明石商業 来田涼斗「恐怖のリードオフマン」
明石商業の来田涼斗(3年・主将)2020年ドラフト会議でオリックスから3位指名を受けた。入団交渉では、契約金5000万円・年俸500万円(金額は推定)・背番号38で合意。
リードオフマンの来田が打席に入ると、「キタがキタ」とついつい呟いてしまいたくなるほど、そのオーラ・存在感の強さは、スター性に溢れる。
50m5.9秒の俊足と強肩、抜群の打撃センスとパワーを併せ持ち、高校通算本塁打数は34本を誇る。
高校野球ファンの誰もが強烈な印象を刻まれているのが、2019年センバツの智辯和歌山戦の先頭打者弾とサヨナラ弾だ。
当時実況アナウンサーの名実況も記憶に新しい。
「出たーー!サヨナラホームラーン!来田のホームランに始まって、来田のホームランでこの試合が終わります。すごい2年生、来田やりました。サヨナラホームラン、明石商業、初のベスト4進出です。恐るべし、スーパー2年生 来田」
明石商業では、1年夏から3季連続で甲子園に出場し、9試合で打率.371、3本塁打、9打点を記録。センバツでは2本塁打、甲子園通算では合計「3本塁打」を放っている。
兄の背中を追って1年生からレギュラーで活躍
小学時代には「オリックスJr」でプレー、長坂中では「神戸ドラゴンズ」で中学2年夏に全国優勝を果たしている。
高校進学にあたり「明石商業」を選んだのには兄の存在がある。来田渉悟さん(日体大へ進学)の最後の夏、兵庫県大会の決勝での敗退を見届け、「兄ちゃん、俺、明商行くわ」と宣言したという。
その後、明石商業へ入学。狭間監督いわく、入学前には県内外の「48校から誘いが来た」という。
入学当時、明石商業の野球部員は129人。この大所帯の中で、1年春から1番を任されてきた。当時、狭間善徳監督は「1年生から1番はなかなかいない。将来のある子。経験を積んでくれたら。足も速い」と期待をかけていた。
来田涼斗(明石商業)プロフィール・出身・経歴
読み方:きたりょうと
誕生日:2002年10月16日
50mタイム:5.9秒
出身中学:神戸市立長坂中学校
所属チーム:神戸ドラゴンズ
趣味:音楽鑑賞
好きな野球選手:柳田悠岐
好きな球団:日本ハム
将来の夢:プロ野球選手
好きな食べ物:カレーライス
苦手な食べ物:トマト
好きなタレント:有田哲平
ニックネーム:りょーと
オリックス ドラフト会議2020年
[順位・背番号・名前・契約金/年俸・守備・出身]
1位 山下舜平大 8000万/700万(投・福大大濠)背番号12
2位 元謙太 6000万/650万(外・中京)背番号27
3位 来田涼斗 5000万/500万(外・明石商)背番号38
4位 中川颯 5000万/900万(投・立大)背番号37
5位 中川拓真 3000万/450万(捕・豊橋中央)背番号62
6位 阿部翔太 2500万/880万(投・日本生命)背番号45
————育成———————————–
1位 川瀬堅斗 300万/240万(投・大分商)背番号011
2位 辻垣高良 300万/240万(投・学法福島)背番号012
3位 宇田川優希 300万/240万(投・仙台大)背番号013
4位 釣寿生 300万/240万(捕・京都国際高)背番号014
5位 佐野如一 300万/240万(外・仙台大)背番号015
6位 古長拓 300万/240万(内・BC福島)背番号016