【プロフィール】愛知啓成 野球部新監督に中村好治氏、三重高校で甲子園準優勝

愛知啓成 野球部新監督に中村好治氏、三重高校で甲子園準優勝

愛知・愛知啓成の新野球部監督に、元三重高校監督の中村好治氏が2019春に就任する。中村氏は、14年夏の甲子園で三重高校の指揮をとり、準優勝に導いた名将。

愛知啓成が不祥事で揺れた2018年

愛知啓成では、2018年秋、監督・副部長・コーチによる部内暴力、部内暴言、部内ハラスメントがあり、最大1~2年の謹慎処分が下されている。

監督が練習中、バットのグリップで部員の頭を叩いたほか、日常的に「バカ」「消えろ」などの暴言を吐いていたという。

また、25歳の副部長もノックの際のボールの渡し方が悪かったとして部員にボールをぶつけるなどしたほか、野球部の寮で暴力を振るっていたことが発覚した。

白羽の矢がやったのが中村好治氏だ。02年夏には、日章学園(宮崎)を春夏通じて甲子園初出場に導き、三重高校時代の14年夏は準優勝。三重中京大の監督としても全日本大学選手権、明治神宮大会に出場し、楽天のエースとして活躍する則本を育てたことで知られる。


中村好治(なかむら・よしはる)経歴

1954(昭和29)年2月24日生まれ、大阪府出身の64歳。浪商(現大体大浪商)-専大から鐘淵化学に入社。神戸製鋼に移籍し、39歳までプレーした。指導者として田村コピー、日章学園高で監督を務め、2006年から三重中京大のコーチ、監督を歴任。14年4月に三重高の監督となり、同年夏の甲子園で準優勝に導いた。17年夏で退任し、総監督に就いた。

愛知啓成高校の概略

1927(昭和2)年に稲沢高等女学校として創立。2001年に男女共学となり、稲沢女子から現校名に変更した。野球部は01年創部。06年のセンバツに初出場し、1回戦で金沢桜丘にサヨナラ勝利。2回戦で前田健太(ドジャース)を擁するPL学園に惜敗した。夏の甲子園は出場なし。OBに森越祐人(阪神)ら。

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