)
→平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】10個 / 25位 (7.2個)
→平均 1.3個 / 30位 (0.8個)
【部員数】33人(4人) (29位)
【生徒数】549人 (25位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)
八戸西のチーム成績・特徴
◆八戸西(ベンチ入りメンバー)
身長189センチのエース福島蓮(2年)がチームの大黒柱だ。自己最速は143キロで、聖地で大台150キロを狙う。攻撃面は、打率.543、本塁打2本、8打点を記録した4番・廣田大和(2年)がキーマンだ。秋は、青森大会で準優勝、東北大会は準々決勝で花巻東に1-2で敗れて、8強。チームは、打率.352(9位)、平均得点7.4点(15位)、防御率4.22(31位)、平均失点3.7点(28位)、本塁打数4本(9位)を記録。スポーツ6紙の評価は、全てC。1975年創部の県立高校。青森県勢として、初の21世紀枠選出。交流を続ける八戸高等支援学校の生徒が手入れをしてくれるボールで日々の練習に取り組む。NYヤンキース調のユニホームで、春夏通じて初の甲子園に立つ。
【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】青森大会=準優勝、東北大会=8強
【勝敗】9戦6勝3敗
【評価】A=0、B=0、C=6(スポーツ紙6紙)
【打率】 .352 / 9位 (.332)
【防御率】4.22 / 31位 (2.19)
【失点数】33点 / 29位 (22.3点)
→平均 3.7点 / 28位 (2.4点)
【得点数】67点 / 17位 (67.4点)
→平均 7.4点 / 15位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
→平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
→平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】7個 / 16位 (7.2個)
→平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】43人(4人) (19位)
【生徒数】636人 (24位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)